JaMの過去10年の歩みは、まさにインターネットを中心にしたコミュニケーションのパラダイムシフトと呼応しており、ビジネス&マーケティングのエクササイズは大きく変わりました。自分も含めて、ごく普通に生きる人たちの影響力は「つながる」ことによって大きくなり、今まさにその面白さを消費者が満喫している時です。常にユーザ目線でビジネス&マーケティングを捉えるのが弊社の強みです。これからの10年も日米間で生きる人間の経験&ナレッジを生かしつつ努力していきたいと思います。変わらぬご厚情をいただければと思っています。よろしくお願いします。
ご報告:2011年10月期開催のad:tech tokyoのアドバイザリーボードメンバーに選ばれました。2009年東京、2010年SF & 東京と3回連続、ad:techには登壇していますが、メンバー就任によって、より良いお手伝いができればと思っています。またそれに先立ち、2/21-3/18まで日本出張します。普段にお目にかかれない方とのF2Fのミーティングの機会ですので、お気軽にご相談ください。 1998年にスタートしたJaM Japan Marketing は、2000年1月にLLCに組織変更して、はや10周年を迎えました。改めてこの10年を支えていただいた方々にお礼を申し上げます。ありがとうございました。
JaMの過去10年の歩みは、まさにインターネットを中心にしたコミュニケーションのパラダイムシフトと呼応しており、ビジネス&マーケティングのエクササイズは大きく変わりました。自分も含めて、ごく普通に生きる人たちの影響力は「つながる」ことによって大きくなり、今まさにその面白さを消費者が満喫している時です。常にユーザ目線でビジネス&マーケティングを捉えるのが弊社の強みです。これからの10年も日米間で生きる人間の経験&ナレッジを生かしつつ努力していきたいと思います。変わらぬご厚情をいただければと思っています。よろしくお願いします。 先週末日本に到着しました。APEC開催で警備強化されている横浜滞在のために、昨日は住民確認カードを登録して、尋問を受けた際に不審な訪問者でないことを証明できる準備を整えました。「政治におけるマーケティングとコミュニケーションのインタビュー」があり、急いでインターコンチネンタルホテルに向かう道すがら、いきなり信号で10分近く待たされたのには驚きました。一緒に待っていた年配の女性がもう待ってないと赤信号を無視して横断歩道を歩き出したので、私も彼女をフォロー。彼女曰く住民生活を無視した警戒態勢が腹立たしいとこぼしていました。福島県、福岡県、北海道など県外の警官が多く、観光客が警官に道を聞いても答えれないようでした。
さてさてあさってから「ad:tech tokyo」が開催されますが、私も2日間会場のホテルに宿泊して、ウロウロしていますので、お気軽にお声をおかけください。 明日(10月27日)は午後20時から、八十住孝さん(@cohada)と新井庸志さん(@yasushiarai)と対談します。このUst対談は「業界のキーマン、社長に聞く!」というシリーズで、八十住さんからTweetのラブコールで実現したものです。台本もなく、3人でいろんなことをおしゃべりして、ライブの質問を受け付けるということで、ナンだか破天荒なやり取りになりそうです。私の初のUstreamで放映される対談を是非お見逃しなく。 最後のシーン、facebookのCEOのザッカーバーグを演じるJesse Eisenbergが、映画の冒頭でふられたガールフレンドに「フレンドになって欲しい」というfacebookからのメールを送信するシーンを見て、この映画はまさに「人とのソーシャル」とは何を意味するのかをマジに問う映画で、言ってみれば「青春物語」なんだと実感しました。 映画のブログなので、あまりストーリーを話すとこれから見る人が興ざめしちゃうので、言いませんが、良くも悪くも映画のザッカーバーグはコンピューティングのギークとして、好きな女の子とのデートでもまともに『人間の言葉』で語り合うことができず、人とのソーシャルが全然できない人間として描かれています。ほとんど表情を見せない顔の中で「真っ赤なルージュ」を塗ったような唇から出てくる言葉は、まるでマシーンがしゃべるような速さで相手の感情を無視して、独特の論理と整合性でしゃべり続けます。その速さは私のようなネイティブスピーカーではない人間には、おっつかない速さで、字幕が必要なくらいです。 ただし、映画はこの世界最年少のお金持ちが、どのようにしてこのビジネスアイディアを思いつき、それをビジネス化するためにハーバード内の友人たちとどのようにやりあい、その後ドットコムブーム時を思い出させるシリコンバレーの世界に落ちてくる過程を見事に描ききっています。私のような西海岸に住んでいる人間がうっかり忘れてしまう東海岸のハーバードのエスタブリッシュされたクラスの独特な文化、エンジェルインベスターやVCがお金の意味も分からない子供たちを手玉に取る手練手管、私もドットコムバブル期にそうした人たちと大いに関わりあったので十分リアリティを感じました。また、終始中心テーマとなる『裏切り』は人間関係でモットも憎まれる行動ですが、これを踏み台にしてfacebookが誕生していくのが、何ともアイロニカルで、私は思わずにやりと笑ってしまいました。 今では当たり前になった「ソーシャル=人と人との関係づくり」を、平気でパブリッシュしちゃう、ソーシャルネットワーキングは、言ってみれば、大学のドームで生まれた21世紀のフランケンシュタインみたいなものです。それが意図するしないに限らず、すでに人々のコミュニケーションのインフラとして機能している以上、その社会的責任は大学生の遊びではすみません。まあ、そんな現実のfacebookのことは横に置いといて、映画の中の役者たちはいい演技をしていて、カメラワークや音声も含めて、面白い映画に仕上がっています。 シリコンバレーのfacebookの本社では映画館を借り切って、社員200名と一緒に映画を見たようですが、本物のザッカーバーグも決して映画の主人公を嫌わないのではと思います。少なくとも、映画を見終わった私は、彼をちょっと好きになりました。この映画は賞を取ることを予感される、面白い映画、それが今日の結論です。 昨日公開となったfacebook誕生を題材にしたフィクション映画「The Social Network」を見てきました。映画を見終わった後の第一印象は「えっ、もう終わり」というほど面白いドラマだったこと。さらに映画が終わった瞬間、劇場内のお客さんがみんな思わず拍手するほど、大いにエンジョイできた良い映画であったことを、まず報告します。
会場はどのセッションも熱気ムンムンで、立ち見の方も出るほど。オーディエンスの関心は午後の笠原社長による「mixiの新プラットフォームの発表」で、私も控え室でUstで見ていましたが、スタートが遅れて、随分BGMだけを聞かされたせいか、Ustのコメントも「もうこの音楽覚えちゃった」という声も聞こえるほどでした。笠原社長の発表の詳細はいろんなところで報じられていますが、私の印象は「外に向かうmixi」といった感じ。「内向きさ」を指摘され続けたmixiの心意気を感じました。提携先として、中国のSNSの最大手のRenren、韓国最大手のCyworldをあげて、国内ではYahoo!、楽天、モバゲータウン、はてな、などが「mixiチェック」を導入するということで、オープンになっていく基本方針をガツーンと明示したと思います。当日モデレータを努めた、TechWaveの湯川さんがまとめていますが、「蛇足」と称した湯川さんの分析の中で、「~ミクシィのエンジニア、営業、すべての従業員が力を合わせてmixiのソーシャルグラフの活性化により努力しなければならない。日本の大半の情報、モノ、カネがmixiのソーシャルグラフを行き来し、それ以外の場所では、情報、モノ、カネはほとんど動かない、というレベルにまでもっていくことができれば、どの会社もより積極的にミクシィと連携しようとするだろう」という指摘は、みんなきっちり理解すべきだと思います。
私のパネルディスカッションは、この発表に押されて、30分遅れて、17時予定が17時半からスタート。パネリストの佐々木さんが次の予定があって、18時10分ごろまでしかいられないということで、波乱万丈の幕開けでした。皆さんの自己紹介を兼ねたSNSやソーシャルメディアのご意見が一巡して、すでに時計は18時近く。米国では50歳から64歳のネットユーザの47%がSNSを普通にユーティリティとして使っているというトピックスを、ディスカッションし終わった頃、残念ながら佐々木さんが退席されました。佐々木さん不在ながらも、「ソーシャルメディアの三天王(江端さん、長澤さん、横山さん)は私の投げる球を緩急自在に受け止めていただいて、無事に終了しました。内心しゃべりすぎたかなと冷や冷やしていましたが、「ファシリテイトが男前で惚れる」という私の本質を突いたコメント(笑い)もあり、オーデェンスの方には喜ばれたようです。 米国では、すでにCLO(Chief Listening Officer)、CPO(Chief People Officer)、CCEO(Chief Consumer-Engagement Officer)といった、ユーザとのコミュニケーション注力する責任者が経営レベルに存在します。これは、従来のマーケティングや広報、セールス、カスタマーサービスといった縦割りの担当者レベルでは、ソーシャルメディア及び様々なタッチポイントにおける、ユーザとのエンゲージメントに対応できないという危機感から発生した考えです。ソーシャルメディアを活用してマーケティングする場合、こういった企業側の全社的で長期的な取り組みと、さらにそれを支えるコミュニケーション戦略のアーキテクトとしての役割がマーケティング会社に求められています。ディスカッションでも、それはすでに皆さんが十分実感していることで、実現へのトライアンドエラーがこれから急務だと言われていました。 ユーザがすでにソーシャルメディアを大いに活用して、その影響力を駆使してエンジョイしている以上、企業もそこに行くべきです。また、コミュニケーションのプロのマーケティング会社も企業のパートナーとして、積極的にイノベイティブな戦略開発及び実行していくべきです。米国では「習うより慣れろ」っていう感じで、「走りながら考えて」います。日本もそれはできるはずですし、mixiの動きに代表されるように、どんどんこうした考えに基づく流れは広がっていく、それを実感したコンファレンスでした。 たった今、日経ネットマーケティング「米国ネットマーケティング茶話」の最新コラムを、編集部に送りました。ネットマーケティングのサイトが8月末にクローズドになるので、これがコラムの最後となります。内容はFacebookの最新の位置情報サービス「Places」、さらにFacebookがスタートした「Likeボタン」の持つ意味など、「世界がFacebook化」することをちょっと考えコラムです。原稿をメールで送った途端、Googleの「Realtime Search」がアップグレイドされて、ソーシャルメディア内の情報まで検索できる機能を発表されて、あわてて送った原稿を書き直しました。毎日がもぐら叩き状態で、新らしい情報がボコボコでてくるサンフランシスコ・シリコンバレーは、良くも悪く刺激的です。コラムは公開されたら、またエントリしますが、来週にはアップされると思います。
今週は突然猛暑がベイエリアを襲い、暑さと蚊(普段エアコンが必要いので家には扇風機しかなく、窓を開けて寝るため)に悩まされながら、原稿書きに勤しんでいたら、ミクシーの笠原社長から突然メールがありました。 「9/10のMixi Meetup 2010でソーシャルメディアに関するパネルディスカッションをやるので、モデレータをお願いします」という依頼です。9月は他の原稿、調査レポートなど、米国で執筆にフォーカスする予定でしたが、興味深いパネリストのパネルなので、急遽日本行きを決めました(短期間滞在のとんぼ帰り)。下記はそのコンファレンスと私がモデレートするパネルの内容です。 パネルAテーマ「ソーシャル X マーケティング」:「ソーシャル」の本格的な到来によってマーケティングがどう変わっていくのか? ソーシャルマーケティングの真髄は何か、なにがそんなにすごいのか、未来はどうなのか? 日本のソーシャルマーケティングの四天王を迎え、徹底討論します。 パネリスト:
パネリストは「四天王」と呼ばれる錚々たる方なので、どこまで皆さんの意見がうまく絡み合えるように、ナビゲーションできるかは、ステージに上がらないと何とも言えません。でも、私なりの工夫で面白いディスカッションになるように、モデレートしていきたいと思います。おしゃべりな私なので、どこまで自分の口を封じるかが、最もチャンレンジなところでもあります。 すでに3000人以上の申し込みで、抽選状態のようですが、「おみくじ」が当たるかもという感覚で、応募されることをお薦めします(笑)。当たれば「大吉」まちがいなしです。 1ヶ月も日本に滞在して、米国に戻って早1週間、やっと落ち着いてきました。日本出張のフォローアップや不在中の事務処理は仕事&プライベートの両方で、山積でした。 85年前に建築された家に、またしても修理しなければならない箇所を見つけて、ぐったり。明日はその修理箇所のInspectionの人が来ます。自宅の中も、私の眼から見るとかなり汚れており(私のスタンダードはかなり高い。笑)、真っ先に大掃除を開始。フロントヤードとバックヤードの草むしりや水撒き、プラントの手入れなどフィジカリーにしなければならないことに追われていました。それでも徐々に綺麗になってきたので、やっと我が家の良さをエンジョイし始めています。SFベイエリアは、例年になくクールな夏で、夏ぽくないとみんなぼやいていますが、私はハッピー。日本の暑さと湿度からの開放は、こんなに身体を軽くするのかと思い、早速自転車で島を18マイル(29km)ほど駆け抜けました。空は青く、ベイには白波が立ち、セールボートが気持ちよさげにタッキングやジャイブを繰り返しているのを見て、帰ってきたことが実感できました。 言い訳のないほどのブログレスは、日本滞在中に8回もおしゃべりをして、その間ミーティングやら地方出張やらと多忙を極めて結果です。また、Twitterの簡易さと速さ、さらにおしゃべりの楽しさに心を奪われて、ブログを面倒くさいと思ってしまったというのが、正直な気持ちです。「水は低きに流れる」と言うとおり、人は簡単さに流されやすいと、自戒しています。 今回は「どっと混む福井(福井インターネット通販研究会)」のお招きで、福井でお話をする機会がありました。みなさんすでにTwitterまでは十分に使いこなしていられましたが、Facebookにはまだ至っておらず、私の話の後で、Inspireされたのか、すぐにFacebookアカウントを取得してFBを始めたそうです。皆さん、非常に熱心で色んな質問が飛び交い、今、福井は「Facebookブームです」というご連絡がありました。 私は日本海に近い旅館「越前満月」に泊まり、福井のお魚とお酒(黒龍がお薦め)、夏祭りを同時に満喫しました。以下は、福井の思い出の写真です。「きゅうりの1漬け200円」に驚きましたが、一番嬉しかったのは、金魚すくいで7匹掬ったこと。もちろんキャッチアンドリリースでしたが、昔から金魚すくいには自信があり、その腕が落ちていないことが証明できて、大ハッピーでした(コツは、皆さんご存知のように、酸素をとる為に水面近くにきた金魚を、水槽の壁を生かしながら、手のひらを返して、紙が破れないように薄い角度でさっと掬うこと)。 日本のCountry sideは、歴史的にも古い色々な伝承があり、いつも私は興奮します。水が豊かな福井には「九頭竜川」という名前の川があり、1500年以上前に、継体天皇が皇子の頃、氾濫の続くこの地域を治水したという逸話があり、ロマンを掻き立てます。 お米、お酒が美味しい、水と緑の豊かな福井の自然は素晴らしく、さらに「福井の夏は暑く、人も熱い」、本当に良いところです。 先週「突然、時間ありますか?」と電話があり、取材された日経産業新聞の記事が掲載されました。日経産業がシリーズで取り上げるソーシャルメディア関連の記事で、今回の来日時の講演やミーティングで、毎回皆さんにお話ししている内容をご説明しました。1人の記者の方は以前からよく知ってる方で、私への取材もありますが、弊社のJaM Media Sessionにも気軽に参加されて意見交換をしている方。もう1人の方は最近シリコンバレーから日本に戻ったということで、iPadは日本語だと英語より打ち込むのに時間がかかるからと、日本語の会話を英語でサラサラ打ち込むというクールなバイリンガルの方でした。
以下の内容を聞かれましたが、米国内でのFacebookの利用が70%を超えて、オンラインにおける電話のようなインフラ的存在となり、世代を超えて使っているので、それに伴い企業が人が集まるフェースブックにいくのは必須であるということと、さらに世界では人と人のつながりで情報を共有する「Facebbook化」が始まっているなど、いろんなことをお話しました。
休日の朝で、横浜の青い水をたたえたベイを見ながらインタビューされたせいか、リラックスしてとっても気持ちが良く、お二人の当意即妙な突っ込みも楽しく、エンジョイしました。是非詳細は記事を読んでいただければと思います。 私の出番は夕方の16時半から17時半でしたが、午前中から興味のあるテーマが語られるということで、午前10時会場に入り、午後18時の終了まで、じっくり拝聴しました。合計4人の1時間ずつの講演を拝見しましたが、普段あまり実感レベルで理解できていない仮想空間の『アメーバピグ』が、興味深く、サイバーエージェントの武石幸之助さんのお話で、なぜ1年で会員300万人突破がで来たのかが、理解できました。いかにも「Land of Cutie」の日本市場に受けるかわいらしさを前面に打ち出したアバターは、米国のセカンドライフのキャラとは全然異なる日本独自の世界で、ちょっと子供向けのClub PenguinやFacebookで大人気となったFarmVilleを連想しました。アメーバピグは、仮想空間で自分のアバターを使って他のユーザとリアルタイムの会話やソーシャルを楽しむもので、Twitter的なノリとソーシャルゲームの面白さが加味されていて、若い子達が楽しんでいるのが感じられます。 自分の講演に関しては、出番前にかなり時間があり、何かパドックに早めに入ったホースのような気分で、気合が充実しすぎて、講演が始まった瞬間から爆走状態で、一気にしゃべくってしまいました。皆さんは面白かったとおしゃっていただき、ほっとしています。私の講演のポイントも然りですが、今、人々はソーシャルネットワークの中で、以下のような様々なモーメント(瞬間)をリアルタイムで共有したがっています。
今、多く人たちは、楽しいこと、愉快なこと、驚きや納得、価値あること、自分の関心に近いことを、仲間と共有したいと思っています。そんな人々の共有への欲求を、サポートする、あるいは簡単にそれがディストリビュートできる仕組みやプラットフォームを提供し、人々がブランドとエンゲージできるような道筋をつけていく、それがマーケターの仕事です。Facebookの「Likeボタン」に象徴されるように、人が人へ影響するチカラは非常に高まっており、そうしたチカラを持つ消費者の1人1人がソーシャルメディアの中で益々大きなヴォイスを持ち始めています。 『Likeの時代』では、主役はユーザです。彼らはすでにファンなので、彼らをファンから「ブランドのAdvocate(アドボケイト:支持者・擁護者)」にするために、お金だけではなく、アタマとココロを思いきり使う、それが非常に大切だと実感しています。 7月27日(火)「第6回JaM Media Session in Tokyo」を開催します。先日のサッカーのワールドカップで見られるように、世界中の人たちはTwitterやFacebookといったソーシャルメディアを使って、ライブでその瞬間を共有し、会話を交わし、エンジョイしています。日本でのTwitterの利用率(アクティブインターネットユーザに占める割合)は16%で米国の10%を上回るほど広がりが生まれ、米国では6月のFacebookの利用者がネットユーザの71%を占めるほど、オンラインのユーティリティとしての地位が確立しています。そんなオンラインのOSともいうべきFacebookを中心に、ソーシャルメディアにおいてマーケターがいかなるマーケティング活動をして、ユーザとブランドエンゲージメントを構築しているのか?または構築すべきなのか?そういった観点で、皆さんとおしゃべりをしたいと思います。ぜひご参加ください。
JaM Japan Marketing主催「第6回JaM Media Session in Tokyo」:米国最新マーケティング事情-オンラインのOSとなりつつあるソーシャルメディアを通じてマーケターはどのようにブランドエンゲージメントを構築しているのか?待たすべきなのか?
今朝は、「Twitterのフォロー数とフォロワー数がいきなりゼロと表示される」という事件がおきて、みんなかなりあわてていた様子です。事件の流れはGizmodoでご覧になれますが、強制的に好きなユーザをフォローさせてしまうというバグがでて、多くの人たちがそのユーザ名(accept)を使い、大混乱が生じて、結果Twitterが一時的にすべてのフォロワーの数をゼロにしたというのが流れです。
フォローして欲しいという気持ちは分かりますが、無理やりフォロワーにしてしまうというのは、やはりどう考えてもいただけません。何でもそうですが「無理強い」ほど嫌なものはなく、Twitter世界は、「緩やかで何となくつかず離れず」という関係が、みんな心地よいと感じています。フォローするもしないも、それは個人の自由で、義理や人情に縛られたり、「フォロー返し」のようなバレンタインの義理チョコ的なものは避けたい、これは私の本音です。 個人としての実感ですが、たまには広告やPRぽいTweetsをしても良いと思いますが、そればかりだと、その人のアカウントをフォローする気は一気になくなります。何でも「塩梅(バランス)」が肝心で、みんな多少のエゴと舞台俳優のような劇場臭さがあるのは否めないし、それが極端に臭くならない程度にして欲しいと思います。 さてさて、そんな日に私の日経BPのコラム『米国ネットマーケティング茶話』の最新版が公開されました。タイトルは「Twitterの新広告"Promoted Tweets"の可能性を探る」です。以下はコラムの冒頭部分です。「Promoted Tweets」は、Twitterの140文字のTweetsのカタチをとり、キーワードに基づいて現れる検索連動型広告です。現在は、ベストバイ、ヴァージン航空、スターバックスといった、Twitter上でカスタマーリレーションズやブランディングを展開し、大きなプレゼンスを確立している企業が広告主として、実験的に行っています。ポイントは、最新調査でTwitterユーザの34%がターゲティングされた広告へ抵抗を示している点です。さらに広告はユーザが反応しないと表示されなくなるので、どこまで企業がTwitter上でのエコシステムを理解して、ユーザとエンゲージできるかにかかってます。ご興味のある方は、ぜひ詳細を、コラムでお読みください。 4月14日、米ツイッターはパブリックに公開されているすべての投稿(Tweets)を、文化的遺産情報をアーカイブする米国の「Library of Congress」に寄付することを発表しました。Library of Congressは、人々の生活情報や知識としてのTweetsの価値を認め、後世に残すために4年前の2006年3月21日に投稿された1番最初のTweetにさかのぼって、今後アーカイブしていくとしています。ツイッターによれば、毎日5500万のTweetが発せられており、「Tweetsはまるで地球のパルス(脈拍)のよう」と自らを描写しています。良くも悪くも世界中の様々な人たちのつぶやきや会話がアーカイブされるということは、Twitterの影響力の大きさの証明でもあります。 … 続きはコラムで。 |
大柴ひさみ日米両国でビジネス・マーケティング活動を、マーケターとして、消費者として実践してきた大柴ひさみが語る「リアルな米国ビジネス&マーケティングのInsight」 Categories
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