安倍さんの報道写真は、これに限らず常に「悲しげ、不安げ、目の下の隈の目立つ、疲れた表情」が多く、彼にはメディアトレーニング(パブリックに現れる時の話し方や表情の訓練)がなされているのか?またスタイリストはそばにいないのか(ついていれば、少なくとも隈を隠すカムフラージュメークアップができるはず)?という疑問がわきます。
ミーティングがスムーズに行くように、計算されたヤラセ発言を事前に用意して、5000円を参加者に渡して、「国民の声を聞く」ために「タウンミーティング」を実施する、これってどこかで見たことがあると思い、考えました。そうです、これは昔の日本の株主総会の姿と同じです。株主総会の開始前に、総務部長が総会屋に事前に金を渡して、異議を挟みそうな株主の発言を押えて、総会屋が株主総会を、丸く治めてしまう。絵柄はほとんど同じです。
こちらでは「Staging」と言い方で報道されていましたが、彼は小泉政権下で、官房長官だったから、当然この「やらせタウンミーティング」に関しては、'同情の余地はありません。しかし、こうした「ヤラセ」がどうして、6年間も続けられたのか?また、このミーティングの費用の大きさです。以下は、検索して見つけた金額です。
- 平成13年度は電通が請け負って、48回実施して、およそ9億4000万円、1回の開催費用は平均1956万円。
- 平成15年12月から18年の9月までに8回開催、これは朝日広告社が請け負って、6725万円の開催費用、平均961万円。
私も「ウォールマートのヤラセブログ(Flog = Fake Blog)事件をコラムやブログで書きましたが、この手の「ヤラセ」は、常に手法が稚拙で、「とても信じられない」というのが、いつも事件が発覚した後の、私の感想です。