いつものように、かなりの枚数(58枚)のスライドを用意したために、会場を貸していただいた東急エージェンシーの方から、時間は大丈夫ですか?というご心配を受けました。ただし、データや資料はお土産として皆さんにお渡しするつもりでしたので、さらーと流し(かなり早口で)、いつものようにヴィデオを駆使して、一気に1時間半しゃべくりました。
今回もTwitterでライブの「つぶやき」がオンラインで交わされました。タグは前回と同様の「#JMS」でした。ご興味のある方は、ぜひこのタグで検索して、当日の会話をお楽しみください。私がセッションの冒頭に、ad:tech tokyoではパネリストだったので8分間しか持ち時間がなく、知人に言わせると「蛇の生殺し状態」だったと語ったところ、いきなり「大柴さんのad:techへのリベンジ」という「つぶやき」がTweetされて、後で読んで面白かったです。Twitterのタグの説明をした時の「おつぶやきください」という言葉が会場では非常に受けていました。
セミナーののっけから、「消費者が非常に広告代理店とメディアに対して懐疑心と不信感を持ち、世界金融危機が起きた責任の一部を広告代理店やメディアが担っていると思っている」というデータには、広告・マーケティング業界の方が多かったので、ちょっとびっくりされたようでした。
FacebookやTwitterの最新データや事例を駆使して、一消費者、あるいはユーザとしての私が痛感するソーシャルメディアの位置づけや意味を説明し、マーケターとして、「このエコシステムの信頼を裏切るような活動をすべきではない」ということを語りました。参加していただいた東急エージェンシーの望月和人さんが、ご自身のブログでセッションのポイントをあげていただいていますので、ぜひご覧ください。
こうしたセッションで、私がいつも心がけているのは、「一つぐらい自宅に持って帰る価値のあること」を伝えられればということです。望月さんが「個人的に刺さったこと」としてブログであげていただいたポイントは、「私がCare(気にかけている)していること」です。このブログをエントリしていただいただけでも、米国から来た甲斐がありました。
参加していただいた方には、貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。この場を借りて、心からお礼申し上げます。
セッション終了後も、近くのおいしい中華料理屋さんで、参加者有志の方との会食もあり、カタカナ英語の使い方や英語のニュアンスなど、日米談義にも花が咲きました。JaM Media Sessionの良さは、「Involve(=参加)」する良さでもあります。好奇心と柔らかな心を持っている方は、ぜひドンドン参加してください。
以下は、セッションの最後のスライドで、私が思うソーシャルメディアを表現する言葉です。
ソーシャルメディア:
「人間の感情や思考の交換・共有によって動き出す新しいメディア」
PS: ちなみに、私がセッションで「Peer to Peer = Beer to Beer」の事例で、横浜の馬車道にあるブリティッシュパブ Full Monty Yokohamaを紹介している時、夫はちょうどそこで一人でビールとFish & Chipsを食べていたようです(笑)。