48歳から49歳となるというのは、ほとんど変化を感じません。多分、来年の50歳の時には、大台に乗るので、何か感じるでしょうが。
夫からは、有名なMyerchinのセーリング用の大きなナイフをプレゼントされました。
ナイフの人口象牙の柄には、私の好きな海がめの親子のScrimshawが彫られており、さらに「San Francisco to Hawaii 2005」という、今年の記念すべき太平洋半分横断のセーリングの記念の文字も彫られていました。夫は、この海がめの親子のイラストをWeb上で見つけて、Pete Driscollというアーティストにコンタクトして、海がめの親子と文章を彫るように、依頼してくれました。マウイで潜った時に、出会った片足の海がめとの、アイコンタクトを思い出す、素敵なイラストです。
私は、今年は家を買ったので、一切のプレゼントはいらないと思っていたので、この思いもよらないプレゼントには、大いに感激しました。
夫は、思ったより大きくて重いので、私がこれを身に着けて、セーリングをして、海に落ちた場合、このナイフが重石となって、浮かび上がってこないかもしれないと、深刻な表情で説明していました。
マウイに到着する前夜、雨と強風の深夜3時頃、マストが折れた時、真っ先にキャプテンは、「俺のナイフを持って来い」と叫んだのを思い出します。マストや セールやらいろんな機材が、海に向かって宙ぶらりんのぶら下がっていて、船体に穴を開ける危険性があり、キャプテンが大きなナイフやカッターで、必死に カットしている姿は、まさに生死を賭けたアドベンチャーで、あったと、いまさらながらに実感します。
こんな大きなナイフを誕生日プレゼントにもらって喜ぶ女性は少ないと、思いますが、私のナイフは太平洋の海につながる、ロマンティックなメモリです。