ひさみをめぐる冒険
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ひさみをめぐる冒険
サンフランシスコ・シリコンバレー在住マーケターのINSIGHT(洞察)



いっぽんどっこ(Independent)

4/29/2005

 
シリコンバレーで、日本関連で仕事をしていて、いつも思うのは、この地で「*いっぽんどっこ(Independent)」で生きている人たちの食物連鎖のようなつながりです。

直接的・間接的を問わず、みんな何らかのカタチでつながっており、良きにつけ悪しきにつけ、評判は何となく聞こえてきます。JaMは 「清く正しく美しく(英語では適当な表現がみあたりません)」という、非常に日本的な価値観を大切にしています。「嘘と卑怯と納豆が嫌い」な私は、このつ ながりのある社会で、誠実な人たちとつきあい、仕事をしたいと常に思っています。そんな気持ちでいると、不思議とそういう誠実な人たちやクライアントが、 周囲に集まってきてくれます。今週は、そうした誠実さと人生を楽しもうとする意欲のあるビジターが多くて、超忙しい毎日ですが、とってもシアワセです。

「ボロは着てても心は錦、どんな花よりきれいだぜ」と、水前寺清子のお得意のコブシを真似ながら、米国版「いっぽんどっこ」の私は、今はコンピュータにしがみついています。

いっぽんどっこ: 水前寺清子の唄として有名ですが、「独鈷」は、ヒンズー教のインドラ神の武器ヴァジラに由来しています。この「鈷」は、怨敵を征伐して悪魔を払う道具とさ れていましたが、仏教に取り入れられてから、護身具として煩悩を打ち砕く法具とされています。弘法大師は常にこの「鈷」を所持していたことから、いろんな 場面で使われ始めたようです。JaMでは、「Independent」を表す気持ちで使っています。


太平洋半分横断航海の計算式

4/26/2005

 
サンフランシスコからハワイまでの距離は、2091*海里(Nautical Mile)です。1日平均9ノットでセーリング出来たとすると、24時間ノンストップで、1日に216海里進むことが出来ます。この計算でいくと、9.4 日でハワイまで達しますが、8ノットあるいは7ノットで計算する方が現実的なので、多分12日間あるいは14日間で、太平洋を半分横断することになると思 います。仮に14日間で横断できたとすると、336時間のノンストップ・セーリングを意味します。この場合、我々クルー6人は、2時間ずつ以下の3つの任 務があります。

2時間:Helm(舵を取る)
2時間:Trim/ Look out(せールを風向きに合わせて調整することと、海上の見張り)
2時間:Others(ログの記録、ナビゲーション、クリーニング、クッキング)

これが終わると12時間のOff Timeとなり、自由行動(睡眠を含む)が可能です。このローテーションを繰り返すので、私たちの1日は通常の24時間から、18時間を1日の単位とする 生活となります。今まで、1日を18時間で考えて行動したことがないので、これがどういうことになるのか、さっぱりわかりませんが、面白いなとひとりで興 奮しています。夫はNavyの原子力潜水艦のオペレイターでしたので、この辺のことはお手のもので、嬉しそうにいろいろ話してくれます。

満月も航海中にあるので、太平洋の真ん中で、満天の星を見る楽しさを考えると、ワクワクします。

*海里、浬(かいり、sea mile, nautical mile)は、距離の単位。海面上の長さや航海・航空距離などを表すのに使われる。地球の大円上における1分の長さとして定義されており、その長さは 1852メートルである。この定義は、1929年にモナコで開かれたInternational Extraordinary Hydrographic Conferenceで採用された。それまでは、アメリカおよびイギリスで6080フィート、すなわち1853.184メートルという値が用いられてい た。海里は赤道上における1分の長さであるので、海里は子午線上での緯度の差として表れる。単位表記はM , nmまたはnmiである。nmはナノメートルの意味としても使われるが、使用される状況が異なるので、実際には混乱はほとんど生じていない。毎時1海里の 速度をノットという。すなわち、1ノットは毎時1852メートルである。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ブログ初心者

4/25/2005

 
今日は、私の14日にSVJENで行った講演のレポートを、上田さんのEntrepreneurshipを探る旅(http://entre.exblog.jp/1848344) というブログで見つけて興奮しています。思わず感謝のコメントをしましたが、ブログ初心者の私は2回も送信してしまいました(スイマセン、上田さん)。い ろんな機会に話したり、書いたりすることが多い私ですが、その反応を読んだり、聞いたりする機会が少なく、上田さんのコメントは感激です。特にポジティブ なコメントは、また話そう、書こうという動機付けになり、私の「Desire」に火をつけてくれました。改めて、上田さん、ありがとうございました。

私にとって書くことは、私のアタマの中に浮遊する風船のような想いや考えを、つかまえて保存する役目があります。すでにハンドライティングが困難になって きている私にとって、そうしたアタマの中の浮遊物の整理と保存を、ブログというカタチで行えるのは、良いなと感じています。人生は、100年あるとは言え (私は来年50才になりますが、100才までは生きると信じています)、その瞬間、瞬間を目一杯生きないと面白くありませんし、その消えていく瞬間に感じ たことを、書き留めておくことができれば、人生がもっと面白くなるかもしれません。人生を面白くするための骨身は惜しまないつもりなので、これからブログ していきます。

太平洋を半分横断するセーリング・アドベンチャー

4/24/2005

 
突然ですが、太平を半分横断するセールボートの航海に出かけます。5月20日にサンフランシスコを出発して、15日間かけて、6月4日ぐらいにハワイに到 着する予定です。36フィートのセールボートで、クルーは、ボートオーナーとスキッパー(船長)を入れて、男女3人ずつ合計6人です。夫のDavidの所 属するClub Nautiqueのメンバーから、このアドベンチャーの誘いがあり、2週間以上もJaMの仕事から離れる不安もありますが、そうそうないチャンスなので、 参加することに決めました。4月20日、第1回のミーティングもボートで行い、オランダ人のオーナーと、今回のスキッパーにも会って、1ヶ月後の航海のた めの準備を開始しました。セールボート自体もオーシャンを航海するために、いろいろな装置をインストールしなければならず、陸上とのコンタクトは、SSB ラジオによるEmailの転送(Sailmail.com)と、ハム無線を使った交信です。ボートのオーナーは、自分の会社の秘書と無線による交信をセットアップするので、私とビジネスパートナーDebbie Berghとのコミュニケーションも、彼の秘書の無線を通じてリレー方式で可能となります。

5月20日は、堀江健一さんの世界1周単独無寄港の日本帰国予定日でもあり、その日にサンフランシスコを出発する私は、彼との不思議な縁を感じます。今回 は日本からオーナーの友人の女性も参加するので、日本女性2人が同時に太平洋を半分渡るということになります。この私のアドベンチャーは、これから逐次、 ブログに書いていこうと思います。

今、夫と私の最大の関心は、15日間、いかに水の使用を押さえるかと食料の保存に関してです。水の確保は非常に重要な問題で、シャワーも3~4日間に1回 ぐらいしか使えず、毎日Baby Wipeで身体を拭くという生活(昨晩は夫が買ってきたBaby Wipeを試しました。顔が赤ちゃんくさいにおいがしました)になります。また今朝もJazzerciseで1時間15分汗をびっしょりかいてきて、夫の つくってくれたオムレツを食べながら、食料の真空パックについてディスカッションしました。これから1ヶ月間、いろいろな技術を試しながら、この水問題と 食糧問題の答えを見いだしていきます。

今でも充分、原始的でワイルドな私ですが、このアドベンチャーが終わった後は、ゴキブリ以上にどんな環境でも適応可能な人間になりそうです。

ブログしてしまいました。

4/23/2005

 
Picture
なんと、私もブログを始めてしまいました。仕事では米国のブログ事情を何回となくレポートしている私ですが、自分でやってみたことがないというのは納得が いかず、今日はInternshipの将さんからブログの手ほどきを受けてはじめました。Generation YやBuzz Marketingなど、米国事情を調査分析する私の仕事で、欠かすことができないポイントは、やはりブログです。普段書いているコラムや調査分析レポー トとは、勝手が違うこのブログでは、私のリアルボイスの発信をしていきます。

今日は、将さんに「色っぽい話」をしてしまいました。ここで言う「色っぽい」とは、Color(色)のことで、パリス・ヒルトンが実はブルーのコンタクト レンズをしていて、彼女の本当の目の色はブラウンであることと、もっと彼を驚かせたことが、エルビス・プレスリーの髪の毛は、実はクロではなくブロンド で、毎日ヘアドレッサーが12回も彼の髪をセットしていたことです。アメリカではハンサムな男性を表現するときに「Tall and Dark」という言い方をしますが、背が高くて目の色や髪がダークな色の男性をあこがれる傾向があり、エルビスがダークでないことは、驚くべきことです。 彼がブロンドでデビューしていたら、アメリカのロックンロールが生まれたかどうかも疑わしく、世界の音楽はこの髪の毛の色によって、大きく違う方向に行っ た可能性が大です。マリリン・モンローも実はブロンドではなく、実際は赤っぽいブルネットですし、髪、目、皮膚と色についての議論が多いアメリカならでは の「色っぽい話」です。

以下の写真は、3年前にメンフィスのレコーディングスタジオSun Studioを訪れた時のものです。このマイクを握って、1954年19歳のエルビスは、地元のギタリストScotty MooreとベーシストBill Blackと一緒にデビューアルバム「That's All Right」を録音しました。


    大柴ひさみ

    日米両国でビジネス・マーケティング活動を、マーケターとして、消費­者として実践してきた大柴ひさみが語る「リアルな米国ビジネス&マーケティングのInsight」

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