- 5日間も大自然の中にいたせいか、今でもリズムがオフビート。荒野を走りながらサテライトラジオSiriusでNPRを聴いていたから、ゴアの離婚ショックやジョブズのiPhone紹介、州知事プライマリー選挙など情報は耳に入っていた。ただ物理的な距離感が大きすぎて何か情報がぴんとこなかった
- カリフォルニアのモハビ砂漠、ネバダ、ユタ、アリゾナと、ちょっと荒野に足を踏み入れると、シグナルが届かず、ネット接続はできない。iPhoneのGPS機能を使ってルートを検索したけど、道の指示が変だった。オンラインに頼れるのはシティ界隈。大自然に入る時にハードコピーの地図はマル必。
- 人間の感覚とは摩訶不思議。普段はすっかり退化している感覚が、自然の中に自分を浸すことによって鋭敏になる。突然「色即是空」という言葉を思い出した。全てカタチあるものや現象(色)はそれ自体では存在せず、互いに依存する関係の上に成り立っている。人と人、人と自然、みんな縁でつながっている
- ネバダのフリーウエイを走って唯一、おやと思ったのが何マイルかごとに立っていたZapposの広告。オフラインで、本社のあるネバダのコミュニティを、オーセンティックなやり方で、さり気なくCareしているのがZapposらしい。荒野のフリーウエイに点々と立つビルボードは、実にいい。
- 家族のreuion参加のために、カリフォルニア、ネバダ、ユタ、アリゾナの4州を駆け抜けて昨晩我が家のある島に帰宅。合計走行距離1905マイル(3033km)、高低差は海抜ゼロの島から9000フィート(2743m)のグランドキャニオンまで足を伸ばしたのでかなりバーティカル。気分はまだ車の中状態
- 宿泊したのはユタのSt. George。アリゾナとネバダの州境に近い古い歴史のある街。ただし、気温は夜でも華氏104度(摂氏40度)で、これから夏になると大気中にヒートウエーブが見えるとの事。湿度がないので何とか耐えられるけど、肌を刺す太陽は厳しい。水がいかに重要か身にしみる。
- 黒のコンバーティブルのマスタングをレンタカーしたので、アリゾナの荒野を疾駆している最中、黒の野生馬をイメージして、思わずiPhoneからTweetしたしけど、シグナルが届かず、「グランドキャニオンなう」はできなかった。広大な米国でネット接続のユキビタス状態を構築するのは中々難しい