ひさみをめぐる冒険
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ひさみをめぐる冒険
サンフランシスコ・シリコンバレー在住マーケターのINSIGHT(洞察)



明日10月27日(水)午後20時からUstreamでライブ対談

10/25/2010

 
先週末日本に到着しました。APEC開催で警備強化されている横浜滞在のために、昨日は住民確認カードを登録して、尋問を受けた際に不審な訪問者でないことを証明できる準備を整えました。「政治におけるマーケティングとコミュニケーションのインタビュー」があり、急いでインターコンチネンタルホテルに向かう道すがら、いきなり信号で10分近く待たされたのには驚きました。一緒に待っていた年配の女性がもう待ってないと赤信号を無視して横断歩道を歩き出したので、私も彼女をフォロー。彼女曰く住民生活を無視した警戒態勢が腹立たしいとこぼしていました。福島県、福岡県、北海道など県外の警官が多く、観光客が警官に道を聞いても答えれないようでした。

さてさてあさってから「ad:tech tokyo」が開催されますが、私も2日間会場のホテルに宿泊して、ウロウロしていますので、お気軽にお声をおかけください。

明日(10月27日)は午後20時から、八十住孝さん(@cohada)と新井庸志さん(@yasushiarai)と対談します。このUst対談は「業界のキーマン、社長に聞く!」というシリーズで、八十住さんからTweetのラブコールで実現したものです。台本もなく、3人でいろんなことをおしゃべりして、ライブの質問を受け付けるということで、ナンだか破天荒なやり取りになりそうです。私の初のUstreamで放映される対談を是非お見逃しなく。

11月5日「第7回JaM Media Sessin in Tokyo」開催のお知らせ

10/17/2010

 
11月5日(金)開催の「第7回JaM Media Session in Tokyo」のお知らせです。前回の猛暑の中の7月のセッションからすでに3ヵ月半が過ぎて、しのぎやすい日々ですが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか?  

今回10月28日と29日に開催される「ad:tech tokyo」のパネリストとしての登壇がメインで来日します。パネルのテーマは「デジタルサイネージ」で、いつもと違う角度からマーケティング事情をステージでディスカッションする予定です。また、10月27日(水)午後19時から、USTで八十住孝さんと新井康志さんと対談します。是非ライブでヴィデオを見てください)。

今回のJaM Media Sessionは、ad:tech tokyoで私が実感したことの報告、さらに最近起きたGapの新しいロゴが消費者のレジスタンスによって元のロゴに戻った事例が示唆するようなブランドとファンの関係など、ソーシャルメディアにこだわらず、マーケター(企業も広告代理店もすべてマーケティングにいそしむ人たち)が、これから本当にどんなマーケティング活動をすべきかを、皆さんとディスカッションしていきたいと思います。

 JaM Japan Marketing主催 「第7回JaM Media Session in Tokyo」:米国最新マーケティング事情-人の心を動かすコミュニケーションって、ナンなんだろう? マーケターが、今真剣に考えなければならないことは?

  • 日時:2010年11月5日(金)、18:30開場、19:00開演~20:30終了予定
  • 会場: 株式会社 東急エージェンシー 2階 大会議室
  • 定員: 40名(応募者多数の場合は抽選と致します。当選のご連絡のみとさせて頂きます。
  • 受講料: 7000円(当日領収書を用意していますので、お支払いの時にお渡しします)
  • 献本:参加者には『YouTube時代の大統領選挙-米国在住マーケターが見た、700日のオバマキャンペーン・ドキュメント』を差し上げます
*お申し込みは、jaminquiry@jamjapan.comまで。

facebook誕生のフィクション映画「The Social Network」を見ました。

10/2/2010

 
最後のシーン、facebookのCEOのザッカーバーグを演じるJesse Eisenbergが、映画の冒頭でふられたガールフレンドに「フレンドになって欲しい」というfacebookからのメールを送信するシーンを見て、この映画はまさに「人とのソーシャル」とは何を意味するのかをマジに問う映画で、言ってみれば「青春物語」なんだと実感しました。

映画のブログなので、あまりストーリーを話すとこれから見る人が興ざめしちゃうので、言いませんが、良くも悪くも映画のザッカーバーグはコンピューティングのギークとして、好きな女の子とのデートでもまともに『人間の言葉』で語り合うことができず、人とのソーシャルが全然できない人間として描かれています。ほとんど表情を見せない顔の中で「真っ赤なルージュ」を塗ったような唇から出てくる言葉は、まるでマシーンがしゃべるような速さで相手の感情を無視して、独特の論理と整合性でしゃべり続けます。その速さは私のようなネイティブスピーカーではない人間には、おっつかない速さで、字幕が必要なくらいです。

ただし、映画はこの世界最年少のお金持ちが、どのようにしてこのビジネスアイディアを思いつき、それをビジネス化するためにハーバード内の友人たちとどのようにやりあい、その後ドットコムブーム時を思い出させるシリコンバレーの世界に落ちてくる過程を見事に描ききっています。私のような西海岸に住んでいる人間がうっかり忘れてしまう東海岸のハーバードのエスタブリッシュされたクラスの独特な文化、エンジェルインベスターやVCがお金の意味も分からない子供たちを手玉に取る手練手管、私もドットコムバブル期にそうした人たちと大いに関わりあったので十分リアリティを感じました。また、終始中心テーマとなる『裏切り』は人間関係でモットも憎まれる行動ですが、これを踏み台にしてfacebookが誕生していくのが、何ともアイロニカルで、私は思わずにやりと笑ってしまいました。

今では当たり前になった「ソーシャル=人と人との関係づくり」を、平気でパブリッシュしちゃう、ソーシャルネットワーキングは、言ってみれば、大学のドームで生まれた21世紀のフランケンシュタインみたいなものです。それが意図するしないに限らず、すでに人々のコミュニケーションのインフラとして機能している以上、その社会的責任は大学生の遊びではすみません。まあ、そんな現実のfacebookのことは横に置いといて、映画の中の役者たちはいい演技をしていて、カメラワークや音声も含めて、面白い映画に仕上がっています。

シリコンバレーのfacebookの本社では映画館を借り切って、社員200名と一緒に映画を見たようですが、本物のザッカーバーグも決して映画の主人公を嫌わないのではと思います。少なくとも、映画を見終わった私は、彼をちょっと好きになりました。この映画は賞を取ることを予感される、面白い映画、それが今日の結論です。

昨日公開となったfacebook誕生を題材にしたフィクション映画「The Social Network」を見てきました。映画を見終わった後の第一印象は「えっ、もう終わり」というほど面白いドラマだったこと。さらに映画が終わった瞬間、劇場内のお客さんがみんな思わず拍手するほど、大いにエンジョイできた良い映画であったことを、まず報告します。
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    大柴ひさみ

    日米両国でビジネス・マーケティング活動を、マーケターとして、消費­者として実践してきた大柴ひさみが語る「リアルな米国ビジネス&マーケティングのInsight」

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