そんな中で、HitWiseの調査分析によると、7/8の週末で、とうとうMySpace.comは、米国の全インターネットの訪問数の4.46%を占めて、米国のNo1ドメインとしてランキングされました。Hiwizeによると、MySpace.comは、6月のSNS(Social Netwrking Site)の訪問数の79.9%を占めていて、単なるSNSを超えて、「現象化」しています。
今まで、最も訪問数の多いドメインだった「Yahoo! Mail」を抜いて、首位に躍り出たMySpace.comは、2004年ではインターネットの訪問数のわずか0.1%に過ぎず、過去2年間で訪問数は 4300%も伸びて、対前年月比132%増となっています。Hitwizeのチャートによると、Google.comの訪問数は6月、7月と3.8%から 4%の間でほぼ横ばいという中で、MySpace.comは、6/3週にGoogle.comを抜きさって以来、4.4%台をキープしています。
このMySpace.comの現象化は、親の立場からすると、論議の呼ぶところで、子供たちの無防備な個人情報の掲載による犯罪化への恐れは以前から多く指摘されていますが、ユーザである当事者の子供たちは一向にお構いなく、友だちを招待し続けているようです。
こうしたCGMの洪水を見ていると、原始の時代に「火」を発見した人類を思い起こします。人間という動物は、今も昔も変わらず、「ツール(道具)」を持つと、大喜びでどんどん使うDNAがあるようです。21世紀の「Naked Ape(=Dr. Desmond Morrisによると、人間は裸のサルである) 」は、テクノロジーによって、SNSのような「ツール」を獲得してしまい、一種の中毒化状態で、ガンガン使っています。このBig Bamgは、簡単に終わらないようです。
この絵は、1950年代にDr. Morrisによって励まされて、生涯400枚の絵を描き続けたチンパンジーのCongoの作品です。Congoの作品の総販売額は £14,000(約206万7000円)となり、プロの絵描きとして成功しています。人間も猿も「ツール」を持つとどんどん使うようです。
「すばらしい!」