ひさみをめぐる冒険
  • BLOG
  • About
  • Contact

ひさみをめぐる冒険
サンフランシスコ・シリコンバレー在住マーケターのINSIGHT(洞察)



遅まきながらad:tech San Francicsoの写真アップロード

5/3/2011

 
ブログレスもこれぐらい続くと、自分ではむしろ堂々としていようと、最近は独り言しています。facebookと Tweetをしているせいか、自分では日々アップデイトしており、情報発信はし続けています。最近はiPhoneとiPadの両方がしょっちゅう、フレンズのコメントやTweetsを通知するので、日本との時差もあり、24時間コネクト状態です。以下は、4/11-13サンフランシスコで開催されたad:tech San Franciscoの風景です。かなり密度の濃い3日間で、SFのホテルに泊まりこんで、コンファレンス終了後は、F2Fで日本から来た方たちとコミュニケーションで、毎晩深夜まで活発な議論を交わしました。Twitterやfacebookで、直前にレストランや時間を告知するライブなF2Fでしたが、みなさんソーシャル濃度が高い方なので、すべてうまくいきました。日本デスクも設けられて、大震災への募金を募り、日本語以外の募金者の名前を毛筆で漢字で書いて、渡して喜ばれていました。コンファレンス参加者以外に、ブースの設置のためのワーカーの方も募金をしてくれたりと、みんな心から日本のことを心配している様子でした。

ad:tech は3日間で合計16セッションに参加して、レポート化のために全てノートをとっていたので、かなりタイトなスケジュールでした。結局iPadには、打ち込みに時間がかかる日本語ではノートをとらず、英語で打ち込んでいきました。ビジネスパートナーの詳細な英文ノートに支えられて、その翻訳とまとめで日本語レポートは10日間で完成。無事に日本に送り出しました。全体的なセッションの印象は、基本に戻ったという感じで、参加者が誰でもわかるような内容が多く、物凄く新しい情報というよりは堅実な内容だったと思います。セッションのPPTはオンラインに全て上がっていないので、2人のノートが非常に役に立ちました。

いつも思いますが、コンファレンスの内容はオーディエンスのナレッジやレベルによって、受け止め方に差が生まれるので、エンゲージするのは中々難しく、人の心に触れて「Inspire」するのはどんなプレゼンターでも常にチャレンジなものです。そんな中で、相変わらず元気なGuy Kawasakiは、ジーンズに黒のアロハシャツで登場して、彼のセッションは爆笑の連続でした。新しい彼の書籍「Enchantment - The Art of Changing Hearts, Minds and Ations」は大いに売れそうです。


画像

LooopsTV出演しました

3/8/2011

 
昨晩はLooopsの斉藤さんとLooops TVでUst対談。TechDoll の三橋ゆか里さんも交えて、楽しいおしゃべりをさせていただきました。アーカイブでばっちり見れますので、詳細はここでお時間がある時にゆっくり閲覧してください。

番組放映中のTweetsはここで見られます。

日米間のソーシャルメディアやネットワークに関する肌感覚に違いや、マーケターとしてコミュニケーションの立ち位置をどこに置くか、など、色んなことをいつものように、こぶしを利かせた「ひさみ節」をしゃべくってきました。

最後に今年、生誕100年の岡本太郎さんの言葉「同じことをくりかえすくらいなら、死んでしまえ」を〆の言葉にしました。岡本さんの著書『日本人は爆発しなければならないー日本列島文化論』と『壁を破る言葉』を、斉藤さんに差し上げて、その後スタッフと恵比寿の駅前の居酒屋で夕飯食べながら大いに語り合いました。

PS: 事前に黄色と緑は背景に溶け込んで透明にいなるので着用しないでくださいと指示が出されていましたので、私は昨晩はいつもターコイーズではなく、60年代のアンティークの刺繍入りブラウスとジーンズ、ネイヴィーブルーのブーツを着用。ロックする気持ちを表現しましたw

画像
画像

JaM Japan Marketing LLCの10周年のお礼と日本出張(2/21-3/18)のお知らせ

1/27/2011

 
ご報告:2011年10月期開催のad:tech tokyoのアドバイザリーボードメンバーに選ばれました。2009年東京、2010年SF & 東京と3回連続、ad:techには登壇していますが、メンバー就任によって、より良いお手伝いができればと思っています。またそれに先立ち、2/21-3/18まで日本出張します。普段にお目にかかれない方とのF2Fのミーティングの機会ですので、お気軽にご相談ください。
画像
1998年にスタートしたJaM Japan Marketing は、2000年1月にLLCに組織変更して、はや10周年を迎えました。改めてこの10年を支えていただいた方々にお礼を申し上げます。ありがとうございました。

JaMの過去10年の歩みは、まさにインターネットを中心にしたコミュニケーションのパラダイムシフトと呼応しており、ビジネス&マーケティングのエクササイズは大きく変わりました。自分も含めて、ごく普通に生きる人たちの影響力は「つながる」ことによって大きくなり、今まさにその面白さを消費者が満喫している時です。常にユーザ目線でビジネス&マーケティングを捉えるのが弊社の強みです。これからの10年も日米間で生きる人間の経験&ナレッジを生かしつつ努力していきたいと思います。変わらぬご厚情をいただければと思っています。よろしくお願いします。

10月23日から11月9日までの日本出張のまとめ:Ustream, ad:tech tokyo, JaM Media Session in Tokyo

11/23/2010

 
当日ハッシュタグ「#JMS」を設定してリアルタイムでTweetの実況中継があり、そのTweetsのまとめ(tegtterされています)があって、後でじっくり読んで、どんなところに関心をもたれたかが分かり、大いにエンジョイしました。この中で、最もRetweetされたのは、アインシュタインの言葉で、

「偏見とは18歳までに身につけた常識のコレクション」

でした。みんないかに普段偏見に縛られているかが良くわかります(笑い)。また私は、大学時代から広告研究会に所属し、専攻は「マスコミュニケーションとマーケティング」、卒業後日本の広告代理店に16年間勤務、1995年からサンフランシスコシリコンバレーでインターネットの勃興から一般化に至るまでどっぷりマーケティングに使っている人間です。そんな自分にとっては、常識であるとおもっていたことが、参加者の中には聞いたことがないという現実に直面し、改めてマーケティングの歴史やナレッジの伝承をせねばと実感しました。

人間の本質は、何十年、何百年経とうと、そんなに変わらないものです。世阿弥は「能は花。すなわち観客をうれしさのためにある。花とは単なる美しさではなく、驚き、新しさ、珍しさである(出典:片平秀貴『世阿弥に学ぶ100年ブランドの本質』)」と語っています。脳科学者の茂木健一郎氏が「偶有性(定番+驚き)」と呼ぶ、脳が最も活性化しドーパミンが出て来る時に、人はうれしいと感じます。まさにそれがマーケティングにおける「花」で、この花を活ける、見立てるのがプロのマーケターの腕です。

JaM Media Sessionでは、どうしても日々戦術の中で走り舞わざるをえない方たちへ、一つの「考え方の間」を提供できればと思って、いつも違った角度からお話をさせていただいています。今回もそんな意図が参加者の方に理解されたようで、皆さん楽しく意見交換されていました。唯一不評だったのが、私の世阿弥の能を意識した当日の衣装。これは「驚き」の演出でしたが、次回は私のロゴカラーのターコイズに戻します(笑)。

セッション以外に、大阪出張や個別企業出の講演、さらに出身大学の学園祭訪問と大学時代の仲間との再会など、日本でのスケジュールは盛りだくさんで、あっという間の3週間でした。

3週間の日本出張から米国に戻り、日本滞在時のフォローアップや事務処理、家のことなど、いつものように山積みされた雑事をこなしつつ、米国の我が家に滞在中の母との会話に明け暮れています。その間仕事でのAchievementはそこそこありましたが、書くことや考えることに集中できず、自分の中ではちょっと無駄に時を過ごしたような気がしています。サンフランシスコベイエリアは、雷雨もありストーミィな天気で、シエラネヴァダあたりはすでに雪で、Thanksgivingを明後日に控えて、何ともあわただしい気分です。今回は私の誕生日とThanksgivingが重なり、義理の娘と彼女のボーイフレンドが、我が家に来て一緒にお祝いすることになっています。

日本では初のUstreamでの対談 

ad:tech tokyoではデジタルサイネージのパネルとホリエモンこと堀江貴文氏も飛び入り出演して座った座布団を使用したちゃぶ台対談

恒例のJaM Media Sessionは、ちょっといつもと趣向を変えて、「Back to the Future:マーケティングの昨日・今日・明日」をみんなとディスカッションしました。
画像

明日10月27日(水)午後20時からUstreamでライブ対談

10/25/2010

 
先週末日本に到着しました。APEC開催で警備強化されている横浜滞在のために、昨日は住民確認カードを登録して、尋問を受けた際に不審な訪問者でないことを証明できる準備を整えました。「政治におけるマーケティングとコミュニケーションのインタビュー」があり、急いでインターコンチネンタルホテルに向かう道すがら、いきなり信号で10分近く待たされたのには驚きました。一緒に待っていた年配の女性がもう待ってないと赤信号を無視して横断歩道を歩き出したので、私も彼女をフォロー。彼女曰く住民生活を無視した警戒態勢が腹立たしいとこぼしていました。福島県、福岡県、北海道など県外の警官が多く、観光客が警官に道を聞いても答えれないようでした。

さてさてあさってから「ad:tech tokyo」が開催されますが、私も2日間会場のホテルに宿泊して、ウロウロしていますので、お気軽にお声をおかけください。

明日(10月27日)は午後20時から、八十住孝さん(@cohada)と新井庸志さん(@yasushiarai)と対談します。このUst対談は「業界のキーマン、社長に聞く!」というシリーズで、八十住さんからTweetのラブコールで実現したものです。台本もなく、3人でいろんなことをおしゃべりして、ライブの質問を受け付けるということで、ナンだか破天荒なやり取りになりそうです。私の初のUstreamで放映される対談を是非お見逃しなく。

9/10「Mixi Meetup 2010」でモデレータを拝命。急遽日本出張します

8/26/2010

 
たった今、日経ネットマーケティング「米国ネットマーケティング茶話」の最新コラムを、編集部に送りました。ネットマーケティングのサイトが8月末にクローズドになるので、これがコラムの最後となります。内容はFacebookの最新の位置情報サービス「Places」、さらにFacebookがスタートした「Likeボタン」の持つ意味など、「世界がFacebook化」することをちょっと考えコラムです。原稿をメールで送った途端、Googleの「Realtime Search」がアップグレイドされて、ソーシャルメディア内の情報まで検索できる機能を発表されて、あわてて送った原稿を書き直しました。毎日がもぐら叩き状態で、新らしい情報がボコボコでてくるサンフランシスコ・シリコンバレーは、良くも悪く刺激的です。コラムは公開されたら、またエントリしますが、来週にはアップされると思います。

今週は突然猛暑がベイエリアを襲い、暑さと蚊(普段エアコンが必要いので家には扇風機しかなく、窓を開けて寝るため)に悩まされながら、原稿書きに勤しんでいたら、ミクシーの笠原社長から突然メールがありました。

「9/10のMixi Meetup 2010でソーシャルメディアに関するパネルディスカッションをやるので、モデレータをお願いします」という依頼です。9月は他の原稿、調査レポートなど、米国で執筆にフォーカスする予定でしたが、興味深いパネリストのパネルなので、急遽日本行きを決めました(短期間滞在のとんぼ帰り)。下記はそのコンファレンスと私がモデレートするパネルの内容です。

パネルAテーマ「ソーシャル X マーケティング」:「ソーシャル」の本格的な到来によってマーケティングがどう変わっていくのか? ソーシャルマーケティングの真髄は何か、なにがそんなにすごいのか、未来はどうなのか? 日本のソーシャルマーケティングの四天王を迎え、徹底討論します。

パネリスト:
  • 江端浩人さん:日本コカコーラ(株)、インターラクティブマーケティング統括部長
  • 佐々木俊尚さん:ITジャーナリスト
  • 長澤秀行さん:(株)サイバーコミュニケーションズ代表取締役社長(CEO)
  • 横山隆治さん:(株)ADKインタラクティブ代表取締役社長
モデレーター:大柴ひさみ  JaM Japan Marketing LLC 創設者/パートナー

パネリストは「四天王」と呼ばれる錚々たる方なので、どこまで皆さんの意見がうまく絡み合えるように、ナビゲーションできるかは、ステージに上がらないと何とも言えません。でも、私なりの工夫で面白いディスカッションになるように、モデレートしていきたいと思います。おしゃべりな私なので、どこまで自分の口を封じるかが、最もチャンレンジなところでもあります。

すでに3000人以上の申し込みで、抽選状態のようですが、「おみくじ」が当たるかもという感覚で、応募されることをお薦めします(笑)。当たれば「大吉」まちがいなしです。

米国に戻って1週間、「福井の夏の思い出」。

8/17/2010

 
Picture
1ヶ月も日本に滞在して、米国に戻って早1週間、やっと落ち着いてきました。日本出張のフォローアップや不在中の事務処理は仕事&プライベートの両方で、山積でした。

85年前に建築された家に、またしても修理しなければならない箇所を見つけて、ぐったり。明日はその修理箇所のInspectionの人が来ます。自宅の中も、私の眼から見るとかなり汚れており(私のスタンダードはかなり高い。笑)、真っ先に大掃除を開始。フロントヤードとバックヤードの草むしりや水撒き、プラントの手入れなどフィジカリーにしなければならないことに追われていました。それでも徐々に綺麗になってきたので、やっと我が家の良さをエンジョイし始めています。SFベイエリアは、例年になくクールな夏で、夏ぽくないとみんなぼやいていますが、私はハッピー。日本の暑さと湿度からの開放は、こんなに身体を軽くするのかと思い、早速自転車で島を18マイル(29km)ほど駆け抜けました。空は青く、ベイには白波が立ち、セールボートが気持ちよさげにタッキングやジャイブを繰り返しているのを見て、帰ってきたことが実感できました。

言い訳のないほどのブログレスは、日本滞在中に8回もおしゃべりをして、その間ミーティングやら地方出張やらと多忙を極めて結果です。また、Twitterの簡易さと速さ、さらにおしゃべりの楽しさに心を奪われて、ブログを面倒くさいと思ってしまったというのが、正直な気持ちです。「水は低きに流れる」と言うとおり、人は簡単さに流されやすいと、自戒しています。

今回は「どっと混む福井(福井インターネット通販研究会)」のお招きで、福井でお話をする機会がありました。みなさんすでにTwitterまでは十分に使いこなしていられましたが、Facebookにはまだ至っておらず、私の話の後で、Inspireされたのか、すぐにFacebookアカウントを取得してFBを始めたそうです。皆さん、非常に熱心で色んな質問が飛び交い、今、福井は「Facebookブームです」というご連絡がありました。

私は日本海に近い旅館「越前満月」に泊まり、福井のお魚とお酒(黒龍がお薦め)、夏祭りを同時に満喫しました。以下は、福井の思い出の写真です。「きゅうりの1漬け200円」に驚きましたが、一番嬉しかったのは、金魚すくいで7匹掬ったこと。もちろんキャッチアンドリリースでしたが、昔から金魚すくいには自信があり、その腕が落ちていないことが証明できて、大ハッピーでした(コツは、皆さんご存知のように、酸素をとる為に水面近くにきた金魚を、水槽の壁を生かしながら、手のひらを返して、紙が破れないように薄い角度でさっと掬うこと)。

日本のCountry sideは、歴史的にも古い色々な伝承があり、いつも私は興奮します。水が豊かな福井には「九頭竜川」という名前の川があり、1500年以上前に、継体天皇が皇子の頃、氾濫の続くこの地域を治水したという逸話があり、ロマンを掻き立てます。

お米、お酒が美味しい、水と緑の豊かな福井の自然は素晴らしく、さらに「福井の夏は暑く、人も熱い」、本当に良いところです。

画像
画像

日経産業新聞に取材されました。『ネットのチカラ』7月26日「フェースブック、家族の意思疎通にも必須」

7/26/2010

 
先週「突然、時間ありますか?」と電話があり、取材された日経産業新聞の記事が掲載されました。日経産業がシリーズで取り上げるソーシャルメディア関連の記事で、今回の来日時の講演やミーティングで、毎回皆さんにお話ししている内容をご説明しました。1人の記者の方は以前からよく知ってる方で、私への取材もありますが、弊社のJaM Media Sessionにも気軽に参加されて意見交換をしている方。もう1人の方は最近シリコンバレーから日本に戻ったということで、iPadは日本語だと英語より打ち込むのに時間がかかるからと、日本語の会話を英語でサラサラ打ち込むというクールなバイリンガルの方でした。

以下の内容を聞かれましたが、米国内でのFacebookの利用が70%を超えて、オンラインにおける電話のようなインフラ的存在となり、世代を超えて使っているので、それに伴い企業が人が集まるフェースブックにいくのは必須であるということと、さらに世界では人と人のつながりで情報を共有する「Facebbook化」が始まっているなど、いろんなことをお話しました。

  • フェースブックの利用実態
  • 従来のネットサービスとどのように違うのか?
  • 企業はフェースブックのようなソーシャルメディアとどう付き合うべきか?
  • ツィッターの利用実態
  • あらゆる譲歩がフェースブックに集中するリスクも高まっている

休日の朝で、横浜の青い水をたたえたベイを見ながらインタビューされたせいか、リラックスしてとっても気持ちが良く、お二人の当意即妙な突っ込みも楽しく、エンジョイしました。是非詳細は記事を読んでいただければと思います。


日経ネットマーケティングフォーラムの講演無事終了:ちょっと『Likeの時代』を考えました

7/14/2010

 
Picture
私の出番は夕方の16時半から17時半でしたが、午前中から興味のあるテーマが語られるということで、午前10時会場に入り、午後18時の終了まで、じっくり拝聴しました。合計4人の1時間ずつの講演を拝見しましたが、普段あまり実感レベルで理解できていない仮想空間の『アメーバピグ』が、興味深く、サイバーエージェントの武石幸之助さんのお話で、なぜ1年で会員300万人突破がで来たのかが、理解できました。いかにも「Land of Cutie」の日本市場に受けるかわいらしさを前面に打ち出したアバターは、米国のセカンドライフのキャラとは全然異なる日本独自の世界で、ちょっと子供向けのClub PenguinやFacebookで大人気となったFarmVilleを連想しました。アメーバピグは、仮想空間で自分のアバターを使って他のユーザとリアルタイムの会話やソーシャルを楽しむもので、Twitter的なノリとソーシャルゲームの面白さが加味されていて、若い子達が楽しんでいるのが感じられます。

自分の講演に関しては、出番前にかなり時間があり、何かパドックに早めに入ったホースのような気分で、気合が充実しすぎて、講演が始まった瞬間から爆走状態で、一気にしゃべくってしまいました。皆さんは面白かったとおしゃっていただき、ほっとしています。私の講演のポイントも然りですが、今、人々はソーシャルネットワークの中で、以下のような様々なモーメント(瞬間)をリアルタイムで共有したがっています。

  • Aha! : 「ひらめき」、思いもよらなかったアイディアに気がつく瞬間
  • Wow!:「すごーい」、物凄い驚きの瞬間
  • Happy:「うれしーい」、喜びの瞬間
  • Agree:「納得」、同意する瞬間
  • Oh, yeah!: 「わー」と、感動して思わず叫びたくなる瞬間
  • Great!: 「価値ある」と思った瞬間

今、多く人たちは、楽しいこと、愉快なこと、驚きや納得、価値あること、自分の関心に近いことを、仲間と共有したいと思っています。そんな人々の共有への欲求を、サポートする、あるいは簡単にそれがディストリビュートできる仕組みやプラットフォームを提供し、人々がブランドとエンゲージできるような道筋をつけていく、それがマーケターの仕事です。Facebookの「Likeボタン」に象徴されるように、人が人へ影響するチカラは非常に高まっており、そうしたチカラを持つ消費者の1人1人がソーシャルメディアの中で益々大きなヴォイスを持ち始めています。

『Likeの時代』では、主役はユーザです。彼らはすでにファンなので、彼らをファンから「ブランドのAdvocate(アドボケイト:支持者・擁護者)」にするために、お金だけではなく、アタマとココロを思いきり使う、それが非常に大切だと実感しています。


13日の日経ネットマーケティングフォーラムの私の講演は、好評のうちに無事終了しました。

『米国ネットマーケティング茶話』の最新コラム公開:Twitterの新広告「Promoted Tweets」の可能性を探る

7/7/2010

 
今朝は、「Twitterのフォロー数とフォロワー数がいきなりゼロと表示される」という事件がおきて、みんなかなりあわてていた様子です。事件の流れはGizmodoでご覧になれますが、強制的に好きなユーザをフォローさせてしまうというバグがでて、多くの人たちがそのユーザ名(accept)を使い、大混乱が生じて、結果Twitterが一時的にすべてのフォロワーの数をゼロにしたというのが流れです。

フォローして欲しいという気持ちは分かりますが、無理やりフォロワーにしてしまうというのは、やはりどう考えてもいただけません。何でもそうですが「無理強い」ほど嫌なものはなく、Twitter世界は、「緩やかで何となくつかず離れず」という関係が、みんな心地よいと感じています。フォローするもしないも、それは個人の自由で、義理や人情に縛られたり、「フォロー返し」のようなバレンタインの義理チョコ的なものは避けたい、これは私の本音です。

個人としての実感ですが、たまには広告やPRぽいTweetsをしても良いと思いますが、そればかりだと、その人のアカウントをフォローする気は一気になくなります。何でも「塩梅(バランス)」が肝心で、みんな多少のエゴと舞台俳優のような劇場臭さがあるのは否めないし、それが極端に臭くならない程度にして欲しいと思います。

さてさて、そんな日に私の日経BPのコラム『米国ネットマーケティング茶話』の最新版が公開されました。タイトルは「Twitterの新広告"Promoted Tweets"の可能性を探る」です。以下はコラムの冒頭部分です。「Promoted Tweets」は、Twitterの140文字のTweetsのカタチをとり、キーワードに基づいて現れる検索連動型広告です。現在は、ベストバイ、ヴァージン航空、スターバックスといった、Twitter上でカスタマーリレーションズやブランディングを展開し、大きなプレゼンスを確立している企業が広告主として、実験的に行っています。ポイントは、最新調査でTwitterユーザの34%がターゲティングされた広告へ抵抗を示している点です。さらに広告はユーザが反応しないと表示されなくなるので、どこまで企業がTwitter上でのエコシステムを理解して、ユーザとエンゲージできるかにかかってます。ご興味のある方は、ぜひ詳細を、コラムでお読みください。

4月14日、米ツイッターはパブリックに公開されているすべての投稿(Tweets)を、文化的遺産情報をアーカイブする米国の「Library of Congress」に寄付することを発表しました。Library of Congressは、人々の生活情報や知識としてのTweetsの価値を認め、後世に残すために4年前の2006年3月21日に投稿された1番最初のTweetにさかのぼって、今後アーカイブしていくとしています。ツイッターによれば、毎日5500万のTweetが発せられており、「Tweetsはまるで地球のパルス(脈拍)のよう」と自らを描写しています。良くも悪くも世界中の様々な人たちのつぶやきや会話がアーカイブされるということは、Twitterの影響力の大きさの証明でもあります。 …

続きはコラムで。

<<Previous

    大柴ひさみ

    日米両国でビジネス・マーケティング活動を、マーケターとして、消費­者として実践してきた大柴ひさみが語る「リアルな米国ビジネス&マーケティングのInsight」

    Archives

    May 2020
    April 2020
    March 2020
    January 2020
    November 2019
    August 2019
    November 2016
    October 2016
    May 2016
    April 2016
    January 2016
    December 2015
    August 2015
    July 2015
    June 2015
    May 2015
    December 2014
    November 2014
    January 2013
    November 2012
    August 2012
    May 2012
    December 2011
    November 2011
    October 2011
    August 2011
    May 2011
    April 2011
    March 2011
    January 2011
    November 2010
    October 2010
    September 2010
    August 2010
    July 2010
    June 2010
    May 2010
    April 2010
    March 2010
    February 2010
    January 2010
    December 2009
    November 2009
    October 2009
    September 2009
    August 2009
    July 2009
    June 2009
    May 2009
    April 2009
    March 2009
    February 2009
    January 2009
    December 2008
    November 2008
    October 2008
    September 2008
    August 2008
    July 2008
    June 2008
    May 2008
    April 2008
    March 2008
    February 2008
    January 2008
    December 2007
    November 2007
    October 2007
    September 2007
    August 2007
    July 2007
    June 2007
    May 2007
    April 2007
    March 2007
    February 2007
    January 2007
    December 2006
    November 2006
    October 2006
    September 2006
    August 2006
    July 2006
    June 2006
    May 2006
    April 2006
    March 2006
    February 2006
    January 2006
    December 2005
    November 2005
    October 2005
    September 2005
    August 2005
    July 2005
    June 2005
    May 2005
    April 2005

    Categories

    All
    Book
    Business
    Culture
    Current Affairs
    Game
    Green : 環境・テクノロジー
    Healthy Life
    Influencer
    JaM Media
    Marketing
    Movie
    Music
    Obama Watch
    Online
    Politics
    Religion
    SNS
    Sports
    Technology
    Travel
    TV
    Twitter
    WOM (Word Of Mouth)

Proudly powered by Weebly