
ボストンではちょうどRed Soxの松坂のデビュー後だったせいか、空港には日本人観光客を出迎える旅行代理店の人もいて、ボストンはちょっとした日本ブームです。「Dice-K(ダイスケという発音をスペルアウトしています)」という英語が、新聞の紙面を飾っており、けっこう日本人らしき人たちを見かけました。しかし、West CoastのSFの快適な気候に慣れている私は、まだ雪も残っていたボストンは、ちょっと寒すぎるという感じです。普段コートを着ない私は、日本の実家にビジネススーツ用のコートを置いているので、今回は唯一SFにあるウールで、「ブランケット(毛布)」と呼んでいるカジュアルなコートを持参しました。この毛布コートは大いに役立ちました。NYもビルの谷間は風が吹くと本当に寒いし、いかに自分が普段気候にスポイルされているか実感します。
NYで面白かったのは、「クルマの運転中にクラクションを鳴らすと罰金380ドル(このぐらいに数字だったと思います)」という、表示を見た時で、やはりテンションの高いNYらしい交通規制だと、思いました。これも、すべて西海岸と東海岸のカルチャーの違いだと思いますが、朝エレベータに乗っても、誰もモーニングとかハーイとか言わないし、やはりEast Coastはあまりカジュアルではなく、Establishedされており、みんな、何となく気が張っている感じです。
今回は強行スケジュールで食事はイマイチだった中で、唯一気に入ったレストランは、ニュージャージーの空港の近くのポルトガル人の経営するレストランです。ここで食べた「今日地元でとれた魚料理-鯛の塩焼き」はおいしかったです。これは日本風に尾頭付きの鯛を丸ごと塩だけで調理してある、非常にシンプルなディッシュでしたが、ウェイターは、骨がついていると盛んに事前に説明していましたが、日本人の私たちにとって、そんなことは何の問題にもなりません。魚は塩焼きに限ると信じている私は大満足で、食べにくいナイフとフォークを横において、最後は手掴み状態で骨をしゃぶるようにして、食べました。
同行の方がポルトガルの魚の食べ方は、日本人と同じといったとおりの調理方法だったのでオーダーしましたが、これは大きな発見です。ポルトガル料理の店では、ぜひ魚を試してください。これはお薦めです。
- 出発の9日の朝は午前3時半に起きて、SFO空港に向かい、午前6時10分発のUAで、シカゴ乗り換えの後にボストンへ到着。
- ホテルに着いたら、すでに午後18時半、米国を横断する飛行時間は5時間ですが、時差が3時間あるために、East Coastへ行くのは、日本に行くような距離感です。
- 翌日はホテルをチェックアウトして、そのまま訪問先に向かい、ミーティング終了後はその足で、空港に向かって、コンチネンタル航空に乗って、ニューアーク空港に向かいました。
- ニュージャージーでは、2泊出来たので、ちょっと余裕をもって、久しぶりにNYのマンハッタンまで足を伸ばしました。私が訪れるNYは、いつも寒い時で、空はグレーでイマイチですが、まあちょっとNYをアップデイトできました。
- 翌日は、やはり午前4時起きで、6時半のUAで直行便でSFOに戻りました。帰りは3時間の時差を逆に稼げるので、空港の近くのホテルで打ち合わせをして、Alamedaの自宅に戻ったのは、お昼過ぎです。
- メールチェック後は、一時間近いコンファレンスコールで話しぱなしで、その後は不在中の事務処理と、バタバタ働いて、そのまま気がついたら、夕方でした。