"For You, Daughter-in-law, on Your Birthday"
このカードに印刷されていた「義理の娘(法律上の娘)」へというタイトルには、中々日本では見られない言い方なので、思わず「そうだ!この国には、山ほど この義理関係の親子が存在しているんだ。義理関係のカードが印刷されるのは当たり前なんだ!」と、普段気がつかない事実を認識しました。
また、これと呼応するように、私の義理の娘(長女:私は彼女の継母Step Motherにあたります)から連絡は入りました。彼女は、「来年結婚することを決めたので、年末にSFへWedding GownのShoppingに行く。彼女の母親(夫の前妻)と一緒にSFに来るので、ひさみをそのShoppingに招待したい」という申し入れです。最 初は、意味がよくわからず、「彼女は、SFのWedding Gownの良いお店の情報を、私に探して欲しいと言っているのかしら?」と聞いたら、夫は「It is good daugtherly(良い娘として振る舞っている)」と言って笑い出しました。夫から、「彼女が私を母親として認めて、彼女の人生で大切な時を、実の母 と継母である私と3人でシェアしたいと考えている」ということを説明されて、今さらながらに、Family(家族)における私のPositioningを 実感しました。
私には3人の義理の子供がいますが、彼らにとって、夫の前妻は母親で、私は父親の妻という立場なので、この6人が彼らにとっての「家族」という単位になり ます。ですので、私と前妻は、いつも家族のいろんな行事(夫の母親のお葬式、家族ののReunion、クリスマスや感謝祭などの家族のDinner)に、 必ず一緒に参加しています。周囲もそれを当たり前に受け止めており、私も彼女も自然にそれに対応しています。日本では、あまり考えにくい状況ですが、離婚 や法的には未婚といった、いろんなタイプの家族関係が存在するアメリカでは、この手は話はたくさんあります。ラッキーなことは、私と彼女の間に、「こだわ り」がないという点です。
長女と長男は双子で、昨日彼らは30歳のお誕生日を迎えており、24歳の末娘はすでに婚約して、2007年に結婚の予定です。みんなおのおのパートナーをすでに見つけており、我が家はこれからどんどん拡大しそうです。
来年は、もしかしたら、私はStep Grand Mother(継祖母?こんな言葉はあるのかしら?)になる可能性もあり、夫と2人で、「無責任でWildなGrand Parents(祖父母)になって、孫たちにSalingと日本語を教えよう」と、言っています。
Baby Boomers(ベビーブーマーズ:1946~1964年生まれ)が、Empty-Nest(子供が巣立ってしまった状態)に突入しています。新しいライフスタイルを常にSeeking(探求)するブーマーズは、新しい祖父母として、Generation Y(ジェネレーションY:1977~1999年生まれ) や、その次のGeneration Z(ジェネレーションZ:2000年以降)と、従来なかった新たな家族関係ををつくりそうです。