ひさみをめぐる冒険
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ひさみをめぐる冒険
サンフランシスコ・シリコンバレー在住マーケターのINSIGHT(洞察)



私のTweetsのまとめ(7/5-7/7/2010)

7/7/2010

 
私が過去3日間、気になったことや面白いと思ったことを、逆時系列で記します。

  • 2010年の米国モバイル広告費は5億9300万ドル(43%増)、2013年15億6000万ドルとおよそ3倍になると予測。アップルのiAdプログラムはどこまで食い込めるかな? iTunesがつくるターゲットモバイル広告はかなり絞り込めるから http://bit.ly/9jp7V8
  • ファッションデザインの民主化ね、確かにソーシャルネットワークを使った、ユーザのデザイン選択は有り得る。インディデザイナーの応援にもなる。1980万ドルの投資が入って、SFにオフィスを構えるModCloth。http://bit.ly/bNqs1m
  • 日本語がモラルハザードとなって閉じた世界となってしまう危険性を指摘。必読のブログ⇒日本語で表現している私たちは、いわば「ローカル・リーグ」の中で闘っているのであって http://bit.ly/9qRet9
  • 自分のコラムのPRです⇒RT @nikkei_netma NETMarketing Online昨日のアクセス1位は、大柴ひさみさんの「Facebookのマーケティング活用、成功のカギは長期的なファンとの関係構築」でした。 http://onc.li/alZZCq
  • FastCompanyのBoguskyに関する記事 http://www.fastcompany.com/1666276/alex-bogusky-crispin-porter-miles-nadal-mdc-unrequited-love?nav=inform-rl
  • BoguskyがFastCompanyの記事に対して反論「広告から離れたけど友人でもあるMilesから離れた訳ではない」と。簡潔にセンセーショナルなフレイバーをつけるソーシャルメディアへの批判も軽く触れている⇒http://post.ly/m7js
  • 『ウエブの建国の父トップ10』リスト:あの若きMarc Andreessen随分ふけちゃったなあ…RT @mashable The 10 Founding Fathers of the Web http://bit.ly/dai4xd
  • プリンスだから言えること「インターネットは終わった」。新アルバム20TENはデイリーミラーを含む紙の購読者にCDとして販売される。RT Prince: “The Internet Is Over” http://bit.ly/ainRwS #20ten #internet
  • カリフォルニア州知事選挙:個人資産9100万ドル(91億円)投下した共和党のWhitmanは民主党のBrownとデッドイーブン。マスターカードの広告はお金で買えないものがあると言ったけど、どうやら州知事の椅子は買えそう(笑) http://bit.ly/bWZevs
  • クラウドソーシングと言ってしまうところがキャッチー(笑RT @rww Crowdsourcing Goes Hollywood with YouTube's 'Life in a Day' Project http://bit.ly/9TC0Gt #crowdsourcing
  • Twitterの広告第3弾「Earlybird」が登場。広告主はエクスクルーシブなディールやイベントなどをオファーする。要チェック。 Los Angeles Times http://bit.ly/99qu0Z
  • TwitterのCEOによれば、Twitterの1日の検索クエリは4月から33%増で6億から8億にまで上昇。リアルタイムサーチはまさにホット。http://bit.ly/b9nyyy #biz-stone #google #search
  • リドリー・スコット+YouTube+サンダンス+LG="Life in A day" on 7/24。さてどのくらいの規模でUGF(User Generated Film) がアップロードされるか? RT http://bit.ly/caDkUJ #ridley-scott
  • ちょっと煽っている感じかな。データメモ:Facebookと若者の関係 RT @mashable The First Thing Young Women Do in the Morning: Check Fac.. http://bit.ly/cd7sZB #facebook
  • iPhone 4 international improvements http://bit.ly/baQAAF
  • 予想しにくい世界のトップ11のクリーンビーチ(水質)。オイルスピンがしんどいけど、べイエリアのStinson Beachも入っている。あそこは写真の通り、綺麗です。http://huff.to/b3rkGD Huffpost -
  • リメイクしてほしい名車8選:史上最も美しい車は1966-1973年に750台作られた『Lamborghini Miura』らしい。フゥー。綺麗です。http://wiredvision.jp/news/201007/2010070623.html (@wiredvision)
  • アップル内のiPadと他の製品とのセールスのカニバリズム:Macはリテールセールスは37%増で好調、iPodに多少影響が出ているけど、アップルのビジネス全体では問題がないとのこと。ビジネス戦略の判断がお上手なのかしら? http://bit.ly/9rVw50
  • 「知の探検家」梅棹忠夫さん90歳大往生:「女が封建武士=サラリーマン型の妻をやめ社会的な職業を持つべきだという『「妻無用論』を1959年唱える。『情報産業』という造語を作りだした『知の巨人』。合掌と感謝しかない。常識を打ち破れ。http://bit.ly/bcLiTT
  •    News CorpがMySpaceを売却するのはすぐ?ルパート・マードックはMySpaceを7億ドルで売りたがっているらしい。かつてはSNSの王者で世界に君臨したのにちょっと落ちるとすぐに売却。大企業に飲み込まれた宿命か。http://bit.ly/9mWG8b
  •  日本の医師、手術のアシストにiPad使用。芥川龍之介の言った「日本のつくりかえる力」をふと思い出す。RT @WiredUK Japanese doctor uses iPad to assist surgery http://bit.ly/duooIb
  • 昨日60minuteで久しぶりにJack Hornerと「B. Rex」を見る。15年前にバークレイの古生物学部主催のT Rex落成パーティで会ってるけど相変わらず元気。恐竜好きな私にとって鳥と恐竜をつなぐB Rexは大興奮。http://youtu.be/AeYhUUFDiF8
  •    @boguskyの「請求できない1週間のタイムシート」。80時間のソウルサーチングと40時間の睡眠。Beautifulで切ない表現。言葉をCareする人のTweet。重い。

ひさみの今日6/16のおしゃべり(Tweets)、しゃべりすぎました。

6/16/2010

 
国内出張、プロジェクトのまとめ、家族のRuniuon、義理の息子のMBAの卒業式などなど、過去1ヶ月間はオフラインで、大いにリアルライフをエンジョイしました。徐々にTweetも再開しています。以下に今日私が関心を持ったことを、逆時系列で並べました。しゃべりすぎました。

  • SF Chronicleの読者投稿から。カリフォルニア州知事予備選挙で共和党のWhitmanは110万票獲得するために人当たり64ドルを使い、民主党のBrownは150万票獲得に27セント使った。成功したビジネスパーソンとして財政破綻のカリフォルニア再建が彼女の目標。数字を見る限りそれができるとは思えない。
  • 共和党カリフォルニア州知事予備選挙でeBayの元CEOのWhitmanは9000万ドル(自己資金7100万ドル)、上院議員予備選挙でHPの元CEOのFiorinaは900万ドル(自己資金550万ドル)投下。この馬鹿げた支出7650万ドルがオイル被害に使えたらどれだけ価値があるか
  • 86%の米国人特に若年層は販売員と話すのでなくセルフサービスで製品を買いたい⇒ハイエンド商品も自動キオスクのベンダーマシン販売「ZoomShops」。1000台のマシンの経費=販売員1人分。若年層に限らず販売と話すのが嫌いな人にもぴったり。http://bit.ly/bZn365
  • 偉大な11色の伝説。なるほど:http://www.colourlovers.com/blog/2007/05/01/11-great-color-legends/
  • 1人のアホな人をリーダーにするには最初のフォロワーが必要。リーダーは名声を得られるが最初のフォロワーは無名。最初のフォロワーになる勇気がムーブメントを生む。お薦めビデオ⇒「裸の男とリーダーシップ (映像全編に日本語字幕付) 」http://youtu.be/OVfSaoT9mEM
  • 7/1からスターバックスは全米の全店舗で無料Wi-Fiサービスを開始。すでにライバルのマックやインディーのカフェは無料提供中。当然スターバックスのユーザ限定のニュースやエンタテイメントのコンテンツが配給されるようになる、オンオフと分ける考え方なんて、無意味になるね。
  • 世界第3位の金持ちBuffettの給与は過去25年間10万ドル。身辺警護費用が34万5000ドル、ワシントンポストの役員報酬が7万5000ドルで合計52万ドル。明朗会計とはこのこと。オラクル(予言者)になるには逆にこの質素な生活が肝となる http://bit.ly/btZDXK
  • 毎年話題となるWarren Buffettとのチャリティランチの金額で、匿名の競売者に2630万ドルで落札された。 これは彼の最初の妻の希望であるSFのGlide Foundationへ寄付される。オマハのオラクルとのランチ、値千金。http://bit.ly/bFXtj3
  • データメモ:ニールセンによる調査。2010年4月インターネットユーザのSNSやブログを利用する人数は対前年比24%増。SNSやブログの平均的なユーザはそこでインターネット全体で過ごす時間の66%以上を使っている(2009年4月は22%)。http://bit.ly/cHN9fE
  • 自分も含めてだけど、神さんは本当は偶像崇拝がいやなんじゃないかな?Lightning sets fire that destroys Jesus statue http://bit.ly/bG31rr
  • Oprahが自分の雑誌『O』10周年を祝って、スタッフ全員にiPadと1万ドル(100万円)の小切手をプレゼント。「オプラの推奨=ベストセラー」という公式は成立する以上、iPadの大衆化は加速するー…http://adage.com/u/RtEERa
  • MSはどうしてこんなにビジネスのスピードが遅くなったんだろう?iPad人気に出遅れまいと各社が必死にキャッチアップしようとしているタブレット市場。Tablet-makers adapting to iPad's popularity http://bit.ly/cFpfol
  • PricewaterhouseCoopersは、「グローバル音楽市場で、2011年にデジタル音楽購入がCDセールスを追い抜くと予測」。まだ追い抜いていなかったんだ。Bloomberg briefing http://bit.ly/ax5q73
  • 米国の中国への借金は益々増える。中国が所有する米国債は4月は50億ドル増えて9002億ドル。しかし中国も米国経済が回復しないと大変なことになるんだから、これは言ってみれば「呉越同舟」ともいえる。舟が転覆しないことを祈るしかないのかな。
  • データメモ:Twitterの週間トレンドトップ10チャートのURL http://mashable.com/tag/top-twitter-topics/
  • クジラが出すぎたことを認めたTwitter。世界を1社でハンドリングできないなら、もう一つ別のTwitterが必要なのかも? Does the World Need More Than One Twitter?http://wp.me/p4P8c-x14 @gigaom
  • 身体の不自由なテキサス大学の学生Zach AnnerがOprahのショウの次のホスト候補として応募してブログ圏で話題。オプラ引退後のホストを公開オーディションしているけど、米国にはいろんな人がいて、懐深いなあ。http://huff.to/dBOXUx
  • iPhone 4は初日に60万以上の予約購入オーダーが入る。これでアップルの株価はまた上がるね。RT @mashablehttp://bit.ly/94HrTh #apple #iphone #iphone-4
  • オバマ大統領の支持率もオイル流出以来折れ線グラフが交差して下降中。現在の各調査機関の平均値は認める46.3%、認めない49.5%。この危機を逆手にとって米国のエネルギー政策を変えられるか?大統領への試金石。Pollster.com http://bit.ly/YRpwx
  • BPは200億ドル(2兆円)のEscrow(中立的な第三者を仲介して取引すること)の資金を設置することに同意。昨日の大統領のスピーチで発言されたBPに払わせるという言葉を裏付けるもの。長い道のりの第1歩。⇒http://bit.ly/atEUkj
  • 大統領が感情を表面に出さないという馬鹿げた批判をする前に、BPが民間軍事会社と契約してメディア取材を排除しようとしていることを報道すべき。オイル流出は人災なんだから(動画)⇒http://wiredvision.jp/news/201006/2010061622.html
  • 1億7800万ドル調達のためにIPOを目指す電気自動車企業Tesla。トヨタも1億ドル投資して近所のNUMMIで共同製造するし、ダイムラーAG以外にPayPalとGoogleの創設者たちやアブダビ政府も投資している。注目。http://bit.ly/baAWi6
  • シリコンバレーのCoulomb Technologiesが政府から1500万ドル(15億円)資金を獲得し、全米9つのメトロポリタンで公共の電気チャージステーションを構築する。これでプリウスのプラグインのプロトタイプも通勤で使える。新しいモノは実際に人の眼に触れさすことが重要。
  •  プリウスのプラグインのプロトタイプが2012年の市場導入まで全米で150台試験的に貸し出される。昨日シリコンバレーには3台到着。フルチャージで13マイルはガスなしで運転できる。原油流出を見なくても早く化石燃料から自立したいなあ。http://bit.ly/cVaYs8
  • 昨日のオバマ大統領の国民向け原油流出のスピーチは、エンゲージメントに至っていなかった。この天災ではなく私企業による人災を政府としてどう扱うかは大きな疑問:事故原因はBPの経費削減http://wiredvision.jp/news/201006/2010061623.html
  • 夫の家族のreunionで4世代の家族が色んな話をして、75歳の義理の母がFacebookのプライバシー設定について24歳の孫(2児の母)に聞く。彼女はファミリーブログあるのになぜFBも必要なのか?さらにFBとブログの違いは?と聞き始める。ソーシャルメディアにオンもオフもない。
  • 自分の気持ちをTweetして、他の方に喜んでいただける。これは何とも素敵なこと。リアルライフの風景は、クジラを超えて伝わっていく…(大笑)。
  • 22ヶ月の孫に、本物のグローブとボンズのホームラン記録達成時のバッジ(I was there=私はそこにいた)がついた私のSFジャアンツのボールキャップを被せて、メジャーリーグご用達の硬球(米国には日本の軟球はありません)を投げさせる。最初から本物でプレイさせるのが本物への道。
  • 義理の息子のMBAの卒業式も終わり、その後のパーティや家族のディナーと様々なリアルライフに浸ってすっかりオフライン状態。私のSFジャイアンツの野球帽を被り、グローブをはめた22ヶ月の孫は、我が家の裏庭で夫と硬球でキャッチボール。将来はメジャーリーガー?と親ばか発揮中。人生は楽しい

「グランドキャニオンなう」

6/16/2010

 
  • 5日間も大自然の中にいたせいか、今でもリズムがオフビート。荒野を走りながらサテライトラジオSiriusでNPRを聴いていたから、ゴアの離婚ショックやジョブズのiPhone紹介、州知事プライマリー選挙など情報は耳に入っていた。ただ物理的な距離感が大きすぎて何か情報がぴんとこなかった
  • カリフォルニアのモハビ砂漠、ネバダ、ユタ、アリゾナと、ちょっと荒野に足を踏み入れると、シグナルが届かず、ネット接続はできない。iPhoneのGPS機能を使ってルートを検索したけど、道の指示が変だった。オンラインに頼れるのはシティ界隈。大自然に入る時にハードコピーの地図はマル必。
  • 人間の感覚とは摩訶不思議。普段はすっかり退化している感覚が、自然の中に自分を浸すことによって鋭敏になる。突然「色即是空」という言葉を思い出した。全てカタチあるものや現象(色)はそれ自体では存在せず、互いに依存する関係の上に成り立っている。人と人、人と自然、みんな縁でつながっている
  • ネバダのフリーウエイを走って唯一、おやと思ったのが何マイルかごとに立っていたZapposの広告。オフラインで、本社のあるネバダのコミュニティを、オーセンティックなやり方で、さり気なくCareしているのがZapposらしい。荒野のフリーウエイに点々と立つビルボードは、実にいい。
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家族のReunionで4州(カリフォルニア、ネバダ、ユタ、アリゾナ)合計3033kmをクルマで駆け抜けました。以下はその後に立ち寄ったグランドキャニオンのTweetsです。実際にグランドキャニオンに行く途中と到着後もiPhoneのシグナルが届かず、「グランドキャニオンなう」のTweetはライブでできませんでした。アメリカはめちゃくちゃ大きくて広い大陸です。そんなもんかと思っています。

  • 家族のreuion参加のために、カリフォルニア、ネバダ、ユタ、アリゾナの4州を駆け抜けて昨晩我が家のある島に帰宅。合計走行距離1905マイル(3033km)、高低差は海抜ゼロの島から9000フィート(2743m)のグランドキャニオンまで足を伸ばしたのでかなりバーティカル。気分はまだ車の中状態
  • 宿泊したのはユタのSt. George。アリゾナとネバダの州境に近い古い歴史のある街。ただし、気温は夜でも華氏104度(摂氏40度)で、これから夏になると大気中にヒートウエーブが見えるとの事。湿度がないので何とか耐えられるけど、肌を刺す太陽は厳しい。水がいかに重要か身にしみる。

  • 黒のコンバーティブルのマスタングをレンタカーしたので、アリゾナの荒野を疾駆している最中、黒の野生馬をイメージして、思わずiPhoneからTweetしたしけど、シグナルが届かず、「グランドキャニオンなう」はできなかった。広大な米国でネット接続のユキビタス状態を構築するのは中々難しい
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7/13品川プリンスで開催される「日経Net Marketing Forum + MMC 2010」での講演のお知らせ

6/16/2010

 
バタバタしている間にあっという間に次回の日本出張のお知らせとなりました。今回は昨年も講演者として登壇した「日経Net Marketing Forum + MMC 2010」での講演のために来日します。7月13日(木)品川プリンスホテルで開催されるフォーラムでは、とくべるセミナーの講演者として、他の3人の方ともに講演します。以下のその内容です。この講演に伴って、7月半ばから8月上旬は日本に滞在します。日本滞在中に、お目にかかってお話するチャンスを作ることも可能ですので、ぜひお気軽にご連絡ください。以下はフォーラムと私の講演の詳細です。

 <7月13日(火)品川プリンスホテル「日経Net Marketing Forum + MMC 2010」>
  • メインテーマ:「マーケティング大転換!~主役は企業から個人へ~」
  • 特別セミナー(13:30~17:30)『デジタルネイティブ世代をつかまえる「つながりマーケティング」4つの新潮』の4人講演者(オグルヴィ・アンド・メイザー・ジャパン代表取締役社長ケント・ワータイム氏、アドモブ代表取締役社長ジョン・ラーゲリン氏、サイバーエージェントAmeba事業本部ゼネラルマネージャー武石幸之助氏)の中の1人として講演します。
  • 16:30~17:30 大柴ひさみの講演「Facebookが拓くマーケティングの新境地-米国ソーシャルメディア活用最前線」
  • 講演内容:全世界に4億人以上のアクティブユーザーを抱え、その50%はいつもログオンしているという世界最大の SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)「Facebook」。活発な利用から生まれるユーザー間の情報共有の強さとスピードは、企業のマーケティング活動の大きな味方にもなり得ます。米国の先進企業はFacebookなどのソーシャルメディアをどのように活用し、ユーザーとのエンゲージメントを築いているのでしょうか。最新事例をベースに、企業とソーシャルメディアとの上手な付き合い方のポイントを解説します。
なるべく鮮度の高いないようにする為に、直前まで情報収集をして、講演内容を固めていきます。是非、ご興味にある方は、お申し込みください。

今週(5/11-5/16)私が感じたこと関心を持ったこと(Tweetsのまとめ)

5/16/2010

 
今週、私が感じたことや関心を持ったことのTweetsのまとめ(抜粋)。逆時系列で以下に並べてみます。

  • Twitterを始めて良かったこと:「日本の事象が身近に感じられる」、「ライブで仕事以外の事が話せる」、「井戸端会議に時差や国境を越えて参加できる」、「知り合うチャンスのない人の考えが垣間見られる」楽しいことばかり。でも時々(しょっちゅう)おしゃべりに夢中になってしまうのはまずい
  • ケータイを使って小額を「支払う」ことにかけては日本が先進国だが、スマートフォンでお金を「受け取る」ことにかけては、Squareによってアメリカが先んじることに RT 「Square」の商用サービス開始は、紙幣の「終わりの始まり」か http://bit.ly/bScPk6
  •  世界中から来る移民と様々な人種が『米国』という政治的な枠組みにコミットメントして形成されている集合体が米国という国。典型的な米国人は、そのどの部分を見るかによって異なる。「An American(1人のアメリカ人)」という言い方しかないと思う。 
  • 「グローバルでローカル」、これぞマーケティングの肝。広島弁で説明するiPadのビデオはその言葉の暖かさと柔らかさがいいなあ。ぜひ他の方言でもアテて欲しい。『iPadの説明するけぇ、よう聞きんさい』 #iPadhttp://youtu.be/bh-sENPLd44 
  • 単独無寄港世界1周セーリングの16歳Jessica Watsonは、ビデオスカイプでセーリング中も陸とコミュニケート。5年前の私の太平洋半分セーリング航海でも、これが使えていれば、もっとFunだった。とにかく素晴らしい。 http://youtu.be/HifWpWOwX7k 
  • OMG! 16歳のオーストラリア少女単独無寄港世界1周セーリング。34フィートのボートで7ヶ月ぶりに帰国。彼女が真っ先にしたことは運転免許証取得。Life is beautiful http://nbcsports.msnbc.com/id/37161350/ns/sports/ 
  • 日本の外来マーケティング用語は、変に加工されたカタカナや原義から外れた使い方が目立つ。グローバルな土壌に立つ意向があるならば、変なカタカナ英語をやめて言語を生で読むことを奨励。また米国のマーケティング関係者はキーワードで格好つけることがあるから、それを見据えて読み込むことが肝要 
  • 日本の凄さと怖さは「英語をカタカナにして、それをいつの間にか不思議な日本語に翻訳し、結果英語の原義を変えてしまうこと」。別な例では、インドでは聖なる生き物牛を使って「ビーフカレー」をつくるとか。別に悪いことではないけどインドではあり得ない。問題は、それを日本では忘れてしまうこと。 
  • 「楽天が英語を公用語に」日産はゴーンさんと社員がコミュニケートする中で、お互いの共通語として英語が必要という必然性があったけど、楽天が国際化を目指す為に日本人同士が英語で話すというのはちょっと無理がある。社内のカタカナや英語の意味の確定や議論や交渉ルールの再構築をまずすべきかな 
  • オバマ大統領支持率がギャロップで52%と1%増。原油流出が悪化する中で、大統領の粘り腰。個人的には彼は働き者なので大統領としての仕事は任せて、私は自分の仕事をしています。 Obama Job Approval:http://bit.ly/apAUzr 
  • アップル自体はまだ無視しているけどアップルファンのAdobeへ反応広告。速くてうまい。The REAL Response To Adobe's Lame 'We Love Apple' Ads http://bit.ly/chXONL 
  • 自転車乗りとしてはやはり自分の足でペダルをこぎたい。でも折りたたみ式でトランクの中で充電というコンセプトは他の利用が考えられる。フォルクスワーゲンの電気自転車(動画)http://wiredvision.jp/news/201005/2010051419.html 
  • ベトナムで見つかったiPhone 4G試作品は産業スパイがらみらしい。成長する痛みを抱えるアップル、全てをコントロールするのはもう無理。「流出」続く次世代iPhoneの理由は?http://wiredvision.jp/news/201005/2010051422.html
  • Facebookのプライバシー問題への不満が徐々に目立つ。SF Chronicle一面でアンチFBの動きを描写。読者向けにFBのオプトアウトの方法を説明。アンチFBはFBの態度は「Cavalier(傲慢)」だと批判。でも乗換えがないからね。http://sfg.ly/a9clTl
  • Twitterとeメールを見送る理由が「中傷の懸念や他人が候補者になりすます恐れがある」とは、ちょっと愕然。ネット選挙ブログ解禁http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010051201000359.html
  • Adobeのマーキュリーニュースに打った「WE LOVE APPLE 」一面広告のWEB版。 http://bit.ly/d8GXOi
  • Adobe全頁広告「We Love Apple」の後半部分。What we don't love is anyboday taking away your freedom to choose what you http://twitpic.com/1njiv6
  • 今朝のSF ChronicleにAdobeの全頁広告。アップルに対してクリエイティビティの自由を問いかけている「We Love Apple」 http://twitpic.com/1nhxxg
  • 色んな見識を知ることは重要。池田さんの趣旨の簡潔さと明解な論旨は凄い。 『ソフトバンクは「坂本龍馬」ではない - 池田信夫』 http://agora-web.jp/archives/1010135.html
  • 米国オンライン広告収入第一四半期60億ドル(6000億円)RT @TechCrunch U.S. Online Ad Revenues Hit Nearly $6 Billion In The First Quarter http://tcrn.ch/cv9nka
  • Twitterはある意味でコミットメント。やり始めたらやり続ける。やれないんだったら、やるな。明らかに自分でTweetしていないのが見えた時、人の心は離れる。だって、井戸端会議に、秘書を遣わすわけにはいかないんだもん。
  • 続き:日本人にとっては「そんなこといちいち確認しなくても分かってるだろ」と思うかもしれません。しかしユダヤ人は「知らないことはすべて聞く」というマインドが備えています。これは多言語多文化において国際取引を行う場合は必須の姿勢と言えるでしょうhttp://bit.ly/9kpJBj
  • 「ユダヤ人の思考法―地球上0.02%がノーベル賞40%を占める理由」:日本人のように同じ文化背景の間同士のコミュニケーションと違い、非常に細かく全てのことを論理的に確認し、議論を徹底的に行う習性も独特。以心伝心という名のもとにろくに確認もせずにプロジェクトを進めるなどありえない
  • FBのニュースフィードの中で雑誌の記事と広告を完全に見せる。友人との共有も可能。雑誌購読の申し込みもFBを離れないで中でやる。Facebookはもう完全にオンライン上の自宅。何でもやっちゃうのか。うーん、個人的には抵抗ある http://adage.com/u/i7SC3b
  • Colgate Universityの2010年卒業アルバムは、グーグルマップによるマッシュアップ。200人の卒業生のうち8人はビデオをアップ。うーん時代… http://offices.colgate.edu/SeniorProfiles/SeniorProfiles.asp
  • 5/13-5/22 フォードのSNSアプリ装着車でTweetしながら米国横断するキャンペーン(ミシガンからSF):American Journey 2.0 RT @mashable http://bit.ly/bYrxMh #american-journey-2-0 #apps
  • 調査:相互フォローが22.1%のTwitterはソーシャルネットワークと言うより放送に近い(Flickrは68%、Yahoo360は84%)。人々はフォローするのは、オフラインの社会関係の反映、他の人のメッセージのサブスクリプションの為。http://bit.ly/bfjiSq
  • このスペースホールはとてつもなく綺麗。WOW! 未知なるものは無限大http://www.esa.int/esaSC/SEMFEAKPO8G_index_1.html
  • Business Insiderより、VerizonがGoogleとアンドロイドベースのiPadキラーのタブレットの開発をWSJに告げる。VerisonがiPhoneやIPadに入り込むためのアップルへの圧力の意味もあり。 http://bit.ly/a43m10
  •  100年前のカラー写真とは思えない。Wow! RT @alltop Incredible colour photos from the early 1900s - Holy Kaw! http://bit.ly/d135at

5/1-5/4の4日間私が関心を持ったこと(Tweetsのまとめ)

5/4/2010

 
ブログ更新が少ないという声もありますが、Tweetはやっています。過去4日間(5/1-5/4)の私が関心を持ったことを、逆時系列(新しいものが最初)で記します。私のビジネスに関連しているTweetsが多いですが、日々の驚きや興味が見られます。もちろんこれ以外に色んな方とのおしゃべりが山ほどあり、さらに個人的なTweetsもあり、こうして並べてみると、「自分はつくづくおしゃべりだ」と思います。

  • 「The Daily Show」のJon Stewartのメキシコ湾岸原油流失関連の政治家や企業の偽善への風刺。スチュワートの視点はブレがない。必視聴ビデオ http://bit.ly/9sBUWm
  • これはまずいよ。フロリダ州議員Mike Bennett が中絶問題の討論の最中にポルノを見ていたことをメディアがビデオでキャッチ。退屈だったからメールを開けたらビデオがあったと釈明。「退屈だったから?」それはないよ。http://huff.to/bcPTiU Huffpost - 
  • メキシコ湾原油流出、NYのクルマ爆弾テロと相次ぐ問題で頭を抱えているオバマ大統領と恒例のメディアとの晩餐会でのスピーチ。Jay Leno以上の舌鋒鋭いスピーチは大統領からコメディアンへという声も出る。クリアな英語で必視聴 。http://youtu.be/aYsGwLWqWI4
  • 故大川さんのCSKの本社に訪ねた時、周りに色んな役員がいて、みんながかなり緊張していたのを思い出す。大川さんは部屋においてある水槽の金魚のことを私と話しながら、オンラインでいかにコンテンツが重要かということを語ってくれた。大川さんは真理の探究者で私は話しやすかった。 
  • CSKの故大川さんが1989年に1億1000万ドルで購入したNapaのSilveradoリゾートが売りにでている。大川さんが亡くなる前年シルバーラドの別荘で当時のスタートアップのプレゼンをした。途中でなぜかラマを見た。大川さんは素敵だった http://sfg.ly/bsVKCZ
  • 過去2年間でコンピュータ関連犯罪で45億ドル(4500億円)の被害があった米国。ソーシャルネットワーク上でのプライバシー情報公開への警告。自戒。 Social network users found to endanger privacyhttp://sfg.ly/942Rqz
  • iPadは1日に平均3万5714台売れている。28日で100万台を売った販売ペースは数字にすると凄い。2007年にiPhoneは74日かかって100万台を売った。その時は1日に1万3514台。いやはや何ともすさまじいペースhttp://sfg.ly/cdAZu6 
  • 日曜日に新聞の折り込み広告の厚さが1.5cmだから米国経済は回復とTweetしたけど、世界で最も金持ちで「オマハのオラクル(予言者)」と呼ばれる投資家バフェットが「米国経済の回復」を宣言。第一四半期の純利益36億3000万ドル、1年前は15億3000万ドル損失。私も予言を信じる 
  • RT @mashable HOW TO: Cultivate Your Brand's Super Users http://bit.ly/dccyzb #branding #brands#business 
  • Twitter 'Embed This Tweet' Feature Coming Tomorrow, Here's What It Looks Like http://bit.ly/ce3dlN
  • 思わず関西風に「ホンマかいな?」自称ソーシャルメディア科学者のデータ。これもキャッチーです。今朝はこんなのばかり。RT @mashable Facebook Users Like Sex http://bit.ly/cxR16d #facebook #sex #stats
  •  キャッチーなタイトル「Apple Is The New China (アップルは新しい中国だ)」米中関係を例とって、アップルのAdobeへの態度を刺激的に批判。ロジック展開もキャッチー。ジョージ・オーエル『1984』は事前に読んで欲しい。http://bit.ly/bg7Pmw
  • iPadのこのシニアへの反響は、任天堂のWiiを連想させる副次効果。アップルはiPod以来すでにメインオーディエンスに大人気の企業となったけど、幼児でもシニアでもすぐにわかる「テクノロジーをあまり感じさせない=直観操作」デバイスの強みは、さらに企業の成長に大きな強みとなる。
  • これはキャッチーなタイトルとブログ。こういう動きは今後ますますFBに関してでてくる「あなたがFBのアカウントを削除すべき10の理由(10 Reasons To Delete Your Facebook Account) 」http://bit.ly/b0sanN
  • 何度も言われているけど、iPadのシニアへのアピールは大きい" Oh my God, I have to have one of these"78歳の女性の言葉。10インチのスクリーンサイズ直観で操作可能はエイジレスナデバイス http://sfg.ly/bu0FpU
  • 今朝の新聞の折込の束の厚さ、ほぼ1.5CM。この重みは久しぶり。母の日向けの商戦だけど、この厚さを見ると、米国経済が戻ってきているのを実感。よーしこの調子。
  • Alice in Wonderlandを観たせいか、益々コンテンツの重要性を実感。テクノロジーはコンテンツを輝かせるのであるならば、使うべき。テクノロジーそのものを「どーだ」という風に見せびらかしたいなら、使う意味がない。

「ad:tech sf」が終わって、私が見たこと感じたこと(写真公開)

4/23/2010

 
3日間のad:tech sfも無事に終了。すでに期間中からTweetsはしていますが(ハッシュタグ#atsjで検索できます)、写真(D2Cのよる撮影写真)は、まだ見ていない方もいると思いますので、アップロードします。
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その後、真打の日本コカコーラの江端さんとD2Cの藤田社長がプレゼンしました。江端さんのプレゼンのポイントは以下です。豊富なデータと事例を駆使して、日本の先進性を大いにアピール。

  • 日本はモバイル中心社会で3つのスクリーン(TV、ケータイ、コンピュータ)活用が重要
  • 缶コーヒージョージアの事例:織田信長を題材にTwitter小説を展開。個人的にはこれはかなり面白く、おおーうなりました。140文字のTweetの縛りを活用して、リシールできる缶コーヒージョージアの特性を生かす。「良いものを少しずつ」というコンセプトはお見事。
  • 壮健美茶の事例:TVとソーシャルゲームアプリの連携
  • モバイルクーポンやモバイルeマネー活用:モバイルでベンダーマシンから飲料を買えるというのは米国ではまだまだ考えられない先進性。
藤田社長は、ケータイでプレゼンテーションされて、日本のモバイル事情を、事例を交えながら俯瞰で紹介し、特にモバイルAR(Augmented Reality)を活用した「iButterfly」は会場のどよめきと興奮を誘いました。

  • iButterflyの事例:電通の杉友さんが別のステージでアプリのデモを実施。ARもさることながら、やはリ誰もが眼を見張るクリエイティビティ。誰でも蝶を見た瞬間、思わずつかまえたくなる子供心に直接触れたストレートさと、他の人収集した蝶を見せながら交換共有したくなる、ソーシャルのコンセプトがきっちり描かれているところが凄い。また位置情報やクーポンというビジネストランザクションがきっちり入っていて、グローバルキャンペーンで使えそう。
  • 産経新聞の新聞広告の可能性:ユニークな動きのあるモバイル上での広告は、iPadでやったらモット効果的
  • 世界カメラの事例:進んだモバイルARを紹介
  • 得するアプリ:LBS(位置情報:Loation Based Services)をもとにかなりセグメントしてクーポンを出せるので、ビジネスリードの強みを発揮
  • 日本のモバイルの先進性は「キャリア中心のエコシステム」がポイント。90%をコンテンツプロバイダーに戻すことが、要因の1つ
私が感じたこと:
  • 日本はコンピュータを経ずにいきなり「ケータイ高度情報社会」に突入できたのは、キャリア、コンテンツプロバイダー、マーケターの3者が、ユーザとの信頼関係構築に非常に努力したことによって、ユーザが不安なく便利で楽しく遊べるケータイ社会が実現できたことが大きな要因。
  • 日本はテクノロジーをテクノロジーとして感じないで、ケータイが生活で最も重要なユーティリティとしてOnly One Deviceになった」。これは非常に稀有な現象で、日本の独特な文化と風土がなしたもの。
  • ただし、iPhoneに代表されるスマートフォンの登場は、従来の日本のケータイエコシステムにグローバルの風を送り、新たな モバイルデバイスの可能性を秘めるIPadによって、「ケータイ社会からモバイルデバイス社会」になりそう。
  • 日本の独特な発想力とクリエイティビティは、世界でも類のないもの。このユニークなソフト(コンテンツ)を、高度なテクノロジーをもって、非常に軽やかで楽しい製品やサービスに転換できるのが、日本の強み。
  • 今後は「日本は特殊だから」というエクスキューズ(言い訳)をせずに、良いものをグローバルに使ってもらおうと素直に考えて、世界に飛び出して欲しい。なぜなら、世界の仲間はそれを期待しているから。
インターネットは、国、文化、民族、社会といった違いにこだわらず、時空を超えてボーダーレスなコミュニケーションを求める人たちのプラットフォームです。この楽しいパーティともいえる出会いの場で、「壁の花」でいる必要はなく、壁から離れて、一歩踏み出した瞬間、みんなと仲間になれます。

テレないで「Have a fun」の気持ちになりましょう。そんなことを、今回のad:techで感じました。

「Just do it」=「やってみなはれ(サントリーの佐治さんの言葉)」だと思います。


このセッションは米国の先を行く、日本のモバイルマーケティングの事例を紹介するもので、私が冒頭に以下の寿司を例にとって日米の文化的な違いを説明しました。料理セッションのように見えますが(笑)、緊張を解くために、アイスブレイクとしてみんなの気分を和らげました。

「ad:tech San Francisco(4/19-4/21)」パネリストとして登場します

4/17/2010

 
先週の木曜日、宣伝会議5/15号の原稿を送付して、ちょっと一息つきました。今回は「iPad狂想曲」について書きました。興味にある方はぜひご覧ください。

サンフランシスコで4/19-4/21の3日間開催される「ad:tech sf」に、私も昨年の「ad:tech tokyo」に引き続いて、パネルとして20日の「Future Technology: Advanced mobile marketing insight from Japan」のセッションでステージに上がります。プレゼンターは、D2Cの藤田社長とコラコーラのデジタルマーケティングのディレクターの江端さんで、パネルのリーダーは、dmg world mediaのSVPマーケティングのSusan MacDermidです。以下が内容です。

Is the world of mobile in Japan absolutely different from other countries? Are Japanese cell phones too advanced to survive in other markets, something commonly referred to as the Galápagos Syndrome? Forget your preconceptions and listen in as we share details about Japan's unique story, as well as broader global mobile marketing and its issues. We’ll also look back on the past 10 years of mobile marketing in Japan and discuss any failures along the way to the current success story. Finally, we’ll share case studies from companies including Coca-Cola Japan and new trends and applications for both future phones and smart phones.

Key Takeaways: 
  • Discover the differences and commonalities between the US mobile market and mobile marketing in Japan
  • Hear examples of successes and failures in the past 10 years in Japan
  • Learn even more about mobile marketing as we explore the latest trends in Japan


すでに藤田さんも江端さんもSFに到着されていますが、何回か日米間でコンファレンスコールをして、何とかインタラクティブで面白いセッションになるようにと、プランにしています。

ガラパゴスといわれながらも、日本のモバイルマーケティングは、やはり米国ではまだ「実感レベル」で感じにくい先進的要素がたくさんあります。私が見て一番凄いと思う点は、「普通の人たちが日本のケータイ社会の先進性をテクノロジーと意識しないで使っている」点です。テクノロジーであることを人に意識させて、悩ましく思わせてしまう場合は、そのテクノロジー活用は「製品・サービスとして未消化」だと思います。日本では年齢性別に限らず、ほとんどの人が何の疑いもなくケータイで、モノを買ったり調べたり、お財布代わりしたりと、とにかく日常生活に自然に溶け込んでいます。「PCによる洗礼」という段階を踏まずにいきなり「ケータイによる高度情報社会」に突入し、それが一気に広範囲に広がったという特殊性は、実に日本的です。また交通公共機関が発達して、通勤通学という時間を持つ社会であるということも大きな促進要因です。

でも、なんだかんだ言っても、これだけみんなケータイに頼るのは、多分大好きだからだと思います。私の弟は私に会ってもほとんどしゃべりませんが、ケータイメールでは多少饒舌で、誕生日などに「おめでとう、あまり無理しないでね」といったメールを必ず入れてくれます。「テレのある日本人の気持ちのツボ」に、ケータイはぴたっとはまった、それが独特な発展と利便性、さらに「ケータイ文化」を生んだと思います。

さてさて、私のセッションでの役回りは日米の普通の人たちの気持ちがわかる人間として、日本のケータイ事例に口を挟ませてもらいます。日本から多くの人たちがad:tech sfを見るために、いらっしゃるようで、日本語用のTwitterのハッシュタグ「#atsj」も用意されていますので、みなさんもぜひTwitterからライブで参加してください。

「米国ネットマーケティング茶話」の最新コラム「Facebookユーザーの実態とマーケティングにおける実力とは?」のご紹介

4/6/2010

 
ブログレス状態が目立ちますが、昨日日経Net Marketingの私のコラム「米国ネットマーケティング茶話」の最新版「Facebookユーザーの実態とマーケティグにおける実力とは?」が公開されました。

今回は日本からは見えにくいFacebookのユーザ像やビジネス活用に焦点を当てて、最新のデータをもとにまとめています。以下が冒頭の文章ですが、ぜひ続きはサイトでお読みください。

「Facebook ユーザーの実態とマーケティングにおける実力とは?」

米国では2009年末の段階で以下の表が示すように、成長著しい企業500社のうち80%はSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)をマーケティングに活用しています。ミニブログサービス「Twitter」を活用している企業は52%で、ブログを活用している企業は45%。一方、ソーシャルメディアを使っていない企業は9%と1割を切っています。日本企業も活用の必然性はだいぶ理解してきていますが、実際に展開することへの不安と危惧が多く見られるように感じました。-------

この米国における高いソーシャルメディア活用の数字の背景にあるのは、経営者レベルを含むCMO(マーケティング最高責任者)やマーケティング担当者が、既にソーシャルメディアを実用的にプライベートで使いこなしており、マーケティング活用の重要性を実感しているためだと思います。米ピュー・リサーチ・センターの調査では、米国のオンラインユーザーの46%がSNS「Facebook」のユーザーで、19%はTwitterユーザーであると報告されています。オンラインユーザーの半数近くがFacebookを最も重要なプラットフォームとして使い、2割がTwitterを情報の収集・共有のために活用している以上、企業は「消費者との出会いと会話の場」であるソーシャルメディアに“出かけていく”のは必然です。

 続きはサイトで。

「Twitterは現代の万葉集になり得るか?」:140文字の縛りは日本語の特性と日本人の価値観にマッチしている。

3/27/2010

 
宣伝会議のセミナーやその他各企業や団体で行った4つのセミナー同様、JaM Media Sessionも好評でした。皆さんの質問も相変わらず活発で、またセッションの実況中継のTweetもあり、みんなエンジョイしたようです。このセッションのハッシュタッグは「#JMS5」で、東急エージェンシーの菊井さんの絶妙なTweetで、かなりブレイクしたみたいです。セッションの中身を参加者の1人のそういちさんがブログでまとめてくれていますので、ぜひご覧ください。私のセッションの発言で最も盛り上がったのは「女の子は4回ぐらい誘われると興味がなくても1回ぐらいデートしてあげようという気になる、3回じゃだめ」というもので、Tweetで一番RTが多かったようです(ちなみにこれは経験に基づく真理です、笑)。

セッション終了後も、また米国に戻ってきてからも、Tweetだけはどんどんしていました。その中で最も興味深かったのは自分のちょっとキャッチーなTweetに、さまざまな反応が起きた点です。自分は意図的にキャッチーにしたわけではなく、セミナーやブログでは言いにくい直感的で本音的なものをTweetしただけですが、結果、多くの人たちのRTやおのおのの意見やコメントを生み、思いもよらぬ広がりが生まれました。F2Fで会う人たちは、職業柄どうしても自分が属するコミュニティ(私の場合はマーケティングや広告の世界)の方が多くなります。ただし、Twitter上では思いもかけない世界やコミュニティの方が、私のTweetにインタラクトして、普段知るよしもない方たちとフラットに会話をすることが可能です。もちろん、私は返信やRTする場合は、相手のTweetを読んで、どんな人で信頼に足るのかという部分を見てから、返信しています。ですので、闇雲にまるっきり知らない人とおしゃべりしている訳でありません。同様なことはフォローする時の基準も然りで、私はフォローする場合その人のTweetを継続的に読みたいと思ってフォローするので、残念ながら自分にフォローされた方を全てフォローできるほどの余裕がありません。

米国でもすでにフォロワーズの数云々で、その人の影響力を測定するのは適切ではないという意見が主流です。むしろソーシャルグラフの中で、その人はどんな風に位置づけられているのかを見ることが重要で、Tweetする人のTweet数とそのRTの数をきちんと見るべきだという意見が出ていますが、私もこれには賛成です。「100万人は、単なるブロードキャスト(放送)」とよく言いますが、ニュースサイトや企業がマーケティングやビジネスのリードとしてやる場合は別にして、「会話」や「ダイアローグ」したいと思ってTwitter利用する場合は、1000人をフォローするだけでも大変だと思います。

過去1週間、自分で日本のTwitter世界をEthnography的に見て、気づいたことは年齢・性別・職業といったデモグラフィックな差異を超えて、みんな本当に140文字に収めるTweetが好きなんだという点です。米国ではソーシャルメディアでの会話は「巨大な井戸端会議」みたいなモノだとよく言われます。これは確かに英語圏では当てはまるような気がします。日本語圏では、140文字の縛りの中で、表意文字である漢字を中心に、英語の2倍以上の中身を盛り込み、さらにひらがな、カタカナなどを駆使して、見た目も絵画的に綺麗に仕上げています。英語のTweetはこの点からもみても、全ての内容を140文字に入れることの無理があり、どうしてもリード的な要素が目に付きます。日本語のTweetは、140文字で完結させるチカラをもち、さらに「言わずもが花」と言った価値観に裏打ちされて、あえて余白を使って、相手に考えさせるという、日本独特のコミュニケーションの効果が目に付きました。和歌や俳句の伝統を持つ日本人の感覚に、この140文字のTweetはよくマッチしており、連歌の流れなのか、RTを入れて、みんながつないで会話しているのが面白いと思います。

今日、自転車をこぎながら思ったのは「Twitterは今の時代の万葉集では?」といったひらめきです。『万葉集』は7世紀後半から8世紀後半にかけて編纂された最古の歌集ですが、そのユニークさは天皇から農民まで幅広い人たちの歌を集めたものという点です。また『万葉集』という書名の意味は、「葉」は「世」すなわち時代という意味があり、万世まで伝わるようにと祝賀を込めたと、ということです。日本の「Twitter」を見ていて、「言祝ぐ」というような印象を持ちました。もちろん、万葉集の中にある、防人の悲しみや恋人たちの愛の歌ばかりではなく、今のTwitterの中には生臭い会話がうようよしています。でも、実名あるいは実名に近いカタチでアカウントを持つので、多くの人たちは真剣に誠実にTweetしているような気がします。日本ではネット上の匿名性が云々されますが、このTwitterのオープン性やフラットな関係論が、その辺の胡散臭さを超えさせる、そんな予感がしました。

まだ、生まれたの赤ん坊という感じのTwitterですので、しばらくはじっくり成長を眺めて、なるべく自然な姿を見てみたいと思います。

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米国に戻ってからは、冷蔵庫に食料を買い込み、篭城状態のように、自分を追い込んで、外出せずにひたすらコンピュータと向き合っていました。その間、プロポーザルやコラムなど大至急の懸案事項を片付けて、新たなプロジェクトも始まりました。また、4月にはad:tech SFへの参加も急に決まるなど、キリギリス状態(サラダばかりう食べている私を母はキリギリスと呼んでいます)で働いた甲斐がありました。昨日やっと余裕が出てきて、篭城状態から脱出して、レストランで夕食をとり、今朝は春爛漫の島を自転車で2時間駆け巡ってきました。

閑話休題。好評だった3月11日のJaM Media Sessionの写真をあげます(しかし情けないぐらい遅い更新です)。

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    大柴ひさみ

    日米両国でビジネス・マーケティング活動を、マーケターとして、消費­者として実践してきた大柴ひさみが語る「リアルな米国ビジネス&マーケティングのInsight」

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