- 日本はモバイル中心社会で3つのスクリーン(TV、ケータイ、コンピュータ)活用が重要
- 缶コーヒージョージアの事例:織田信長を題材にTwitter小説を展開。個人的にはこれはかなり面白く、おおーうなりました。140文字のTweetの縛りを活用して、リシールできる缶コーヒージョージアの特性を生かす。「良いものを少しずつ」というコンセプトはお見事。
- 壮健美茶の事例:TVとソーシャルゲームアプリの連携
- モバイルクーポンやモバイルeマネー活用:モバイルでベンダーマシンから飲料を買えるというのは米国ではまだまだ考えられない先進性。
- iButterflyの事例:電通の杉友さんが別のステージでアプリのデモを実施。ARもさることながら、やはリ誰もが眼を見張るクリエイティビティ。誰でも蝶を見た瞬間、思わずつかまえたくなる子供心に直接触れたストレートさと、他の人収集した蝶を見せながら交換共有したくなる、ソーシャルのコンセプトがきっちり描かれているところが凄い。また位置情報やクーポンというビジネストランザクションがきっちり入っていて、グローバルキャンペーンで使えそう。
- 産経新聞の新聞広告の可能性:ユニークな動きのあるモバイル上での広告は、iPadでやったらモット効果的
- 世界カメラの事例:進んだモバイルARを紹介
- 得するアプリ:LBS(位置情報:Loation Based Services)をもとにかなりセグメントしてクーポンを出せるので、ビジネスリードの強みを発揮
- 日本のモバイルの先進性は「キャリア中心のエコシステム」がポイント。90%をコンテンツプロバイダーに戻すことが、要因の1つ
- 日本はコンピュータを経ずにいきなり「ケータイ高度情報社会」に突入できたのは、キャリア、コンテンツプロバイダー、マーケターの3者が、ユーザとの信頼関係構築に非常に努力したことによって、ユーザが不安なく便利で楽しく遊べるケータイ社会が実現できたことが大きな要因。
- 日本はテクノロジーをテクノロジーとして感じないで、ケータイが生活で最も重要なユーティリティとしてOnly One Deviceになった」。これは非常に稀有な現象で、日本の独特な文化と風土がなしたもの。
- ただし、iPhoneに代表されるスマートフォンの登場は、従来の日本のケータイエコシステムにグローバルの風を送り、新たな モバイルデバイスの可能性を秘めるIPadによって、「ケータイ社会からモバイルデバイス社会」になりそう。
- 日本の独特な発想力とクリエイティビティは、世界でも類のないもの。このユニークなソフト(コンテンツ)を、高度なテクノロジーをもって、非常に軽やかで楽しい製品やサービスに転換できるのが、日本の強み。
- 今後は「日本は特殊だから」というエクスキューズ(言い訳)をせずに、良いものをグローバルに使ってもらおうと素直に考えて、世界に飛び出して欲しい。なぜなら、世界の仲間はそれを期待しているから。
テレないで「Have a fun」の気持ちになりましょう。そんなことを、今回のad:techで感じました。
「Just do it」=「やってみなはれ(サントリーの佐治さんの言葉)」だと思います。