ひさみをめぐる冒険
  • BLOG
  • About
  • Contact

ひさみをめぐる冒険
サンフランシスコ・シリコンバレー在住マーケターのINSIGHT(洞察)



史上初の100万人のTwitterのフォロワーズを達成したAshton Kutcher(アシュトン・クゥチャー)

4/17/2009

 
著名人やマスメディアの従事者にとって、最近はTwitterに関する話題なしでは、夜も日も明けないという感じです。

今朝は、そんなTwitterブームの中で、CNNとどちらが先に100万人のTwitterのフォロワーズを獲得するかという競争を行っていた、俳優のAshton Kutcher(アシュトン・クゥチャー)が、ついに100万人を達成したというニュースです。 こういう結果をみると、著名人にとって「Twitterは、セルフ・プロモーションのためのツールとしてベストだ」という結論に達します。

一般人が100万人のフォロワーズを獲得するのは、どう考えても、よっぽどのことがない限り難しいと思います。アシュトンは、ご存知のように妻のDemi Moore(デミ・ムーア)とともに、リベラルな政治志向で、Obama(オバマ)大統領を支援するために、ミュージックヴィデオを制作したり、自ら何度もYouTubeのヴィデオでオバマキャンペーンしてきた人です。彼のそうしたオンラインでの行動は早くから知れ渡っており、このCNNと100万人のフォロワーズ獲得を競うレースも、彼の以下のヴィデオの公約に基づいています。彼は、CNNより先に100万人を達成したら、CNNの創設者Ted Turnerの自宅に行って、「ding dong ditch(人の家の玄関のチャイムを鳴らして、すぐに逃げ去ること)」をして、そのヴィデオをYouTubeにアップロードするとTweetingしています。こうしたゲーム的な面白さが、今日の100万人の結果をもたらしたようです。
Kutcherはアフリカにマラリア防止のための1万個のベッドネットを寄付するということで、何はともあれ、どんなカタチにせよ、何らかのチャリティが行なわれるので、すべてを良しとすべきなのかもしれません。ただし、Facebookのフレンドのように、またしても数の勝負となって、コミュニケーションのツールとして、会話の面白さがポイントであったTwitterが、フォロワーズという人気度みたいなもので測かれるというコトには、疑問が生じます。

しかし、何でも、物凄いスピードで、すべてが起こります。こんな「Instant Gratification(瞬間的な満足・報酬)」ばかりに慣れるのは良くないと、私のような昔かたぎの人間はついグッチってしまいます。

YouTubeセンセーション③「Susan Boyle(スーザン・ボイル)のヴィデオ」:なぜ女性はスーザンを見て泣き出すのか?

4/17/2009

 
昨日は、義理の息子と娘が我が家に泊まりに来ており、Susan Boyle(スーザン・ボイル)のヴィデオを見た?と聞いたら、知らないと答えたので、すかさず彼女のストーリーを話し始めました。

今日のYouTubeの彼女のヴィデオのビューは、すでに2300万に迫っています。

さらに、今日は、1999年の彼女がチャリティのために録音したCD(1000枚しかありません)が、YouTubeにアップロードされていて、またしても、私は「ぶっ飛びました」。

曲は、バラードなブルースでかなり難しい「Cry Me a River」でしたが、土曜日のオーディションの時のミュージカル「Les Miserables(レミゼラブル)」の「I Dreamed a Dream」とは異なり、かなりのニュアンスを醸し出しながら、見事に歌い上げていました。これで、彼女は「一発屋(1つの曲のヒットしかない)」ではないことが証明されて、今後のオーディションの進展に期待が大いに持てることを実感しました。

今週は、米国のネットワークの各局が彼女にインタビューしていますが、その度ににじみ出る彼女の素朴な人柄を見ると、本当に気分がリフレッシュされます。また、彼女の生い立ちを知るにつれて、ますます彼女に惹かれていくのが、自分でもわかります。彼女は赤ちゃんの時に脳に軽いダメージを受けており、子供の時いじめられたこともありますが、12歳から歌い始めています。2年前に91歳でお母さんが亡くなり、その後は猫と一緒に住んでいますが、お母さんのために何かをしたいと決意して、今回のオーディションに臨んだということです。すっかり有名になった「生涯まだ一度もキスされたことがない」という件に関しては、ノーコメントを通しています。インタビュアーの要請で番組の中でアカペラで歌っていますが、確かに「天使の歌声」にふさわしい、「ピュアな美しさ」をライブでも感じます。

米国では、Demi Moore(デミ・ムーア)に代表されるように、オンオフを問わず、多くの女性たちが、彼女のヴィデオを見て泣き出してしまったと話しています。これには以下の3つの要因が考えられます。

  • 年齢:47歳というもうすぐ50歳に近づく女性の成功を、女性たちは、涙を流しながら喜んでいます。現代社会は、通常若い女性たちを基準にして、女性全般の質を測ろうとします。それは、50代あるいは40代後半の女性たちにとって、かなりしんどい尺度で、時には残酷とも言える言葉が、ある程度の年齢に達した女性たちに向けられます。ユースカルチャーのみに焦点をあてる現代社会のアンチテーゼともいうべき、スーザンの登場に対して、女性たちは思わず涙が流れてくる、それを感じます。
  • 容姿:年齢と同じですが、女性は容姿で判断されます。これはどんなに繕っても繕えない、社会の真実で、女性は生まれた時から、そのダブルスタンダードの中で生きています。そうした社会のハリウッド的な容姿への賛美に、真正面から向き合っているのがスーザンです。あの豪快な眉毛やリンゴのような真っ赤な頬、笑うたびに揺れる二重あご、私は非常に愛らしいと思います。彼女の天真爛漫ともいうべき、こうしたアンチハリウッド的容姿を、美容整形やメイクアップで壊してほしくない、そう思います。そうです、彼女の出現は「自分は美しくない(=容姿に自信が持てない)と思っている女性」たちに勇気を与えています。だから、女性たちは彼女を姿を見ると、涙が出てくるんだと思います。
  • 埋もれた才能:スーザンのような才能のある人が、世界中にたくさんいます。多くの人たちはその才能を開花することなく、埋もれたままで人生を終えていきます。また、大して才能がなくても、ちょっと見た目が良い程度で、うまくコマーシャルベースにのると成功してしまう、そんなことが度々起こります。人生は公平であるべきですが、現実は実に不公平です。そうした中で、例え47歳と遅くなっても、才能が花開く時がある、そうしたフェアリーテール(御伽噺)のようなストーリーを、女性たちはスーザンに見ようとしています。女性は、フェアリーテールが大好きです。人生は簡単にはハッピーエンドにならないと思っていても、やっぱりハッピーエンドがなって欲しい、そういう思いの女性たちは、自然と涙が頬を伝うのだと思います。


過去3日間、「スーザン現象」の興奮が冷めやらず、連続してエントリしていますが、米国に住む女性として、これはどうしてもブログせずにはいられない話です(ここのところこのブログへのアクセスが急速に伸びています、これもバイラルヴィデオの影響力です)。今日はスーザンはOprah Winfreyの番組に出演しますが、これでYouTubeのビューがどこまで伸びるか、明日は見ものです。


YouTubeセンセーションアップデイト②:ついに「Susan Boyle(スーザン・ボイル)ヴィデオ」は1300万のビュー

4/16/2009

 
昨日、エントリした「Susan Boyle(スーザン・ボイル)のヴィデオ」のビューは、なんと今日は1300万に達する勢いです。

今朝も、いつものようにJazzerciseのクラスに出かけましたが、ステージ上のインストラクターはいきなり「スーザン・ボイルのヴィデオを見た?」を叫びだし、彼女のバックグランドや容姿、さらに審査員やオーディエンスの反応を説明して、見ていない人は絶対にYouTubeで見るべきだと、みんなを説得し始めました。もちろん、ほとんどの人はすでに見ており、今朝のABCの「Good Morning America」の彼女のインタビューを見ている人もいて、このYouTubeセンセーションは、たった6日間で、米国民も含めてグローバルセンセーションとなってしまいました。

私も昨日エントリした後、すぐに日本出張中の夫にeメールして、見るように伝えています。Jazzerciseのクラスメイトも、夫から、家族から、友人から転送された、自分もすぐに家族や友人に転送したと、いきなり全員が、このヴィデオをバイラル化するためのマーケッターになったかのように、スーザン・ボイルのWOM 「Word of Mouth(口コミ)」を創出しています。

インストラクターもクラスメイトも、通常のポップカルチャーからほど遠いスーザンの容姿に関して、多分プロの手によってすぐにメイクオバーされてしまうとか、47歳の人生で一度もボーイフレンドをもったことがない、誰からも一度もキスされたことがない、といったスーザンの人生を大いに話しまくっています。

こうした一連の流れを見ると、最近のヴィデオやニュースのバイラル化のスピードの速さにとにかく驚きます。かつては、TVのゴシップ番組が人々の井戸端会議的な話題の情報源でしたが、現代は「Peer(仲間)」が見つけたニュースが、あっという間にインターネットを通じて、たった数日間でグローバルに広まってしまいます。これには、当然、ブログ、Facebookのようなソーシャルネットワーク、マイクロブログのTwitter、モバイルデバイスなど、人々が「会話」を促進するためのツールがバイラル化のスピードをあげています。

スーザンが勝ち抜いていくかどうか、みんな大いに気になっていますが、とにかく彼女に関するWOMは引き続き創出されていくと思います。


Facebookの最新の評価額は40億ドル(4000億円)

4/16/2009

 
Facebookの急成長はとどまるところを知らないという感じです。4月8日のFacebookのブログで、CEOのMark Zuckerbergは、アクティブユーザは、グローバルで2億人を超えたと発表して、国に例えればブラジルと日本を抜いて、全世界第5位の規模にあたると、彼は語っています。

昨年の8月以来、毎日50万人の新たなメンバーが加わるFacebookは、この巨大なユーザのサイトを支えるだけでも、大変な金額を必要とします。TechCrunchによれば、Facebookは毎月2000万ドル(20億円)のキャッシュを必要としており、このままの成長を続けると2年以内にキャッシュをすべて失ってしまうと予測しています。2009年のFacebookの収入予測は、以下のように各々の企業によって数字が異なりますが、TechCrunchは、3月27日の時点でFacebookは、3億ドル(300億円)のキャッシュがあると確認しています。

  • eMarketerによるFacebookの2009年の収入予測:2億3000万ドル(230億円)
  • TechCrunchによるFacebookの2009年の収入予測:3億ドル(300億円)
  • Facebook自社内の2009年の収入予測:4億ドル(400億円)


昨年のマイクロソフトのFacebookの査定評価額は150億ドル(1兆5000億円)でしたが、TechCrunchの今日の記事によれば、General Atlanticはどうやら金額を大分落として、40億ドル(4000億円)という査定をしたようです。GoogleがFacebook買収に興味を示した時に金額は、20億ドル(2000億円)でしたから、それでも倍の評価額です。

IPOを狙っているFacebookにとって、それまでの繋ぎ資金として、投資はウエルカムです。General Atlanticから資金が入ると、まずはインディペンデントのまま、この「ridiculous growth(馬鹿げたともいえるほどの成長)」を維持できるので、資金調達は必要なんだと思います。

我が家も子供たちは、私が出す通常のeメールには全然返事をせず、Facebookを通して、メールしたり、写真のアップデイトをしており、Facebookの「Utility(ユーティリティ:水道や電気のように生活に必要不可欠なもの)」としての役割はかなり大きいものがあります。私はFacebookが存在しなくて何ともありませんが、そうじゃない人が2億人以上もいるとなると、これは大きな問題です。

米国の新しい「Happiness Index(幸福指数)によるとネブラスカ州がNo1です

4/16/2009

 
財政面から「幸福度」を量ると、何と「Nebraska(ネブラスカ)州」が、Washington DCを含む全米51州のうちで、No1になるそうです。もちろん世界一のお金持ちWarren Buffett(ウォーレン・バフェット)が住んでいる州ですし、驚くには値しないのかもしれませんが、私の住むCalifornia(カリフォルニア)州が「幸福指数」49位という数字を見て、ちょっと首を傾げています。この指数はMainStreet.comによる「Happiness Index」です。ネブラスカがトップになった理由は、以下の基準からきています。

  • 銀行差し押さえ数の少なさが、全米で第2位
  • 失業率の低さが全米で第2位
  • 収入に比較して、住宅ローンの負債比率が全米で第5位と低い
もちろん、これは財政面からみたランキングですので、これだけで「幸福度」を測ることは早計です。以下は、そのリストのトップ5とボトム5の州です。

  • トップ5:ネブラスカ(1位)、アイオワ(2位)、カンザス(3位)、ハワイ(4位)、ルイジアナ(5位)
  • ボトム5:オレゴン(51位)、フロリダ(50位)、カリフォルニア(49位)、ネヴァダ(48位)、ロードアイランド(47位)


トップ5の州で、私が個人的に親しみを覚えて、住む可能性があるとしたら、4位のハワイ州ぐらいです。私には実感があまりありませんが、こうした中西部の街は、都市部と異なり、景気の変動や住宅バブルのような経済的な影響が少なく、多分暮らしぶりが安定していて、住みやすいんだなあという印象を受けます。

私の住んでいるアイランドシティ「Alameda(アラメダ)」は、サンフランシスコ・ベイエリアの中にありますが、小さな島でベイエリアのほかの地域とはちょっと気分が異なり、みんなアイランダーとしての意識を持って、小さなコミュニティを守ろうとしている感じです。かつて住んでいてた郊外型のRedwood Shoresのムードとは大きく異なります。「幸せ」はいろんな尺度で量れますが、ここ「Alameda」に住む私は、歩いていける距離に、ビーチ、レストラン、映画館などがあり、セーリング、自転車などアクティビティが簡単に出来る、このコミュニテイにかなり満足していて、凄く幸せだと思っています。

今日はカーネギーホールで「YouTube のインターネットシンフォニー」が演奏されます

4/15/2009

 
今晩は、NYのカーネギーホールで、YouTubeによって選ばれた世界30カ国から90人のミュージシャンが一同に介して、「YouTube Symphony Orchestra(YouTubeシンフォニーオーケストラ)」と題して、演奏が行なわれます。指揮者はサンフランシスコ・シンフォニーのMTT(Michael Tilson Thomas)です。

全世界70カ国から、プロおよびアマチュアのプレイヤーが、3000以上のヴィデオで応募したこのコンテストは、全世界のプロのオーケストラのパネリストが200人のファイナリストが選び、それをYouTubeのユーザによる投票(2月14日から22日の期間)で、最終の演奏者を決定するというプロセスを踏んでいます。

今日、YouTubeのチャネルで、Tan Dunによる応募曲「Internet Symphony No. 1, Eroica(インターネットシンフォニーNo1、エロイカ)」のマッシュアップヴィデオを見ましたが、世界が音楽を通じていかにコネクトしているかということと、それを可能にするインターネットのチカラを改めて実感しました。

オーケストラは26の楽器で、プレイヤーの年齢は17歳から55歳という幅広いレンジです。このマッシュアップのヴィデオの中で、1分42秒、2分40秒に、スターウォーズもどきのマスク姿のプレイヤーも見えます。こういうウィットはYouTubeらしくて、楽しいものです。

オンとオフはこうしたカタチでつながっていって、そのうち垣根を感じなくなる、そんな気がします。

PS: 夫はクラシックファンでもあるので、昔は良く2人でドレスアップして、サンフランシスコ・シンフォニーのニューイヤーズイブのコンサートに出かけました。ニューイヤーを迎える直前に、みんなで踊るウィンナーワルツは、MTTの指揮だったことを思い出します。最近は、ニューイヤーズセーリングとか、地元のAlamedaのレストランでライブダンスと、大分アクティビティが変わりました。

YouTubeセンセーション①「Susan Boyle(スーザン・ボイル)」4日間で678万ビュー

4/15/2009

 
今日はもう一つYouTubeネタです。今、「YouTubeセンセーション」と呼ばれて、11日にアップロードされたヴィデオが、すでに678万ビューを記録しています(このヴィデオの埋め込みは許可されていないようで、リンクのみです)。

「American Idol(アメリカン・アイドル)」の英国版TV番組「Britains Got Talent」に現われたSusan Boyle(スーザン・ボイル)のヴィデオシーンは、今、世界中で閲覧されています。47歳の教会のボランディアワーカーがステージに登場した時に、審査員も含めて、誰もが彼女が天使の歌声ともいうべき歌唱力を持っていることを予想していませんでした。彼女に対する審査員のシニカルな態度は、彼女が、ミュージカル「Les Miserables(レミゼラブル)」の「I Dreamed a Dream」を歌い始めた時に、驚愕の表情に変わり、会場のオーディエンスの熱狂とともに、Susanの歌唱に圧倒されたようでした。

アメリカンアイドルの毒舌的な審査員として有名なSimon Cowell までも「extraordinary」と評し、Piers Morganは「stunning performance was "the biggest surprise I've had in three years of this show」と絶賛しています。11日の放送は、6000万人の英国人口のうち1140万人が視聴したといわれています。Susanは、3人の審査員から「Yes」をもらうと、拳をふりあげてアタマを振りながら足を踏み鳴らすというスコットランド人的なアクションが入り、大いに盛り上がりました。英国では「Underdog(負け犬)」を応援する傾向があり、彼女のシリーズ勝利が実現すると、かなりドラマティックな流れになるので、今後の動向は大いに注目したいと思います。

Susanのまるで一度も美容院に行ったことがないヘアスタイル、物凄い迫力の眉、教会に行く時のワンピースといった感じのドレスと黒のストッキングに白のハイヒールという組み合わせ、どれをとっても現在のポップカルチャーから大きく離れており、個人的には彼女のアンチ・ポップカルチャー的な出現を大いに喜んでいます。YouTubeのコメントを読むと、すでに彼女のメイクオーバー(プロが彼女の容姿をソフィスティケートにする)に関する論議が出ていますが、私は農場からそのまま出てきたような彼女の荒削りの容姿を大事にしたいと思います。さて、さて、どうなることか?

ホワイトハウスのファーストドッグの名前は「Bo Obama」です。

4/12/2009

 
Picture
昨日の夜ワシントンポストのeメールで、ホワイトハウスの新しい住人である子犬は、「Portuguese water dog(ポルトガルウォータードッグ)」で、名前はオバマガールズによって、「Bo」と命名されたということを知りました。黒と白のカラーの6ヶ月の子犬は、レインボーカラーのレイをかけて、ちょこんと座っており、すでに米国中で大いに話題となっています。

「Bo」は、ケネディ上院議員からのギフトです。以前から動物保護施設に収容された犬をホワイトハウスに迎えたいと発言していた大統領一家ですが、結果、Portuguese water dogを自分でも何頭か所有しているケネディ上院議員が、一度ある家族が所有してうまく折り合いがつかなかった「Bo」を引き取って、それをオバマファミリーにプレゼントしたようです。アレルギーのある長女Malia(マリア)のために、Portuguese water dogか、Labradoodle(ラブラドゥドル:ラブラドールとプードルのかけ合わせ)が選ぶと言われていましたが、予想通りの子犬がイースターの日に、ホワイトハウスに到着したようです。オバマファミリーは、保護施設の子犬を手元に置くことは出来ませんでしたが、ワシントンの動物愛護センターに、寄付すると発表しています。

この続きは、無料の会員制コラム「Obama Watch:変革の時を迎えた米国社会」をご覧ください。


グッドフライディとイースターに思うこと:「ポスト宗教」時代を迎える米国?

4/10/2009

 
今日は「Good Friday(グッドフライディ)」で、イエス・キリストが処刑された日です。あさっての日曜日は、「Easter(イースター)」で、彼が復活した日となります。イースターと言っても、教会に毎週熱心に通うタイプではない人たちは、キリストが処刑されたか、復活したとかいうことよりも、カラフルに塗られた卵やイースターバニー(ウサギ)を連想して、むしろ季節を彩る年中行事の一つとして捉える人も多いと思います。

イースターの時期に合わせるカタチで出されたNewsweekの4/8の調査と「The End of Christian America?」記事が、今、話題を呼んでいます。4/1-4/2の間に実施された調査で、米国を「キリスト教国家」と考える人が、4年前の2005年の71%から、昨年は69%に落ち、さらに現在ではそれが62%と7ポイントも落ちているというデータです。以下に興味深い数字を挙げます。

  • 米国人の生活の中で、宗教は影響力を失っている:68%(2000年は58%、1984年は39%、1962年は32%)
  • 米国人の生活の中で、宗教は影響力を増している:19%
  • 米国は「キリスト教国家である」:62%(2008年は69%)
  • 米国は「キリスト教国家ではない」:32%(2008年は26%)
  • 宗教は今の米国の問題を解決するために、すべてあるいはほとんど助けることが可能:48%(1994年は64%)
  • 宗教は米国の政治の中で大きな役割を果たす:26%(2008年は33%)
  • 宗教は米国の政治の中で大きな役割を果たさない:31%(2008年は25%)
個人レベルでは、85%の人は「宗教は非常に重要、あるいは重要である」と答えており、この数字は過去10年間で大きく変化していません。また、以下は自分自身の宗教的な描写ですが、米国人の10人のうち9人までは、何らかの宗教、あるいはスピリチュアルなものを信じています。

  • 48%:「宗教の信者である&スピリチュアルなことを信じる」
  • 30%:「スピリチュアルなことを信じるが宗教信者ではない」
  • 9%:「宗教信者でもないし、スピリチュアルなことを信じてもいない」
Newsweekの記事でも分析していますが、オバマ大統領の出現に象徴されるように、米国人の政治志向は「リベラル」にシフトしており、政治や社会問題に「宗教」を利用したり、その影響力を駆使することへの反発を感じていることを、私も日々実感します。共和党はもともとブッシュ政権に代表されるように、「evangelical(キリストを救世主と信じる熱心なプロテスタント信者)」と呼ばれる人たちをベースにした基盤を確立していましたが、以下の数字に見られるように、その基盤も民主党に1ポイントリードされて、カソリックでは33ポイント、「Secular(特定の宗派や教会に属さない人たち)」では22ポイントの大差がついています。

  • evangelical(キリストを救世主と信じる熱心なプロテスタント信者):民主党支持者(35%)vs. 共和党支持者(34%)
  • カソリック信者:民主党支持者(50%)vs. 共和党支持者(17%)
  • Seculars(特定の宗派や教会に属さない人たち): 民主党支持者(35%)vs. 共和党支持者(13%)vs. インディペンデント(44%)


こうした米国民の政治社会問題における「脱宗教意識」は、4/3のIowa(アイオワ)州の最高裁判所の判決、「同性愛者およびトランスジェンダー同士の結婚を認めないことは、州の憲法の『人権の保護と平等』に反するとして、ゲイマリッジを認める」という動きにも反映しています。今週はアイオワに続いて、Vermont(ヴァーモント)州もゲイマリッジを正式に認めることとなり、現在米国ではMassachusetts(マサチューセッツ)、Connecticut(コネチカット)を含む4つの州が認めています。オバマ大統領が2008年2月白人層が90%以上を占めるアイオワの最初の民主党予備選挙で勝利したように、コーストライン(海岸沿いの州)ではなく、米国の中心に位置するハートランドのアイオワがゲイマリッジを認めたのは、非常に大きな意味を持ちます。

今週は、オンラインに、現在American Idol(アメリカンアイドル)のトップ8に残っているAdam Lambertが男性とキスをしている写真が出回り、大騒ぎとなっています。私も彼を最初に見たときに、たぶんゲイかなと思いましたが、それがそんなに大きな意味を持つということに気がつかないくらい、メディアにゲイの人はあふれています。常に攻撃的なものの言い方で物議をかもすFox Newsのコンサーバティブなトークショウホスト、Bill O'Reillyが、番組の中で彼がゲイであるかどうかが投票に影響するか?と議論していましたが、思わず、そんなことを真剣に考える人もいるんだと実感するくらいです。私の場合は宗教からうーんと離れているので、一般的とは思えませんが、それでもFox Newsの女性キャスターは、「ゲイ云々」はミュージシャンの世界では意味がないし、Adamの歌唱力は凄いと答えているのを見て、一安心しました。

オバマ大統領も、トルコでのスピーチで、「米国は、キリスト教国家でも、ユダヤ教国家でも、イスラム教国家でもない…」と、宗教と政治を切り離して、米国を語っていました。彼自身はキリスト教の信者として、個人の宗教生活は保持していますが、パブリックとプライベートを使い分けています。「宗教」の政治的利用ほど危険なことはありません。過去の何千年の人類の歴史、あるいは現在の世界状況を見れば、「宗教を利用した政治家による戦争」ほど恐ろしいものはありません。

今日は、「グッドフライディ」です。イエス・キリストもある意味の「コミュニティオーガナイザー」でしたが、彼もきっと政治の道具に、自分の教えを信じる人たちを使うことを好まないと思います。

ブランディング2.0:オバマ大統領の新たな役割「ニューアメリカン」

4/7/2009

 
今朝のObama(オバマ)大統領のヨーロッパ最後の訪問地は、イラクでした。最後まで秘密にされた大統領としての初のバクダット訪問は、多くの人を驚かせました。今回のロンドンのG20、フランスのNATOのコンファレンス、トルコ訪問は、地元の人たちを熱狂させて、オバマ大統領のStrength(強み)である、意見や立場が異なる人たちに「Reach out」する能力を如何なく発揮したといえます。以下は、各調査機関の政治調査のアグリゲーションサイト「Pollster.com」による「大統領の仕事を認めるかどうか」の数字の推移です。4/7時点ですが、俯瞰で見ると61.5%の人たちは大統領を認めています。3月半ばに認める数字が下降し、認めない数字が上昇して、大統領への評価に陰りが見えたかと思いましたが、今回のヨーロッパ訪問で、認める数字が上向いてきています。


3/31に発表されたCNN/Opinion Researchでは、「ヨーロッパで米国を代表している大統領への評価」を聞いたところ、86%と9割近い人は「良い仕事をしている」と答え、「悪い」と答えたのはわずか13%でした。

この続きは、無料の会員制コラム「Obama Watch:変革の時を迎えた米国社会」をご覧ください。

<<Previous
Forward>>

    大柴ひさみ

    日米両国でビジネス・マーケティング活動を、マーケターとして、消費­者として実践してきた大柴ひさみが語る「リアルな米国ビジネス&マーケティングのInsight」

    Paragraph. ここをクリックして編集する.

    Archives

    May 2021
    April 2021
    March 2021
    February 2021
    January 2021
    December 2020
    November 2020
    October 2020
    September 2020
    August 2020
    July 2020
    June 2020
    May 2020
    April 2020
    March 2020
    January 2020
    November 2019
    August 2019
    November 2016
    October 2016
    May 2016
    April 2016
    January 2016
    December 2015
    August 2015
    July 2015
    June 2015
    May 2015
    December 2014
    November 2014
    January 2013
    November 2012
    August 2012
    May 2012
    December 2011
    November 2011
    October 2011
    August 2011
    May 2011
    April 2011
    March 2011
    January 2011
    November 2010
    October 2010
    September 2010
    August 2010
    July 2010
    June 2010
    May 2010
    April 2010
    March 2010
    February 2010
    January 2010
    December 2009
    November 2009
    October 2009
    September 2009
    August 2009
    July 2009
    June 2009
    May 2009
    April 2009
    March 2009
    February 2009
    January 2009
    December 2008
    November 2008
    October 2008
    September 2008
    August 2008
    July 2008
    June 2008
    May 2008
    April 2008
    March 2008
    February 2008
    January 2008
    December 2007
    November 2007
    October 2007
    September 2007
    August 2007
    July 2007
    June 2007
    May 2007
    April 2007
    March 2007
    February 2007
    January 2007
    December 2006
    November 2006
    October 2006
    September 2006
    August 2006
    July 2006
    June 2006
    May 2006
    April 2006
    March 2006
    February 2006
    January 2006
    December 2005
    November 2005
    October 2005
    September 2005
    August 2005
    July 2005
    June 2005
    May 2005
    April 2005

    Categories

    All
    Book
    Business
    Culture
    Current Affairs
    Game
    Green : 環境・テクノロジー
    Healthy Life
    Influencer
    JaM Media
    Marketing
    Movie
    Music
    Obama Watch
    Online
    Politics
    Religion
    SNS
    Sports
    Technology
    Travel
    TV
    Twitter
    WOM (Word Of Mouth)

Proudly powered by Weebly