アメリカに移住して以来、すっかりこうした習慣が身について、ディスカウントの可能性のあるものは何でも、とにかくに店の人に尋ねることにしています。日本で買い物する時もこの癖が抜けず、デパートで、気に入ったジュエリーがあり、イヤリングとネックレスの両方を買うからディスカウントしてと尋ねたら、公に出来ないけれども、私がそのデパートの会員のディスカウントクーポンを持参したということにして、結果20%引いてくれました。日本の知人たちは、このエピソードを聞いて、あきれていましたが、こうしたディールは言ったもん勝ちだと思います。デパートの店員も、結果かなりの金額の売り上げが立てられたのですから、「Win-Win」といえます。
今日のブログのポイントは、別に日本のデパートとのディールメーキングの話ではなく、「健康管理」というテーマについてです。日本でも「Metabolic(メタボリック)」という言葉が一般的になってきて、「メタボリックシンドローム」の話が日常化しているようですが、確かに運動不足と不適切な食餌は、こうしたライフスタイルによる疾患が発生します。今日は我が家のスポーツと食餌についてエントリします。
スポーツ:我が家は、夫も私もセーリングが大好きですが、これは有酸素運動にはなりにくいスポーツなので、2人ともおのおの最も好きな有酸素運動を定期的に行なっています。夫は朝晩往復で10マイル(16km)の自転車通勤、週末は地元の自転車クラブ「Team Alameda」のメンバーとともに、30-60マイル(48-97km)ぐらいは自転車で走り回っています。ちょうど今はツールドフランスのレースの真っ最中で、彼はピレネー山脈をかけ登る気持ちで、Oakland Hillを必死にかけ登っているようです。私は、週末はJazzercise(ジャズザサイズ:音楽を使ってエアロビクスやウエイトトレーニングする)と同じく自転車ですが、メンバーではないので夫のようにツーリングには参加しませんが、フラットなAlamedaの島を20マイル(32km)ぐらい走ります。自転車の楽しみは、「子供の頃に戻ったような気分で、心と身体が軽くなって、自由を味わえる」ところにあり、エコロジカルに街並みや自然を風を切りながら楽しめる点にあります。
またサイクリストたちは、ファッションにうるさく、機能的でファッショナブルなものにこだわっているので、夫は、自転車や関連の部品、ユニフォーム、シューズ、ヘルメットなどに、今もの凄く凝って、かなりのお金を投資しています。またサイクリストたちは、1パウンドでも自転車を軽くするために何百ドル、何千ドルもお金を使うので、自分の体重を落とすことも非常に熱心です。
夫に言わせると、自転車は
「エンジニアリング+アート」=「エコロジカル&ヘルシーライフスタイル」
という図式です。彼は若い頃から自転車が大好きで、やせていた頃は、Marin Headlandsのような丘の上り下りを熱心していたのぐらいで、今は体重を落とすという健康管理の面で、重要性が増してきているので、これは本当に良い趣味だと思っています。
食餌:もうかれこれ7年ぐらいLow Carb(低炭水化物)を心がけています。自宅では「パン、ライス、ヌードル、パスタ」といった炭水化物は取らず、野菜(ポテトのような炭水化物はなし)果物(ストロベリー、ブルーベリー、ブラックベリーのような炭水化物が低いものだけ)、シーフード、肉、チーズ、卵、といったものが主体です。砂糖は一切使わず、糖分はワインとフルーツに入っているものぐらいです。米国に移住した時は、他の人と同様にポテトやブレッドを食べていて、かなり体重が増えてびっくりしたのを覚えています。今は、夫とともども、Low(低い)あるいは Medium(中ぐらい)の炭水化物の摂取で、一定の体重を維持しています。外食と日本出張の時は、Low Carbはあきらめています。
健康管理:昨日のParade.comによれば、50歳以上の人が、ジョギング、水泳、バイキング(自転車)といった有酸素運動を定期的に行って、心肺機能を14%向上させると、「頭脳の機能の向上」」につながるという記事を読んで、思わず夫に大声で、「Let's go to ride!」と叫びました。年齢とともに、ますます健康の自己管理を実感していますが、昨日買ったモニターは、かなりの優れものです。夫はすでに半年ぐらい前から健康管理のウエブサイトに自分の体重を入力して、自身の体重の増減のトレンドを把握しているので、今後は体脂肪そのほかの身体成分の質量をしっかりエントリするようです。肉体と精神は呼応しています。このバランスをきちんと取らないと、人間は病気になります。頭脳の衰えを防ぐためにも、運動はがんばって続けないとダメです。それも好きな運動を、定期的に継続して、長期的に行なうことが大事です。「好きこそ物の上手なれ」という言葉のとおりです。
メタボリック年齢:ちなみに、私の身体成分(脂肪、水分、筋肉、骨)は、「InnerScan」で量ってみたら、すべての項目が「健康」ということでした。最も驚いたのはMetabolic Age(メタボリック年齢)*です。何と「27歳」と出たので、これにはさすがにびっくりしました。昔から異常に新陳代謝が良く、有酸素運動をするとすぐに汗が出てくる私ですが、この数字は最初間違いかと思ったくらいです。ちなみに、今日のメタボリック年齢は、「29歳」でした。これから毎日このメタボリック年齢を量りますが、この数字をトラックダウンして、私の肉体年齢はどういうトレンドを描くか長期的に計測してゆきたいと思います。確かに私は昔から「気は若い」方ですが、どうやら肉体はもっと若いみたいです。
* Metabolic age :私の年齢グループの間における、Basal Metabolic RateとBasal Metabolic Rateの平均から割り出す年齢です。多分アメリカ人の51歳の女性グループから割り出しているので、異常に若いメタボリック年齢になっているのかもしれません。