金額は、16億5000万ドル(1914億円)と 土曜日の噂より5000万ドル(580億円)跳ね上がっています。これはGoogleの過去8年の歴史の中で、「最も高い買い物」ですが、ウォールストリートは大喜びで、Googleの株価は、 8.50ドル(2%)もアップして、終値429ドル(この株価を見るたびに、いつも驚きます。信じられないぐらい高い!)と、跳ね上がっています。
SF Chronicleの記事に寄れば、「Online Video Revolution(オンラインヴィデオ革命)」の最中の今、Googleのこのモメンタムを活かしたすばやい動きは、Yahooをますます遅れたメディア企業に見せて、さらにYahooが現在交渉中といわれているFacebookの買収を促進させると指摘しています。
YouTubeは、そのブランド名とChad HurleyとSteve Chenの創設者2人、社員67名はキープされるということで、Googleの豊富なテクノロジーリソースを活かして、ネクストジェネレーションのプラットフォームとして、ビジネスモデルを構築できるようです。同時に発表されたUniversal Music Group, CBS Corp. Sony BMG Music Entertainmentとのパートナーシップは、先月Warner Music Group と締結した合意と同様で、大手音楽レーベルと著作権問題をテクノロジーでクリアしながら、広告付きのミュージッククリップのポスティングで、広告利益をシェアするようです。
YouTubeを狙っていたほかの企業(Microsoft、Yahoo、Viacom, News Corp)は今頃歯噛みしていると思いますが、YouTubeの相手は、Googleが一番自然で納得できる組み合わせのような気がしますし、4人の若い創設者たちは、企業文化やビジネスのゴールでも、ケミストリが合うことを、Blink*したのではないでしょうか?
私の大好きな言葉「モメンタム」、これが米国のビジネスにおいて、本当に重要です。これなしで、米国ビジネスは語れません。
*Blink: Malcolm Gladwellのベストセラー。最近、私たちの間では、ブリンクを動詞や名詞として、日常会話で使っています。著者の説明です。
「It's a book about rapid cognition, about the kind of thinking that happens in a blink of an eye.」 「"Blink" is a book about those two seconds, because I think those instant conclusions that we reach are really powerful and really important and, occasionally, really good.」