ひさみをめぐる冒険
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ひさみをめぐる冒険
サンフランシスコ・シリコンバレー在住マーケターのINSIGHT(洞察)



「Twitter」のリアルタイムのスピード感、これがやはりポイントなんですね。

7/23/2009

 
やっと、昨日日経BPの「米国ネットマーケティング茶話」のコラムの原稿を書き上げて、送りました。テーマは、またしても「Twitter」です。先週、Twitterの社内機密文書のハッキングとの公開問題を、ブログでエントリしましたが、ついつい気になって、「Twitterのリアリティチェック」というタイトルでコラムに仕上げましたので、皆さんも読んでください。

オバマ大統領も、政権の「The Battle of Waterloo(ワーテルローの戦い)」とと言われる「ヘルスケアのリフォーム」のために、昨晩はプライムタイムにプレスコンファレンスを開いて、直接国民に法案化の重要性を説いています。もちろんオバマ政権もTwitterアカウントを持っていますので、昨日のプレスコンファレンスに関するTweetが挙げられており、180万7697人のフォロワーズはこの問題に関して、ディスカッションしています。ちなみに、TwitterCounter.comによれば、7月23日現在、オバマ大統領のフォロワーズの数では、第7位にランクされています。

日本でもメディアやライター、ブロガーの方たちが、随分Twitterを使い出していますが、やはりこれは、「リアルタイムでアップデイトされる会話のスピード感」が、利用者にはたまらないのではないかと、と思います。

日本滞在中に開催したJaM Session in Tokyoでも、Twitterによるリアルな実況中継がありましたが、そのTweetをまとめていただいたのを、改めて読むと、自分はプレゼンターでオーディエンスがどんな風に、自分を見ていたのかが理解できて、非常に参考になり、また感銘を受けました。以下が、「yteppei」さんがご自身のブログで、当日の実況風景をまとめたエントリの冒頭部分です。このセッションに参加された方たちの感度の良さとスピード感は、非常に素晴らしく、私もオーディエンスになった気分で、これを読みました。皆さま、本当にありがとうございました、改めて、この場を借りて、心からお礼申し上げます。

第1部 大柴さんのプレゼン-オバマ現象以後の米国のコミュニケーション変化について-

hirata今日は 第3回 JaM Media Session in Tokyo にきていますlinkhiratatwitter 中継していいとのことなので、ちょこちょこと話を中継してみたいと思いますlinkhirataとりあえず会議室で電源とコーヒーとドーナツを確保しました。linkhirata主催者からの注意: スクリーンの撮影とtwitter中継はご自由に、動画の撮影はご遠慮ください。コーヒーとドーナツもどうぞ。linkhirata大柴さんの自己紹介。サンフランシスコをベースにしたマーケティングコンサルティング。1995年までは日本の広告代理店、1995年から米国で代理店に勤務、その後 Jam Japan Marketing LLC で活動。linkyteppei第3回JaM Media Sessionだから #JMS03 もしくは #JMS でいきたいと思うんですが!linkdreamyou@yteppei んじゃそれで #JMSlinkhiyopura_dark@yteppei じゃ #JMSlinkyteppeiやっぱりハッシュタグこっちになったらしい #JMSlinkitokenvここは感度が高い層が来てる<=twitter使用率を聞いて。タグ混乱中、#JMSに最終決定link4416ついったーユーザー率75パーって、すごいバイアスだな(笑) #JMSlinkhiyopura_dark@yteppei あっいれち!てか聞けって感じ?(笑)kikuiさんに従って#JMS にした!linkdreamyouツイッターはパブリックな場。 #JMSlinkitokenvFacebookは仲間内、twitterはパブリック。Facebookは内向きだから企業マーケティングに向かない #JMSlink

これ以降も延々と中継されていますので、ぜひ続きは「yteppeiさん」のブログで読んでください。

"Mac vs. PC"の広告合戦に見る価格競争はどっちに軍配が上がったか? 

7/18/2009

 
PC Worldによれば、マイクロソフトのコンファレンス「2009 Worldwide Partner Conference」で、COOのKevin Turnerは、自社の「Laptop Hunters」の広告キャンペーンに関して、Appleの法務部門から、広告に関するクレームの電話があり、いかにアップルがMSのこの広告にイラついているかを示唆しました。Turnerによれば、アップルの法務部門は、「すでに100ドル以上も価格を下げており、MSはこの広告を流すことを中止すべきだと訴えった」して、自分のビジネスキャリアの中で最も凄い電話であったと、席上語っています。

アップルはこのMSの一分間の価格攻撃の広告に対抗して、以下のような広告で反撃しています。

昨年のオバマキャンペーンの時にも、実感しましたが、競合の攻撃的な広告への反撃は、即座に行なわないと、ロイヤルカスタマーの心証を害することがあるという点です。ロイヤルカスタマーは、常に自分の判断(その製品を購入したこと)が正しかったと、企業に証明してもらいたがっています。その観点からすると「広告」は、すでにそのブランド・製品・サービスを購入してカスタマーの描く「ブランドイメージ」をきちんと表現し、さらにその顧客がよりスマートに見えるようなライフスタイルを訴求することが非常に重要になってきます。

すでにカスタマーになった顧客が、「Buyers Remrose(高額商品購入後の後悔や不安による落ち込み)」を起こさないために、その顧客にとって意味のあるブランドであることをコミュニケーションする、それが広告の大きな役割であるを十分認識して、企業は広告展開をすべきだと思います。今回のこのMac vs. PCの広告は、非常にシンプルにPCの価格のベネフィットを訴求するMSに軍配が上がる、そんな気がします。

「Twitter vs. TechCrunch」と化したTwitterのハッキング情報公開問題

7/17/2009

 
過去3日間ブログ圏をにぎわした「ハッカーによるTwitter社内の機密書類盗難および漏洩事件」は、いまや「Twitter vs. TechCrunchの倫理観の相違」といったカタチに推移して、益々ヒートアップしています。

TechCrunchの公開したTwitterの盗難ドキュメントの内容は、以下のTechCrunchのポスティングに詳細がでていますは、これを読むと、「Twitterの社内会議」を盗聴しているような錯覚に陥るぐらい、Twitterがパブリックに出したくない情報が満載です。

  • by Erick Schonfeild on 7/14: Twitter's @Ev Confirms Hacker Targeted Personal Accounts; Attack Was "Highly Distressing."
  • by Michael Arrington on 7/14:In Our Inbox: Hundreds Of Confidential Twitter Documents
  • by Michael Arrington on 7/15: Our Reaction To Your Reaction To the Twitter Confidential Documents Post
  • by Michael Arrington on 7/15: Final Tweet: The Twitter Reality Tv Show Pitch
  • by Michael Arrington on 7/15: Twitter's Financial Forecast Shows First Revenue In Q3, 1billion users in 2013
  • by Erick Schonfeld on 7/16: Twitter's Internal Strategy Laid Bare: To Be "The Pulse Of The Planet"


TechCrunchのArringtonは、「Twitterと話し合って、結果ニュース価値のあるものを公開しており、個人情報として公開すべきでないものは出していないとコメントしています。彼の論点は、TechCrunchのようなニュースサイトは、日々『盗まれた情報』、例えば社員や企業の関係者が漏らした情報を得て、読者に真っ先に価値のある情報を報道している。その観点から考えると、今回の「盗まれた情報」も通常のリークされた情報と変わらず、その観点で選択した情報を公開した」と言っています。情報公開に関する読者や有識者の多くの批判への返信コメントですが、改めて上記のポスティングを読むと、Twitterの社内以外に、ポテンシャルパートナー(AOL、Dell、Ericsson、Nokiaなど合意書を取り交わしている)、さらに今後ディールすべきGoogle、Facebook、MSといった名前の企業とのやり取りが、すべてポスティングされており、経営者として誰でも顔が真っ青になるものです。

TwitterのCEOのEvan Williamsが、TechCrunchが機密書類を公開したことに関して、以下のように「誰もどんな情報を公開してよいという許可を出していない」とTweetしていますが、このTechCrunchとの争いは、今後大きな火種を生みそうです。ちなみに彼、および彼の奥さんのプライベートな記録もハッカーに盗まれています。

@TechCrunch @arrington “we have been given the green light by Twitter to post this information” What?! By whom? That’s not our understanding

公開文書には「Twitterが2013年に10億人のユーザを獲得した場合、地球という惑星の『Pulse(脈拍・鼓動)』となる。それは、『Alert system(警告システム)』ではなく、『Nervous sysem(神経系統)』という役割を持つ。」というフレーズもあり、スクリーンショットの掲載とともに、Twitter内部の生々しいディスカッションの様子が垣間見れます。Twitterという今最も注目されている企業は、ハッカーの最も標的となりやすい会社ですし、Twitterは5月にも一度ハッキングされており、セキュリティの甘さは否めないと思います。

ポスティングの中で、Twitterが自問自答するように「Are we building a new Internet?(我々は新しいインターネット世界を作ろうとしているのか?」というフレーズがあり、なるほど気分はそんな感じなんだと妙に実感しました。

メジャーリーグベースボールと大統領と私たち

7/16/2009

 
週末はメジャーリーグファンの母を連れて、オールスターゲームのブレイク前のデイゲームに出かけました。私の住むアイランドシティAlamedaは、直接サンフランシスコ・ジャイアンツのAT&T球場まで行けるフェリーが運航しており、母と2人でベイをフェリーで渡ってボールゲームを見に行きました。帰りのフェリーは、試合終了後20分後に出てしまうために、最後まで見ると乗り遅れるので、8回が終わったら徐々にフェリー乗り場に向かって移動しながらゲームを見るしかないと、母に言い聞かせて、球場に入りました。

席は、前日、ジャイアンツファンがチケットの売買をする公式サイトで購入し、三塁側のグラウンドに非常に近いシート(Section123, Row28, Seat13&14) です。グローブを持参した私は何度か立ち上がりファウルボールを捕ろうとするほどの良い席でしたが、結果Barry Zitoの悪い部分が出てしまいジャイアンツは10対4でサンディエゴ・パドレスに負けてしまいました。夏の眩しく暑い日差しの中で、息子の誕生会の代わりにベースボール観戦に小学校の低学年の男の子たち5人を引き連れた父親と子供たちが私たちの前に陣取り、彼らと一緒になってアイスクリームを食べながら、ゲームを大いに楽しみました。
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オールスターゲームは、母と2人でTV観戦となりました。Obama (オバマ)大統領の始球式が話題となりましたがそれ以上に私が感激したのは、大統領が大統領専用機(Air Force One:エアフォースワン)に、ジャイアンツの伝説的な黒人プレイヤーのWillie Mays(ウィリー・メイズ)を招いて、改めて、彼やJackie Robinson(ジャッキー・ロビンソン:黒人初のメジャーリーグプレイヤー)のような先人がいたから、現在の自分があると、ウィリーに語ったことです。
大統領は、以下のようにウィリーに話しました。

"Let me tell you, you helped us get there. If it hadn't been for folks like you and Jackie, I'm not sure that I would get eklected to the White House."

ウィリーは、ヴィデオで、11月4日の大統領選挙投票日の午後11時15分、TV番組で「OK(オバマが大統領に選ばれた)」という言葉を聞いて、その後、朝の午前7時15分まで眠れなかったと語っています。投票日のあの夜に、黒人差別の酷かったアラバマ州のBirminghamから、14歳で出てきたウィリーのアタマに去来したものは、とても簡単に語りつくせるものではありません。そんな彼を、オールスターゲームの日に大統領専用機に招いた大統領の心遣いは、とても印象的です。

私もさまざまな機会に、ジャイアンツのゲームの中で、ウィリー・メイズを見ていますが、暖かな人柄と子供たちにベースボールの面白さを伝えようと努力する彼に、私はいつもInspire(インスパイア)されます。彼は、660本のホームラン、338の盗塁、12回のゴールドグローブ、3割2厘といった生涯記録の素晴らしさだけで有名ではなく、オールスターに24回も出場した「Mr. All-Star Game」です。Ted Williams(テッド・ウィリアムス)は、以下のように、ウィリーとオールスターゲームの関係を表現しています。

"They invented the All-Star Game for Willie Mays.(オールスターゲームは、ウィリー・メイズのために発明された)”

ガーナから帰国して以来、オバマ大統領は、正念場を迎えた「ヘルスケアのリフォームの法案可決」のために、メディアブリーフィングやメディア・インタビュー、さらに支持者にeメールによって、なぜ今ヘルスケア問題にタックルするかを精力的に語っています。「リスクをとらないことが最もリスキーである」と主張する大統領は、どこまで国民を説得できるかは、今後の彼の動きにかかっています。そんな状況下でのオールスターゲームは、大統領にとっても、ブレイクになったのかと思います。

Twitterのハッキング事件の波紋

7/16/2009

 
過去3日間は、Twitter社内の機密文書のハッキングおよびその公開で、米国のブログ圏はてんやわんやの状態です。

TechCrunchが、14日まっさきに「Hacker Croll」と自称するハッカーが、Twitterの企業と社員の公私にわたる310の機密文書を盗み出して、それをTechCrunchに送りつけたことを報道しました。TechCrunchが、それを公表したために、更なる波紋が巻き起こり、今日はTwitterがTechCrunchへのその行為に対して法的手段に訴える可能性もあると、一部では報道されています。詳細は、明日以降、エントリしますが、加熱するTwitterブームを受けて、今後の展開は予断を許しません。

どちらにしても、郵便番号を含む310のドキュメントは、エグゼクティブのミーティングのノート、パートナーとの合意書、財務予測、食事の好み、日程表、電話のログなど、とんでもないほどの公表したくない内容が含まれており、Twitterの創設者たちは、頭を抱えているのは事実です。

オンラインでは何でも簡単に行なえますが、裏を返せば、それに伴うさまざまなディスアドバンテージがあります。この認識をうっかりして、忘れてしまうと、とんでもないしっぺ返しをくらう、そんなことを実感しています。

明日以降、もうちょっと良くいろいろな経緯を見てます。

Twitterの可能性:「Whole Foodsは100万人のFollowersを達成」

7/14/2009

 
日本滞在中、最も質問の多かったのは、「Twitter」に関してです。7月2日の「JaM Session in Tokyo」には、多くの日本のA-list bloggers(ウエブリテラシーが高く影響力のあるブロガーの方たち)の方が参加されて、私のトークセッションは、ライブでTweetされるほど、感度の良いセッションとなりました。ただし米国でも実際のユーザの数は、eMarketerによれば以下の数字ですので、まだまだインターネットユーザの一割にも満たない状態です。

  • 2008年Twitterにアクセスするインターネットユーザ:600万人(インターネットユーザの3.8%)
  • 2009年Twitterにアクセスするインターネットユーザ:1210万人(インターネットユーザの7.4%)
  • 2010年Twitterにアクセスするインターネットユーザ:1810万人(インターネットユーザの10.8%)


それでも、ジャーナリスト、ブロガー、ライター、著名人、政治家といった、個人が多くの人たちにライブで直接話しかけたいと思っている人たちは、どんどん「Tweeple(Twitterを使う人たち)」となっており、米国のTwitterの一般への認知を促進しています。すでに5月のユニークビジター数では、New York Times(1500万)やWSJ(1000万)のサイトを追い抜いて、2000万に達したTwitterは、4月17日のOprahが番組で「Tweet」して以来、一般の認知は急上昇しています。

そんな中で、企業側のTwitterの活用もどんどん顕在化しており、先週ナチュラル&オーガニック製品を扱うスパーマーケット「Whole Foods」が、とうとう100万人のフォロワーズを達成するという快挙を成し遂げました。俳優のAshton KutcherとCNNの「100万人達成レース」は、米国で大いに話題となりましたが、著名人、メディア、ノンテクノロジーの企業が、わずか1年で100万人のフォロワーズを達成するのは初めてです。もちろんの他の企業と同様に、Twitter専用のさまざまなプロモーションをつけて、フォロワーズをキープしています。Whole Foodsは、以下のような部門、トピックス、エリアごとにTwitterのアカウントを設定して、カスタマーサービスやエンゲージメントに徹底利用しています。

  • グローバルトピックス
  • チーズ
  • ワイン&ビール
  • レシピの自動フィード
  • 大都市周辺(シカゴ、ダラス、ヒューストン、ラスベガス、LA、モンゴメリーカウンティ、NY、ヴァンクーバー)
  • 全米各都市
Whole Foodsと同様に、オンラインシューズのZapposは、CEO(7/14現在96万7003人のフォロワーズでもうすぐ100万人です)以下ほとんどの社員がTwitterにアカウント持ち、社員のTwitterアカウントのアグリゲーションサイトもあるほど、ブランディングの一環としてTwitterの徹底的な活用を実施しています。先月、Dellは過去2年間のTwitter活用で、300万ドル(1ドル100円の換算で3億円)のセールスをあげたと発表しており、Twitterによる企業のマーケティング活動はますます活発化しそうです。

日本の講演やトークセッションでもお話ししましたが、FacebookのようなSNSは、Peer(仲間)同士がお互いの近況を共有する非常に「プライベートな場」で、それに対してTwitterは、個人が多数の人たち向けてリアルタイムで情報発信する「パブリックな場」という相違があり、マーケティングやプロモーションに向いているという利点があります。

日米ともども、今後の「Twitterの進化」は見逃せない、それを実感します。


マーケターとして考える「空気感」:今の気分は「ディスカバージャパン」です。

7/13/2009

 
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先週末に米国に帰国し、今は「米国の空気感」をつかむために、大きく深呼吸している最中です。今回の3週間の日本出張は、1995年に米国に移住して以来、最長の連続した日本滞在となり、改めて「日本の生活」を見つめ直す、非常に良い経験となりました。

かつて1970年代に、国鉄(JRの旧称、当時はそう呼ばれていました)が電通と展開した「ディスカバージャパン(Discover Japan:美しい日本と私)」というキャンペーンがありました。この頃は、1970年に女性雑誌の「anan」、1971年に「non-no」」が発行されて、「アンノン族」という言葉が生まれ、当時10代だった私も含めて多くの女性たちは、倉敷、萩、津和野などの古都を訪ねて、「日本を良さを再発見する旅」に憧れました。さらに、1978年には、山口百恵の「いい日旅立ち」が国鉄のキャンペーンソングとなり、女性たちの旅への憧れは高まって、現在に続いています。

今回の3週間の日本滞在は、講演のためにもちろんホテルに泊まりましたが、縁あって普通のアパートメントに泊まり、スーパーマーケットやコンビニエンスストアに頻繁に出かけ、大学時代のゼミナールの友人たちが開いてくれた同窓会で大いにおしゃべりをして、3人のお子さんのある家族とランチをしながら遊園地で大観覧車に乗るという経験までしました。以下の写真は横浜のみなとみらいの大観覧車に乗った私と観覧者の中からみなとみらいを撮影したものです。


日経の講演や書籍発行のプロモーションで、かなり動き回っていましたが、十分、「日本の良さを再発見する時間」がありました。アパートメントの廊下であった人たちの控えめな挨拶、みなとみらい駅に向かう途中のベンチで恥かしそうな様子で手を握りながら座っている若いカップル、docomoショップで私が悩んでいた日本の携帯電話の使い方を本社に電話をかけながら一生懸命教えてくれた若い女性(見習い中というカードがありました)、横浜美術館の前の噴水で3人の小さな子供たちに「ミスト(噴水による霧)」を浴びさせていた若い5人家族、早朝港の散歩道を走るミドルエイジの男性の笑顔など、みんなが楽しげで、私は何だかとっても嬉しく「Happy」で、ことあるごとにこの気分を話しています。

「自己主張と自己表現過多」ともいうべき米国社会に14年間暮らしていて、ちょっと忘れていた「日本の控えめな優しさと思いやり」を思い出し、さらに1人1人の社会における人間としての質の高さにすっかり感動しています。普段は滅多に行けない私の従兄弟たちが経営する焼き鳥屋「おおしば(拝島2店、福生、東中上と4店あります)」にも、夫と母と3人で出かけ、座敷で胡坐をかきながら、焼き鳥をほおばり、サワーを飲んで、だんだん日本の「人の顔が見えてきました」。

短期間の出張やビジネスミーティングだけではわかりにくい、日本人の底力と「たおやかな強さ」、さらに「日本の空気感」を感じることができて、今回の出張中、私の中の「日本人血中濃度」が久しぶりに高まりました。マーケターにとって最も重要なことは、こうした「空気感」の認識と把握、さらに数字には現われにくい「生活者の本音への直観力」です。またビジネス面では、講演や書籍発行に関連して多くの新しい人たちとお目にかかるチャンスが生まれ、、さらにその後オンライン上の講演や書籍に関するブログやコメントの鋭さによって、私はかなり刺激をうけています。

米国生活やオバマ政権に関して、山ほど書くことがたまっていますが、まずは「ディスカバージャパン」の気分を最初に伝えたく、エントリしました。

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「YouTube時代の大統領選挙」の書店めぐり

7/5/2009

 
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金曜日はミアキスの河西さんと一緒に、「YouTube時代の大統領選挙」のプロモーションのために、都内の書店めぐりをしました。米国では、書籍のプロモーションで、著者が書店を訪問して、書籍に関心を持つ人たちに、自著を読みながら質疑応答をして購入された書籍にサインする、書店めぐりがしばしば行われます。来日の前に、米国の知人は、私が日本でこうした米国流の書店めぐりをすると思い込んでいたので、大変だけど「がんばって」と激励してくれました。日本ではこうした著者による直接的な書店めぐりは一般的ではないようですが、日本でJaM Mediaのさまざまなサポートをしていただいる河西さんのご指導で、都内の有数な書店を回ってきました。以下が、その写真です。渋谷、新宿、丸の内、八重洲にある紀伊国屋書店、ジュンク堂、ブックファースト、丸善、八重洲ブックセンターなど、大手の書店を回って、担当の方にご挨拶しました。何人かの方は、「個人的にも興味をもって」というコメントをお聞きして、手ごたえを感じています。ビジネス部門だけでなく、話題の新刊や「海外事情(米国)」といったコーナーにも並んでおり、かなりの部数が平積みになっているのを見ると、さすがに緊張し、また感激しました。写真が書籍のポジショニングを語っているような気がしたので、皆さんに見ていただきたく、アップロードしました。ご覧ください。


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日経ネットマーケティング・フォーラムの特別セミナー基調講演は無事に終了しました。

7/2/2009

 
おとといの6月30日、無事に日経ネットマーケティング・フォーラムの特別セミナーの基調講演を終了しました。今回は、夫が日本に滞在しているので、彼を伴って、会場の品川プリンスホテルに向かいました。夫は、まだ日本の湿度に慣れていないので、スーツにタイというしんどい格好で汗をかきながら、かなり苦しんでいましたが、私の講演を聴講することとサポーターとして大いに手助けをしてくれました。いつものように、50枚のスライドを用意して(実際は60枚以上のスライドを送って、事務局の方の減らしてくださいと言われて、かなりカットしました)、ヴィデオを駆使して、一気に話しまくりましたが、オーディエンスの方たちはかなりエンジョイしていただいたようです。受付には、私の新刊「YouTube時代の大統領選挙 - 米国在住マーケターが見た700日のオバマキャンペーン・ドキュメント」の紹介もさせていただき、気分は最高です。
会場には、日経BPのニュースサイトのITproの副編集長もいらして、ご自身のTwitterアカウントでライブで、私の講演を実況していただき、さらに講演終了後は「素晴らしい講演でした」とお褒めの言葉をいただきました。また、すぐに記事として、サイトにアップロードしていただき、大いに感激しました。記事では、私の講演のポイントを手際よくまとめていただき、改めてここで御礼を申し上げます。

今回の講演は、日米のWOMの最新事情と言うことで、オバマキャンペーンを事例として、改めてソーシャルメディアを活用したキャンペーン、および消費者のオンラインのソーシャルライフをお話しました。多くの方が会場に詰めかけ、ステージから見る限りは、皆さん熱心に聴いていただいたようで、盛況のうちに終わったと思います。

講演でもお話しましたが、「WOMマーケティングの効果」を最も理解しているのは、オバマ大統領自身で、その意味からもオバマキャンペーンは史上最大のWOMを生み出したキャンペーンと言えます。以下は、2008年6月9日にYouTubeにアップロードされたヴィデオ「Lunch with Barack」です。インディアナ州の支持者たちとのランチのヴィデオです。

  • 当時のオバマ候補者に、支持者は「本選挙でどんなサポートを必要としていますか?」と質問しています。
  • オバマ候補者は、「あなたたちの言葉を周囲に広めて欲しい(WOM:クチコミ)。あなたたちの言葉はTV広告以上に信頼性があって非常に重要だ」と答えています(質問と答えはヴィデオの7分19秒から7分40秒まで)。

ボトムアップのコミュニケーションに注力するオバマキャンペーンにとって、「WOM」はその重要なプラットフォームです。このヴィデオは、まさにキャンペーンの真髄を示唆する重要なものと言えます。
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なんとも楽しいインタラクティブな「JaM Media Session in Tokyo」でした

7/2/2009

 
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昨日の夜は、「第3回のJaM Media Session in Tokyo」を、東急エージェンシーさんの会議室で実施しました。今回初めてお目にかかる方がかなりいましたが、皆さん、イノベイティブなことへの好奇心が強く、様々なナレッジをお持ちで、プレゼンテーションの最中も、そんなポジティブなエネルギーを大いに感じて、私もエンジョイさせていただきました。

参加された方はTwitterでライブでセッションの情報を発信されていたようで、後でいくつか読まさせていただきましたが、的確にポイントを捉えて、コメントが多く、感度の鋭さに感激です。

一番面白かったのは、質疑応答ですが、私が適切に回答できないものに関しては、他の方が多分こういうことではないかと発言して、ドンドン横並びでディスカッションが生まれて、ジャズの「JaMっていく流れ」が生まれました。私の本の帯を書いていただいた徳力さんも多忙な中、途中でセッションに駆けつけていただき、会話をまとめていただきました。

徳力さんは、すでにブログで、私の書籍の本質的な部分を的確に説明していただいており、この場を借りて、改めて、お礼申し上げます。

今回は、いろんな意味で感じることの多い日本出張となっています。「自己主張と自己表現が強すぎる米国」に住んで14年間も経つと、改めて日本の方たちの「控えめな笑顔」が、非常に清々しく思えます。夫に言わせると「ホームレスすら、非常にきれいにダンボールの箱を折りたたんで他の人の迷惑にかからないように、整理整頓して暮らしている」、これはやはり日本の文化的特質です。ファストフードの若い女性店員の笑顔と丁寧さ、コンクリートの石畳を補修工事する若い女性作業員と年配の男性作業員が仲良くおにぎりを食べている姿、若い男女カップルがさりげなく手を握る姿など、数え上げたらきりがないほど、日本の良さを再認識することが続いています。

そんなこんなで、気分はひたすら「ジャパネスク」している私は、セッション参加者のブログやコメント読んで、心地良さに浸っています。

参加していただいた方、本当にありがとうございます。また、9月に日本に来ますので、ぜひお目にかかれればと思います。よろしくお願いします。

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    大柴ひさみ

    日米両国でビジネス・マーケティング活動を、マーケターとして、消費­者として実践してきた大柴ひさみが語る「リアルな米国ビジネス&マーケティングのInsight」

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