ひさみをめぐる冒険
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ひさみをめぐる冒険
サンフランシスコ・シリコンバレー在住マーケターのINSIGHT(洞察)



日経ネットマーケティングフォーラムの特別セミナー基調講演のお知らせ

5/29/2009

 
今日はセミナーと来日のお知らせです。

日経BP社/日経ネットマーケティング主催「NETMarketing Forum 2009」が6月30日に開催されます。この中の特別セミナー「日米クチコミマーケティング最前線~先進事例から見いだす成功のシナリオ」で、基調講演を行ないます。内容は、以下です。

ソーシャルメディアを駆使して成功した「オバマキャンペーン」
 ~米国WOMマーケティング最新事情

米国のマーケティングにおいてソーシャルメディアによって創出される「WOM(クチコミ)」の役割は非常に大きく、日本とは異なる手法やアプローチも数多く実施されている。オバマ大統領が選挙戦でFacebookやYouTubeといったソーシャルメディアを駆使して有権者との絆を深め、勝利を収めたのも、その代表例といえる。NETMarketing Onlineで「米国ネットマーケティング茶話」を連載する大柴氏がこうした米国の「WOM(クチコミ)」を活用したマーケティングの最新動向を報告する。

  • 日時:6月30日(火)12:30~16:50
  • 場所:品川プリンスホテルメインタワー10F 大津
  • 受講料金:一般25000円、日経ネットマーケティング読者価格20000円
  • お申し込みページ


講師は、ほかにインテルのマーケティング本部長江田麻季子さん、ドクターシーラボのeコマースグループ長の西井敏恭さん、日経リサーチのWEB調査企画グループチームリーダーの佐藤邦弘さんがいらっしゃいます。

今回は、6月19日から7月8日まで日本に滞在します。日頃、皆さまにお目にかかるチャンスが中々ないので、この機会にお気軽にご連絡いただければ、お会いできるようにしますので、ご連絡ください。

オバマ大統領の母の死への誓い:「ヘルスケアのリフォーム」

5/15/2009

 
大統領は、以前から度々「ヘルスケア問題」は、米国が抱える社会・経済の構造的なアキレス腱であるコトを指摘しています。すでに、ヘルスケアに関わるさまざまな企業のリーダーをホワイトハウスに招き、今後10年間で2兆ドル(200兆円)削減可能なプランを、必死に説得しています。過去20年間、「ヘルスケア問題」は、既得権にしがみつくロビイストが守る「パンドラの箱」でした。クリントン政権も、当時ファーストレディだったヒラリー・クリントンを責任者として任命して、何とか突破口を開こうとしましたが、結果大きな失敗となってしまいました。医療従事者、医薬品メーカー、病院、保険会社など、すべての関係者は、もちろんヘルスケアのリフォームは必須であることは十分認識していますが、既得権が複雑に絡み合い、誰も自分が火傷することを恐れて、手付かずというのが現状です。

この続きは、無料の会員制コラム「Obama Watch:変革の時を迎えた米国社会」をご覧ください。

現在、ブログ「Obama Watch」の書籍(東急エージェンシーから6月末発行予定、題名未定)の入稿直前で、何と2週間も肝心の「Obama Watch」のブログが「ブログレス」となってしまいました。これってアイロニカルですね(笑)。もちろん、この書籍化のためだけではありません。過去2週間は、歯に入れてある3本のインプラントのうちの1つが緩んだのでそれの締め直しと歯茎のディープクレンジング、孫を訪ねるためのソルトレイクシティでのバケーション、「鬼の霍乱(鼻風邪のひどいもの)」、さらにJaM Report Vol. 5の執筆(3月に出す予定が経済環境の悪化によってマーケティング環境も激変しているので書き直しています)と、さまざまなイベントやアクシデントが重なり、すっかり時間管理がメチャメチャになってしまいました。

そんな中で、鼻水状態の私とはうって変わって、この2週間もオバマ政権は多くの仕事をこなしており、私は病気知らずのヘルシーな大統領の精力的な働きにすっかり安心しています。大統領の今の大きな課題は「ヘルスケアのリフォーム」です。大統領の名前で、久しぶりにeメールが届きましたが、「President Barack Obama」というフルネームのメールが、自分のOutlookのInboxに入ってくるのは、やはり気持ちの良いものです。

「Dear Michelle」キャンペーンが実現させたファーストレディの卒業式のスピーチ

5/15/2009

 
おとといは、オバマ大統領のアリゾナ州立大学の卒業式のスピーチが大いに話題になりました。話題になったのは、大統領の招聘したアリゾナ州立大学(ASU)が、伝統的に授与する「名誉学位」を大統領に、「his body of work is yet to come(大統領の働きはまだそれに値しない)」という理由でを授与しないという決定に対してです。これはかなり多くの批判を生み、一部の共和党も、大統領に名誉学位を授与する気がないないなら、招請すべきではないという批判も出る始末です。そんな周囲の論議もどこ吹く風で、大統領はスピーチで冒頭からジョークを交えながらも、自分はまだ学位に受けるにいたっていないと、笑いながら語っています。大学側は、名誉学位ではなく、低所得者層の学生向けの奨学金プログラムに、「President Barack Obama Scholars program」という名称を設定して、大統領に応えていますいます。私は、政治評論家たちの「大統領の品位を傷つけるものだ、オバマは断るべきだ」なんて、古臭い言い回しを一切気にしないオバマ大統領の気楽さが、気に入っています。

それ以上にモット気に入った話は、ファーストレディの明日のカリフォルニア州立大学の中で最も新しい大学「UC Merced」の卒業式のスピーチです。ファーストレディは、Yosemite(ヨセミテ国立公園)に行く際のゲートウエイで、必ずガソリンを入れるために、クルマが立ち止まる田舎町Mercedの小さな大学の卒業式のスピーチのために、明日出かけます。これは、私の目から見ても、はっきり言ってエポックメーキングだと思います。人口8万608人の田舎町の大学の卒業生のためにファーストレディがスピーチする。Michelleは、Princeton Universityと Harvard Law Schoolの卒業で博士号を持つ才媛です。彼女が最初に選ぶ卒業生向けのスピーチは、ボストン、シカゴあたりのエリートの有名校がしかるべきですが、見事にそうした予想を覆して、彼女が選んだのはUC Mercedです。現在街は、明日の2万5000人のビジターと1万2000人の大学キャンパスの来場者という、降ってわいたような世界的なイベントの準備で、全員がお祭り騒ぎのようです。それでは、どうやってこうしたマジックが起きたのか?

すべては「Dear Michelle」というFacebookのページから始まりました。900人の学生、教師、事務職員はバレンタインディの日に「Dear Michelle」という手紙のテンプレートを作成して、Facebookのページにリンクを貼って、さらにヴィデオ「We Believe」をつくり、ミシェルに直接呼びかけました。

この続きは、無料の会員制コラム「Obama Watch:変革の時を迎えた米国社会」をご覧ください。

バケーションの後はちょっと「鬼の霍乱」となりました

5/11/2009

 
もちろん馬やロバもいますが、現代のカウボーイは、馬ではなくATVで牧場を走りまわります。私もATVを初めて運転して、孫や犬たち(自宅で元気が今ひとつの老犬も、牧場に来た途端に走り回って川に飛び込むなど元気いっぱいでした)と同様に大自然を大いにエンジョイしましたクルマと違って、ATVはバイクの運転のようで、最初はちょっと怖くて勝手が違いましたが、意外にすぐに慣れて、いっぱしのカウボーイ気分でアクセルをふかして、山道を駆け上りました(1回、川に落ちそうになって、後ろに乗っていた夫が思わず、ハンドルをきるというアクシデントもありました)。海とはまた違う山の自然は、孫との再会とともに、「Unplugged(アンプラグド)状態」の自分を取り戻し、ホテルに戻ってもコンピュータをPlugged(プラグド)する気分がすっかりなくなりました。

「そうです、結論はバケーションにコンピュータを持ってくるのはやはり良くない」生産性にかけるし、精神面でも「アンプラグド」が必要です。

と言いながら、帰る日にはオンラインで飛行機のチェックインをして、出発時刻の遅延の確認しているので、完全なアンプラグドにはなっていません。特に夫は、Blackberryで、しょっちゅうメールチェックをしており(これは週末もグローバルなプロジェクトに関連して、みんなが働いているため)、所詮テクノロジーから逃れることはできない現在のワーキングパーソンのジレンマがそこにあります。

SLCの空港では、SFO行きの予定の飛行機が1時間遅れて、隣で困っていた日本に帰国する女性(英語が話せない)の面倒を見ることになりました。遅延によって、SFOで乗換えをする飛行機に乗り遅れた彼女をカスタマーサービスのところに連れて行って、翌日の便や荷物の確認をして、その日に泊まるホテルの予約をして、彼女をシャトルバスにのせました。自宅に帰ってからも、心配でホテルに電話をしたり、彼女の娘さんがホームステイしている先に連絡したりして、無事に帰れたコトを祈っています。私も母が1人でSFOから成田空港に帰る事が度々あるので、他人事ではなく、なるべくヘルプしたいと思っています。

そんなこんなで、あっという間に短いバケーションが終わり、バタバタ積み残しの仕事をしている間に、鼻かぜをひいたらしく、昨日は24時間の間に19時間ぐらい寝込むという結果となり、軽い「鬼の霍乱」状態となりました。腰が痛むほど横になっていたのが効いたのか、今日は朝から何とか持ち直してきています。

私のオバマ大統領を見つめてきたブログ「Obama Watch」の書籍化も、6月末発刊を目指して、大詰めを迎えています。現在、タイトルの検討、まえがきや総括を書いている最中で、これは詳細が決まり次第、ブログします。


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5月1日から4日までは、日本のGWにあわせて、私もバケーションを取りました。夫と2人で最後まで2台のコンピュータを持参するかどうか悩みましたが、結果おのおののコンピュータを持って、義理の子供たちが住むSalt Lake City(SLC)に向いました。以前、SF Chronicleのテクノロジーに関する質問コーナーで、「ハワイのカウアイ島のコンドミニアムを借りて、家族5人でバーケーションに出かけるけれども、5台のコンピュータを一つのインターネット接続でまかなうためにはどうしたらいいか?」という質問があり、回答者が「コンピュータをバケーションに持ち込むな」という回答を見て、納得したのを思い出しました。

「そうだ、ハワイのバケーションに5台もコンピュータを持ち込むなんて、ナンセンスだ」と、笑っていた2人ですが、結果仕事をする羽目になり、夫と私は2台のコンピュータは持参して、孫に会いに行きました。

8ヶ月になった孫は、ハイハイのプロセスを省略して、すでにテーブルに手をかけて立ち上がり、伝い歩きをし始めています。9ポンド12オンス(4454g)と生まれた時から非常に大きい男の子で、見た目は一歳半ぐらいの大きさです。、すでに「ダダ」とか「マンマ」というユニーバーサルな赤ちゃん言語を話し始めており、私が日本語で話しかけると、かなり反応していました。母音が主体の日本語は赤ちゃんには真似しやすく、英語よりも発音しやすいと、思います。

バケーションのハイライトは、SLCから1時間弱の距離にあるPeoaと呼ばれる小さなヴィレッジにある牧場です。義理の息子の家族が所有する牧場で、敷地内にはまだ雪も残る小さな渓谷や山などがあり、肉牛のとなる牛もたくさんいて、サンフランシスコベイエリアでは味わえない米国のウエスタンのムードが味わえます。

    大柴ひさみ

    日米両国でビジネス・マーケティング活動を、マーケターとして、消費­者として実践してきた大柴ひさみが語る「リアルな米国ビジネス&マーケティングのInsight」

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