ひさみをめぐる冒険
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ひさみをめぐる冒険
サンフランシスコ・シリコンバレー在住マーケターのINSIGHT(洞察)



大晦日前日

12/31/2005

 
日本はすでに大晦日ですが、こちらは、30日の夜で雨がしとしと降る、静かな年の瀬です

日本が仕事納めを迎えると、クライアントとのメールのコミュニケーションも途絶えて、JaMの仕事も自然にストップしてしまいます。おとといから、開店休 業状態なので、このまま静かに、新年を迎える準備をしています。そう言いながら、ちょこちょことお掃除(大掃除でなく)をして、なんとなくボワーンと、今 年を振り返っています。

2005年は、まさに私にとってAdventureな年でした。以下に、私の公私に渡るトピックスを並べてみました。

1月「New Year Sailing」: 正月早々、メキシコのBaja Californiaに下って、Sea of Cortezに浮かぶ島々をめぐる1週間のセーリング。

42フィートのセーリングボートを、夫と2人でチャーターして、透き通る空と海に浮かぶ無人島で、すごしたセーリングバケーションは、本当に心が洗われる素敵なバケーションでした。

4月「SVJENでの起業家トークセッション」: シリコンバレーの日本人の起業家たちのネットワークSVJENの主催する「起業家トークセッション」において、米国での起業経験についての講演。普段のテクノロジー系の講師と一味違うコブシの入った「ひさみ節」が、大いに受けました。

4月「ブログ:ひさみめぐる冒険の開始」: このブログの開始は、公私ともに大きな影響を及ぼしています。いろん方に読まれており、初対面の方でも、すでに私がどんな人間かを知っているので、話が非常に早い、と実感しています。

5月「太平洋半分横断の航海」:  15日間かけて、サンフランシスコからハワイまで、36フィートのセールボートで、太平洋を半分横断しました。最後マウイ島に到着直前にマストが折れ て、モーターエンジンで何とか無事にマウイ島のカフルイに上陸。メンバー6人全員が無事に陸に上がれたのが幸いでした。貿易風に乗ってから、まるでセール ボートでサーフィンをしているような状態で、海のエネルギーの凄さを実感しました。

6月「モバイルマーケティングカンファレンス2005へヴィデオで出演」: コンファレンスは、モバイル・テクノロジーが創造する未来生活における、マーケティングからコマースに至るビジネスの新しい方法論を探るもの。来場者数 は、予想外の大人数となり1724人を記録し、私がビデオでプレゼンテーションをしたセッションは、約1100名が参加して、大好評のうちに終了しまし た。このヴィデオ・プレゼンテーションのために、ハワイ航海前に来日して、D2C社内で撮影しましたが、コンファレンスの開催は、ハワイ航海中で、私は すっかりコンファレンスのことを忘れてしまいました。D2Cのみなさん、お世話になりました。

7月「視力独立宣言=Lasikの手術でコンタクトレンズフリーへ」:36年に渡る眼鏡とコンタクトレンズに決別して、LasikPlus手術を受けて、正常な視力を獲得しました。この奇妙な写真は手術直後の1週間寝るときにかけていたゴーグルです。しかし、どうしてもっと早く手術をうけなかったんだろうと、つくづく思います。

8月「NHK情報ネットワーク主 催の情報メディア懇談会での講演」:テーマは「異文化をクルージング。-ジェネレーションYの価値観-」で、ビジネスやプライベートを通じて日米の異文化 をクルージングする面白さを紹介しました。何年ぶりかに日本の真夏を体験して、台風と暑さにびっくりしました。ハワイ帰りの気分が抜けず、クールビズならず「アイランダースタイル」で講演をして、講演後のパーティでは、外国人だと思われてしまいました。

9月「Alamedaに住宅購入」: 夫がキャリアチェンジを図ったのを機に、サンフランシスコの反対側のイーストベイにある小さな島に家を購入して、アイランダー生活を開始しました。全米で一、二を争う異常に住宅価格が高いベイエリアで、クレージーな家探しは、本当に疲れました。

11月「JETRO主催のJETRO Business Strategy Forum 2005にて講演」:「Technology Product Trends in Japan--Coming to America by 2007」 というタイトルで、「日本市場が米国企業のグローバル化のためにいかに絶好のR&Dであるか?米国企業と日本企業とのコラボレーションが、世界最 高の製品やサービスを造り出すか?」に焦点を当てて話しました。私は、またしても他の人とはちょっと違う内容で「オタクとコギャル」を、アメリカ人相手に 説明し、日本の消費者像の解説を試みました。これも、異質な内容だったので、結構笑いが取れて好評でした。

11月「新会社Jammo Marketing Inc.を設立」: 正式発表は、まだしていませんが、インフルエンサーマーケティングのパイオニアで、JaMの戦略的パートナー会社のAmmo Marketing LLCと、「Jammo Marketing Inc.」をつくりました。従来通りJaM Marketing LLCは プロジェクトを行いますが、インフルエンサーマーケティングや調査のプロジェクトの際には、Jammo Marketing Incで、行います。すでに、クライアント第1号の来春の米国市場の新ビジネスのLaunching Programの実施を始めています。ロゴやサイトもつくらなければならず、今もいろんなことをやっています。

これ以外にも、クライアントとのプロジェクトを通して、いろいろな経験をして、本当に中身が濃い2005年でした。素晴らしい人との出会いも多くあって、 「私は、なんてシアワセモノだ」と思っています。両親から頑丈な身体と元気をもらい、日々夫も含めて多くの人たちに励まされている私は、今年も風邪をひく 時間もないほど、突っ走ってきました。この分ですと、来年も多分風邪を引いている時間はなさそうです。

ブログを読んで頂いた方たちに、この場を借りて、お礼申し上げます。

「ありがとうございました。良いお年をお迎えください」

ひさみ

小股が切れ上がったいい女

12/29/2005

 
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昨日のSF Chronicleで、故成瀬巳喜男監督の映画の解説が載っており、いきなり高峰秀子さんが、着物姿で銀座を、歩いている姿を見て、非常なショックを受けました。

物凄く格好が良くて、思わず

「小股の切れ上がったいい女」

という日本語が、アタマに浮かびました。この表現を調べると

・広辞苑: 「女のすらりとした粋なからだつきを言う/若い女性の姿態がすらりとしていて、いきな感じを与える様子」
・「小股」の意味: 足の親指と人差し指の間のこと。
・国語学者の解釈: この場合の「小股」は、直接動詞にかかって、「ちょっと、股が切れ上がっている」という解釈。
・足袋の製造過程: 完成した足袋は「小股を切る」という作業をして仕上げる。これは、足袋の親指を手で押し上げて細かい繊維を切って、足の指を動きやすくさせるため。ここから、「小股が切れる」とは足の親指を上にそらすことだと推察される。
・私の推測:下駄や草履を履いた時に、鼻緒(はなお)をしっかり指ではさんで、颯爽と歩ける、腰高の足の長い女性。

昔から、江戸の女は、「色浅黒く、小股の切れ上がった、粋(すい)な女」と言われて、田舎の「野暮」と対比させています。私も東京生まれの東京育ちで、初 めて東京以外の土地に移り住んだのが、ここサンフランシスコ・ベイエリアです。「色浅黒く」はぴったりですが、足が長くないので、先天的に「小股が切れ上 がった」という容姿にはなれませんが、せいぜい後天的に獲得できる「粋な」部分には、フォーカスしたいと思います。

話を戻しますが、まだ米国ではDVDで観ることのできない成瀬監督作品を、1月12日から2月18日まで、「Scattered Coulds: The Films of Mikio Naruse」というタイトルで、BAM/PFA(University of California, Berkeley Art Museum & Pacific Film Archive)で、 合計31本上映されます。以下が上映作品の英語のタイトルです(日本語はローマ字から私が推測して書き込んだので、漢字や仮名遣いがオリジナルと異なるか もしれません)。英語と日本語のニュアンスの違いと、タイトル自体が成瀬監督の視点を鋭く表現しているので、思わず、全部タイプしてしまいました。

Nightly Dreams(夜ごとの夢 1933年)
Flunky, Work Hard!(腰弁、がんばれ 1931年)
Tsuruhachi and Tsurujiro(鶴八鶴次郎 1938年)
Street without End(限りなき歩道 1934年)
The Whole Family Works(働く一家) 1939年)
Not Blood Relations(なさぬ仲 1932年)
Traveling Actors(旅役者 1940年)
Hideko the Bus Conductress(秀子の車掌さん 1941年)
Ginza Cosmetics(銀座化粧 1951年)
The Song Lantern(唄行燈 1943年)
A Tale of Archers at the Sanjusangendo(三十三間堂とうちや物語 1945年)
Repast(めし 1951年)
Mother(お母さん 1952年)
Lightning(稲妻 1952年)
Husband and Wife(夫婦 1953年)
Wife(妻 1953年)
Older Brother, Younger Sister(兄妹 1953年)
Late Chrysanthemums(晩菊 1954年)
Sound of the Mountain(山の音 1954年)
Flowing(流れる 1956年)
Floating Coulds(浮雲 1955年)
Sudden Rain(驟雨 1956年)
A Wife's Heart(妻の心 1956年)
Summer Clouds(鰯雲 1958年)
Anzukko(杏っ子 1958年)
When a Woman Ascends the Stairs(女が階段を上がるとき 1960年)
The Approach of Autumn(秋立ちぬ 1960年)
Daughters, Wives, and a Mother(娘、妻、母 1960年)
Her Lonely Lane(放浪記 1962年)
Yearning(乱れる 1964年)
Scattered Clouds(乱れ雲 1967年)

私自身、あまりにも成瀬監督のことを知らないので、監督のMuse(女神)であった高峰秀子さんのことも含めて、思わずGoogleしてみました。

今年で生誕100年を迎える故成瀬監督による高峰秀子主演作は、「稲妻」(1952年)、「あらくれ」(1957年)、「放浪記」(1962年)、「乱れ る」(1964年)などが代表作で、2人のコンビ作品は合計17本にのぼります、米国では、非常に評価の高い、黒沢明、小津安二郎、溝口健二監督に比べ て、あまり知られていない成瀬監督を、BAM/PFAは、以下のように紹介しています。

“Happiness is a concept that was invented in the modern world,” remarks a character in Mikio Naruse's 1952 film Lightning; the irony is that, more than any of the great Japanese directors whose equal he was—Mizoguchi, Ozu, and Kurosawa—Naruse's world is the modern world. It's just not very happy.

この監督の「幸せは、近代の世界で発明された一つのコンセプトだ」という言葉が、非常に気になりました。SF ChronicleのライターG Allen Johnsonによれば、監督は以下のように社会を見ていました。

" From the earliest age I have thought that the world we live in betrays us -- this thoughts wiht me."
(非常に幼い時から、我々は、裏切られることを前提とした世界に生きていると思っていた。この考えは今も同じだ)

また、黒沢明監督は、成瀬監督のスタイルを以下のように特徴づけています。

Naruse's style as being “like a great river with a calm surface and a raging current in its depths."
(穏やかな水面をもつ大きなな河のようで、その底には激烈な潮流が存在する)

今回の集中上映では、今まで米国で紹介されなかった成瀬監督の市井の人々の日常生活を描きながら、鋭い社会への洞察をベースにした、戦後の日本社会の価値 観の変遷を、紹介します。また、特筆すべき事柄としては、高峰秀子さんが演じる「自分の運命、成功、失敗に、積極的に立ち向かっていく、従来の日本女性像 とは異なる女性たち」にも、注目が集まっています。

高峰秀子さんは、すでに女優生活も文筆業も辞めて、一切マスコミに出ていないそうですが、キネマ旬報9月号の齋藤明美さんのインタビューで、成瀬監督が 1969年に亡くなった時に、彼女は「私という女優も終わった。・・・・つまり殉死だね。」と思ったそうです。当時、彼女は45歳という若さです。

やはり、冒頭の映画のシーンの通りに、高峰秀子さんは、まさに「小股の切れ上がったいい女」です。こんなに潔く、きっぱりと「殉死」なんて言葉を、言える 女優さんは、そうそういません。そこまで、完全に理解し合えたからこそ、2人の素晴らしいコラボレーションが生まれ、成瀬ワールドが完成したのだと思いま す。

こあたりは、是非、映画を観て、自分の心で 成瀬作品を実感してみたい、書いてみたいと思います。

PS: しかし、きれいなひとですね、高峰秀子さんは。こういう着物姿の写真がアメリカの新聞に載ると、日本人女性として、嬉しくなります。着物の着方もデザイン もすごくモダンで、まさにCool(クール)です。私も、いつか、このような着物を着て、サンフランシスコのUnion Squareを歩こうかな(笑)。



拡大する家族:"Step Mother of Bride (花嫁の継母)"

12/28/2005

 
11月25日に、Father-in-Law(舅)から、誕生日のプレゼントとして、チェック(小切手)とカードが一緒に送られてきた時、改めてこの国の家族はどんどん拡大していると実感しました。

"For You, Daughter-in-law, on Your Birthday"

このカードに印刷されていた「義理の娘(法律上の娘)」へというタイトルには、中々日本では見られない言い方なので、思わず「そうだ!この国には、山ほど この義理関係の親子が存在しているんだ。義理関係のカードが印刷されるのは当たり前なんだ!」と、普段気がつかない事実を認識しました。

また、これと呼応するように、私の義理の娘(長女:私は彼女の継母Step Motherにあたります)から連絡は入りました。彼女は、「来年結婚することを決めたので、年末にSFへWedding GownのShoppingに行く。彼女の母親(夫の前妻)と一緒にSFに来るので、ひさみをそのShoppingに招待したい」という申し入れです。最 初は、意味がよくわからず、「彼女は、SFのWedding Gownの良いお店の情報を、私に探して欲しいと言っているのかしら?」と聞いたら、夫は「It is good daugtherly(良い娘として振る舞っている)」と言って笑い出しました。夫から、「彼女が私を母親として認めて、彼女の人生で大切な時を、実の母 と継母である私と3人でシェアしたいと考えている」ということを説明されて、今さらながらに、Family(家族)における私のPositioningを 実感しました。

私には3人の義理の子供がいますが、彼らにとって、夫の前妻は母親で、私は父親の妻という立場なので、この6人が彼らにとっての「家族」という単位になり ます。ですので、私と前妻は、いつも家族のいろんな行事(夫の母親のお葬式、家族ののReunion、クリスマスや感謝祭などの家族のDinner)に、 必ず一緒に参加しています。周囲もそれを当たり前に受け止めており、私も彼女も自然にそれに対応しています。日本では、あまり考えにくい状況ですが、離婚 や法的には未婚といった、いろんなタイプの家族関係が存在するアメリカでは、この手は話はたくさんあります。ラッキーなことは、私と彼女の間に、「こだわ り」がないという点です。

長女と長男は双子で、昨日彼らは30歳のお誕生日を迎えており、24歳の末娘はすでに婚約して、2007年に結婚の予定です。みんなおのおのパートナーをすでに見つけており、我が家はこれからどんどん拡大しそうです。

来年は、もしかしたら、私はStep Grand Mother(継祖母?こんな言葉はあるのかしら?)になる可能性もあり、夫と2人で、「無責任でWildなGrand Parents(祖父母)になって、孫たちにSalingと日本語を教えよう」と、言っています。

Baby Boomers(ベビーブーマーズ:1946~1964年生まれ)が、Empty-Nest(子供が巣立ってしまった状態)に突入しています。新しいライフスタイルを常にSeeking(探求)するブーマーズは、新しい祖父母として、Generation Y(ジェネレーションY:1977~1999年生まれ) や、その次のGeneration Z(ジェネレーションZ:2000年以降)と、従来なかった新たな家族関係ををつくりそうです。


41億8,000万円のボーナスって、何なんだろう?

12/27/2005

 
今日は、クリスマスの翌日で、まだほとんどの人はホリディ気分で、のんびりしています。我が家は、夫は通常通り仕事に出かけ、私は朝からYahoo IMに問題が起きて、UninstalやReinstalにあけくれて、午後はインターネットの断続的なディスコネクション解決のために、Comcast のテックとのアポイントメントと、クリスマスムードとは、ほど遠い作業に追われています。

また年末(=会計年度末)でもあり、会計関係のことでAccountantと連絡を取って、P&LやBalance Sheetを作成したりして、経営者としてやらなければならないいことを、シコシコやっています。年末に財務の書類を見ると、私はいつも気分が石川啄木状 態になり、「働けど働けど、なお我暮らし楽にならざり、じっと手を見る」という短歌を、毎年呪文のように唱えています。

同じ会社を経営している責任者でも、米国のCEOたちのPay Checkの金額は、半端ではありません。新聞によれば、以下のような莫大ボーナスが、CEOたちに払われており、Corporate Libraryの調査によれば、米国の1850の大企業のCEOの給料の上昇率は、対前年比では、平均91%アップし、30%の企業のCEOは200%アップ、27人のCEOは1000%以上のアップというすさまじさです。

・Henry Paulson (Goldman Sacks) : $38 million(41億8,000万円)
・John Mack (Morgan Stanley): $11.5 Million(12億6,500万円)

企業によっては、CEOの所得税やさまざまなベネフィットを支払っているところもあり、年々上昇し続けるCEOへのサラリーに対して、株主からその「金額の判断基準と内容の透明性」を問う批判も生まれています。

マサチューセッツの民主党代議士Barney Frankによって提案されている「The Protection Against Executive Compensation Abuse Act (HR 4291)」が議会を通過すると、すべてのCEOのCompensation(サラリー、ボーナス、年金、ゴールデンパラシュートなど、全てのベネフィット)は、株主への年次報告で公開されるようになります。また、株主はそのCEOへの支払いが正当であるかどうかを判断して、それを拒否する権利も含まれているので、米国のCEO天国への一つの圧力として機能する可能性は出てきます。

以下のように、2年前の2003年でも、すでに普通の人との格差は500倍に 広がっています。この数字を見れば、社員500人をレイオフするより、1人のCEOを解雇した方が、よっぽど効果的なリストラになるという、図式が見えま す。言い換えると、CEOの企業利益の独占状態は、四半期ごとのセールス次第で、簡単にレイオフされる一般社員の犠牲の上に成り立っている構図です。

1980年のCEOと平均労働者の給料の比率: 42 対 1
1991年のCEOと平均労働者の給料の比率: 140 対 1
2003年のCEOと平均労働者の給料の比率: 500 対 1

まあ、いつまでも石川啄木モードで、手ばかりみていても、前には進みませんので、リアリティを真摯に受け止めながら、適切なサラリーを稼げるCEOになる べく、がんばるしかないと、思っています。しかし、まじめに言って、41億8,000万円のボーナスって、どんな金額だか、私は想像がつきません。

クリスマスイブ

12/25/2005

 
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今日は、クリスマスイブの土曜日ですが、今が1年で最も忙しい夫は、相変わらず4時半に起きて、会社に出勤しています。妻である私も、いつものように一緒 に起きて、仕事を始めており、オンラインが朝の5時から5時半までつながらず、ガックリ来ていましたが、ようやくオンラインに乗れて、一安心です。

我が家はクリスマスといっても、2人とも宗教とコマーシャリズムから遠ざかりたい方なので、特に一般の人のように、クリスマスのデコレーションやプレゼン トのため、走り回わるということはありません。それでも、新しい家の初めてホリディですので、ちょとホリディ気分を演出してみました。

Christmas Treeは、私のお気に入りの1950年代のアンティークです。今から7年ぐらい前にアンティークフェアで見つけた掘り出し物で、当時で40ドルぐらいで した。プラスティック製なので、毎年ツリー用の木を切ることもなく、また小さくてパーツをバラバラにして重ねて保存できるという非常にエコフレンドリーな ツリーです。

サンタクロースは、日本から持ってきた鉛筆削りのサンタ君です。彼は、トナカイの代わりに、10月のGalaのサイレントオークションで競り落とした1937年のAmericas Cupで優勝した「J5-Ranger」のヨットに乗って、現在太平洋をセーリング中という感じで、明日までにサンフランシスコに到着する予定です。夫の遠い先祖は、バイキングだったので、トナカイよりはセールボートの方は、我が家にマッチします。

Fireplaceには、Back Yardに山ほどなっているグレープフルーツと柊の枝を使って、ちょっとデコレーションしてみました。気分は、Martha Stewartなので、何でも再利用しています。夫は、「グレープフルーツのクリスマスデコレーションなんて、初めて見たけど、ここはカリフォルニアだから、正解だね」、と言って、私のアイディアに驚いていました。

家族へのクリスマスギフトも、オンラインでカリフォルニア特産のドライフルーツをオーダーして1時間で終わってしまいした。義理の息子トは、我が家に最も必要なギフトである「Home Depotの 商品券」を送ってくれましたし(まだまだHome Improvementが続いています)、夫の前妻の姉からは、毎年贈られてくる手作りの伝統的なクリスマスクッキーが昨日届きました。こんな調子で、我 が家のクリスマスは、「ノンハッスル状態」で、静かに時が過ぎています。

私は「Free Style」な発想と生き方が好きなので、伝統にはあまりこだわらずに、自分の個性を演出したいと常に思っています。そんなこんなで、今年のこのデコレー ションの費用は、「ゼロ」です。この辺は、私たちの「マテリアリスティック過ぎる今のアメリカ消費社会」へのささやかな抵抗、あるいは家を買ってローンに 追われる我が家の実態を現しているのかもしれません(笑)。



Baby Boomers(ベビーブーマーズ):行け行けドンドン世代

12/13/2005

 
1956年生まれの私は、日本では団塊の世代の下のジェネレーションで、人口が少ない世代として、過ごしました。ところが1995年に米国に移住したとた んに、米国社会を牽引するマジョリティ世代である、7,800万人のBaby Boomers(1946年から1964年までに生まれ)のカテゴリに入れられてしまいました。ジェネレーションYと並んで、ブーマーズは常に話題に事欠 きません。米国の歴史や社会構造を変革してきたブーマーズは、米国社会を考える上で、最も重要な世代と言えます。

そのブーマーズの最初のグループが、来年は60歳になり、その後に続く430万人が50歳になり、最年少グループも40歳に突入したという節目を迎えて、 改めて、ブーマーズに関する記事が目立ってきています。私もこの430万人の1人で来年は50歳を迎えることもあり、他人事ではなく、改めて 「Aging」について考え始めています。

Research!Americaの最近の調査で以下の数字が発表されました。

How long would you like to live?
(何歳まで生きたいか?)
95歳以上: 26%
85~94歳: 32%
75~84歳: 20%
65~74歳: 5%
65歳以下: 3%
わからない: 14%
平均年齢:88歳

How long do you think you will live?
(自分の寿命は何歳だと思うか?)
95歳以上: 10%
85~94歳: 33%
75~84歳: 29%
65~74歳: 11%
65歳以下: 5%
わからない: 14%
平均年齢:82歳

In 20 years, how do you think life will be for 80-years-old?
(この先の20年間で、80歳の生活はどんな生活になると思うか?)
49%:現在の80歳より健康的である。
33%:現在の80歳と同様である。
9%: 2025年の80歳は、現在の40歳と同様のことがヴァーチャリーに可能となり、エンジョイできる。

What makes a person seem young?
(何によって、若く見えるのか?)
50%:活動的、忙しい、エネルギーに満ち溢れている
13%:外見
10%:ポジティブな姿勢と態度
5%: 精神的に鋭い
3%:年齢

What makes a person seem old?
(何によって、年をとったように見えるのか?)
33%: 身体的な問題あるいは限界
15%: 精神的な限界
13%: 自分自身の世話をできなくなった場合
5%: その人の実際の年齢

およそ30%のアメリカ人は、95歳以上まで生きたいと思っていますが、実際にその年まで生きることに自信を持っている人は、10%です。私は日頃から生 涯現役で100歳まで生きると言い続けていますが、上の数字を見る限り、私だけが特殊ではなく、多くのブーマーズは、同様なことを考えていることがわかり ます。

また、上記の調査で「若くみえる理由」として、「活動的」で、「忙しく」、「エネルギーに満ち溢れている」という、まさにブーマーズ自身を表現するような 定義が並んでいます。実際の年齢の意味が段々薄れていく現代では、英語でいうところAttitude(姿勢や態度)次第で、年寄り扱いされる可能性が高く なります。300年前のアメリカ(イギリスの植民地時代)では、平均寿命は30歳代だったということですが、現代のアメリカ人の「より若く健康で活動的で いたい」というDesireは、ポジティブな「Attitude」を生み出し、新たな「Aging」のライフスタイルを創り出しています。

別な調査で すが、ブーマーズのRetirment(引退)後も60%以上は少なくとも週に20時間は、パートタイムで働きたいと思っており、引退後は、若さと健康を 維持するために、それに必要なAnti-Agingの薬(ブーマーズはマリファナ世代でもあります)や美容整形をすることも厭わないし(Beauty Addiction:美しさへの中毒)、エクササイズのために、ゴルフ、水泳、ジョギングを大いにやる予定ということです。引退後のスポーツとして、ブー マーズの6%の人たちは、インラインスケーティングとスカイダイビングをやりたいと言っているほど、彼らは本当に元気で、自分自身に自信を持っています。

半数のブーマーズは、引退後のブーマーズの生活が「Too self-centered(超自分中心)」で、「Too materialistic(超物質主義)」だと、自戒しているようですが、「Zoomers」とも呼ばれていて、「行け行けドンドン」の彼らを止めるこ とはできないと、つくづく実感します。

しかし、私の場合、来年で公約の半分まで到達しますが、100歳の誕生日を迎える年は、2056年です。これって、まだまだ道は本当に長いってことなんだと、改めて驚いています。

Passed Bar (日本女性の米国司法試験合格)

12/12/2005

 
金曜日は、念願のBar Examination(司法試験)に受かった日本人の知人のお祝いに駆けつけました。彼女は、ちょうど1年前に、来年の7月の司法試験受験のために、弁 護士事務所での仕事を一時中断して、「お籠もりに入ります」と宣言して、Bar突破を目指して、猛勉強に突入しました。

アメリカはご存知のとおり、訴訟大国で石を投げれば弁護士にあたると言われるぐらい、さまざまな分野を専門とする弁護士が存在し、およそ70万人と言われています。資格を取得するためにはABA(米国法曹協会)認定のロースクールを卒業し、、州ごとに実施される司法試験に合格しなければなりません。ロースクールには、一般大学卒業者対象の米国法、国際法修了書取得コースや、法学部卒業者が入学可能な1年間のLL. M.(学位取得)プログラムなどがあります。司法試験は年2回で、だいたい2月と7月です。

今回、彼女が受けたCaliforniaの司法試験全体の合格率48.8%で、8,343人が受験して、合格者は4,072人です。50%を上回る年が多いのを考えると、今年はなかなか難しかったようです。

彼女に出会ったのは、5年前で、彼女が商社勤務からデジタルメディアソフトウエアの企業のBiz Dev.だったころです。日本の携帯電話やIModeが米国で話題になったころで、彼女はその会社のテクノロジーを日本の携帯電話ビジネスに活かすべく、 日米を往復していました。JaMにも手伝ってほしいという依頼を受けて、その会社のFounder/CEOとのミーティングもありましたが、テクノロジー 開発に資金投入を注力していて、結果Foundingがマーケティングにまわせず、仕事を一緒にするには至りませんでした。

彼女の第一印象は、「なんて礼儀正しく、清々しいお嬢さんだろう!」です。それはその後何回会っても、一切変わらず、常に凛とした美しさを持つ女性です。 仕事も非常にProfessionalですが、それ以上に「素晴らしいご両親に、きちんと躾けられて育った女性」だと感じており、毎回彼女と会った後は、 こういう日本女性がアメリカにいることを、誇らしく思ったほどです。

その彼女が、サンフランシスコ弁護士事務所(Law Office of William P. Klein)で勤務した後は、毎晩6時から10時までロースクールに通う生活を2年続けて、さらに「お籠もり」の時期を経て、念願の試験に一発で合格し た、本当にアタマガが下がります。7月の試験は、毎日8時間ずつ合計3日間も、試験会場に通って受験するということで、外部と連絡が取れないように、厳重 なチェックが行われ、座るための枕にもカバーが許可されないという厳しさです。

何が最も辛かった?と彼女に聞いてみましたが、「試験が終わって11月17日の結果発表まで、3ヶ月待たなければならないこと。受かったかどうかわから ず、不安できつかった」と言っていました。確かに3ヶ月は長いし、実際に合格の成否は、当日事前に知らされている自分のコードを、オンラインで入力して確 認するという手法です。彼女は前日一睡もできず、当日はなぜか突然片目が見えなくなり、病院に駆け込むというハプニングも起こりました。ようやくオンライ ンに現れた彼女の名前の下に書かれていた文章は、非常に小さなフォント(6級ぐらい)で、さらに意味も法律用語のような表現で、本当に合格したかどうかわ からない状態で、彼女は思わず勤務先の弁護士に電話をして、意味の確認をしたくらいです。

・英語がネイティブではない(ネイティブのアメリカ人でも、読んでもわからない英語の法律用語)
・大学の専門科目はは法律ではない
・30代後半のキャリアチェンジ

こうした3つのDisadvantageを乗り越えて、米国の司法試験にチャンレジするという、彼女の勇気に、私は非常に感銘を受けています。

「自分がしたいなら、チャンレジする=Just Do It!」、この精神が物事を実現させます。

PS: 彼女の法律の関心領域は、企業間の契約問題です。それ以外でも日米間のことはOKですので、彼女にコンタクトされたい方は、私にご連絡ください。ご紹介します。

Skype体験パート2

12/9/2005

 
私のSkype体験は、続々更新されています。

はっきり言って、便利です。

すでに、SkypeOut、SkypeInも 始めたので、通話相手がSkyperでなくても、普通の電話や携帯電話にかけられますし、Skyper以外の人からの電話も私のSkypeInの電話番号 で受けることが可能になりました。SkypeOutの購入は10ユーロ、SkypeInのための電話番号の取得が10ユーロで、合計20ユーロを、すでに Skype Shopで支出しました。12月7日付けで、1ユーロ=142.15円ですので、日本円にして2,843円で、国際電話10時間の通話が可能です。

今朝のSF Chronicleに よれば、Yahooも同様のサービスを始めることを発表しており、IP Phoneサービスは、Skype、AOL、Sonyと大手企業が参入して、競争が激化しそうです。Yahooの料金は、米国内の発信は1分間1セント、 全世界30カ国の国際電話の発信は1分間2セント、受信の料金は、月間3ドルあるいは年間30ドルと格安です。Skypeも同様ですが、自分のIP Phoneの電話番号は、どの国の市外局番でも選べるので、仮に、私が日本の東京の03の電話番号を取得すれば、東京の人が私に電話する時は、国際電話扱 いではなく、通常の東京在住者と同様のローカル料金で通話ができます。Skypeより安い料金で参入するYahooは、ポータルサイトとして、少しでもト ラフィックを自社サイトにもたらすことが、この市場参入のポイントだと言っており、このマーケットの競争は激しくなりそうです。

私がSkypeを始めた理由は、先月の携帯電話の請求金額に驚いたことに発しています。10月末に引っ越した時に、日頃テレマーケティングの電話しかかか らなくなった、自宅のランドライン(固定電話)を、新しい家では引く必要はないと、判断して、すべての通話を携帯電話に切り替えてしまいました。この間、 オフィスへは遠距離通勤となったために、自宅で仕事をする機会が増え、またビジネス上のコンファレンスコールが急増し、ビジネスパートナーとの日々の長時 間通話もかなり多用しました。ただし、これらの通話は、すべてパートナーのランドラインからかけてもらい、私は、電話を受けるIncoming Callの状態だったので、勝手に「なんとなくの無料感覚」で、通話していました。

日ごろの7倍以上の請求金額を見た私は、Incoming Callもチャージされることを思い出し、リミットを越えた時間数のチャージ金額がとんでもないほど高いことに気がつき、愕然としてしまいました。あわてて、SBCのサイトに 行って、ランドラインを引こうとしましたが、さまざまなCalling Planがあり、どれを選んでよいかわからず、さらに我が家はすでに彼らのカスタマーではないので、新規登録をしなければならず、それにはdeposit が必要という煩わしさ、それに加えて、オンライン上でのいろいろなプロセスの多さに辟易して、途中で、新規加入をやめてしまいました。

そんな惨めな状態だった時に、友人から電話があり、思わず事情を話したら、一時的でもいいからSkypeをインストールすれば、無料でSkyperと話が できます、というアドバイスをもらい、一気にSkyperになってしまいました。気がつけば、私の知人友人の中でも、ずいぶんSkyperが多く、 Skype IDを、Emailの名詞のところに書いている人もいて、いかに浸透しているかを、改めて、実感しています。今も、全世界で418億8,829人(12月 8日の米国西海岸時間午前8時10分現在)のSkyperが、オンライン上で、通話可能な状態でいることを考えると、本当に世界はつながっているようで す。

インターネットはケーブルのComcastを使っており、ここがなぜかDisconnectになることがあるので(今、理由を究明中)、ランドラインの電話は、緊急のオータナティブなネット接続の手段として(ダイアルアップ使用)、引く予定です。

しかし、電話会社はあらゆる問題を、カスタマーの立場で、真剣に考えないといけません。「便利で簡単で優れたサービス」が廉価で、日々生まれてきています。通常のビジネスのやり方で胡坐をかいていたら、カスタマーは本当に逃げ出してしまいます。

PS: 私は、今、Skype Shopに出ているSkype認定のモトローラの「Wireless Internet Calling Kit」 の購入を考えています。ブルートゥースを使ったヘッドセットとアダプターで、99.99ドルです。コンピュータから30フィートまで離れたも、ワイヤレス 状態が可能となります。自宅で他のことをしながら、電話できる便利さを考えると、これは欲しいと考慮している最中です。

Wikipedia(ウィキペディア)の利用責任は?

12/9/2005

 
日頃から、オンライン百科事典「Wikipedia(ウィキペディア)」を大いに活用している私にとって、12月5日発表された、「ウィキペディアへの投稿者のユーザ登録義務化」は、改めて、オンラインのオープンソース型コンテントの利用責任について、考えさせられました。

1960年代のケネディ大統領とケネディ司法長官の暗殺事件に、当時司法長官幹部補佐だったJohn Seigenthaler Sr.(現在は78歳のジャーナリスト)が、兄弟の暗殺に関与した容疑がかけられていたという、ウキペディアの記述を虚偽とする記事を、「USA Today」に発表したのがきっかけです。

Jimmy Walesが、 2001年に始めたウィキペディアは、ハワイの表現「wiki wiki(クイック)」と、「Encyclopedia(百科事典)」を組み合わせた言葉で、まさにインターネットの可能性と人間の性善説を信じる、現在 注目されているCGM(Consumer Generated Media:消費者によって創造されるメディアやコンテント)」の元祖のようなサイトです。レファレンスサイトとしては、「Dictionary.com」 についで、第2位のウィキペディアは、月間ページビュー25億、82の言語、英語版だけで84万件以上の記事が掲載されており、誰でも書き込めるオープン ソース型コンテントなので、ボランティア執筆者によって、膨大な情報が生物のように増殖し拡大しています。運営費は年間200万ドルで、給与を得て雇用さ れているのは3人だけで、FounderのWalesもボランティアワークで、この財団サイトを運営しています。

Traditionalな考え方で言えば、このウィキペデイアは、「誰からも保障されていない、見識の定かでない素人の情報のアウトプットの集合体」で、 これを信頼することはできない、という論理になります。また、事実の捏造や虚偽の事実の掲載があったとしたら、それは即座に解決していく、あるいはそれが 起こりえないような自浄作用をうまくコミュニティ内で構築するといった、重要な課題は山積みです。

また、利用者側から考えると、ブログや掲示板など、オンライン上で増大CGMと同様に、ここでのポイントは、

「ウィキペディア利用者の情報への目利き度」にあると、私は思います。

百科事典に限らず、権威あると称するメディアの報道にも、時代背景や国益あるいはその企業の利益やアドバンテージに基づく見方が、その情報に無意識下に刷 り込まれており、「事実や真実」の見え方は、情報の出し方で変わってきます。また、歴史的事実は、時間の経緯や執筆者の立場によって、まるっきり異なった 真実として表現されることは、自明の理です。

そう考えると、自分自身の「情報への目利き度」を高めて、常に複数あるいは多数の情報源に接して、情報の比較分析を、研磨するしかないと思います。特に、 フリーの情報源に対するDu Diligenceは、自己責任できちんと実行し、それによって不利益や不便をこうむった場合は、自分のリスクマネジメントが足りなかったと反省するしか ない、そんなことを感じています。

「ただほど、高いものはない」とは、よく親に言われましたが、これもまた真実の声として、真摯に受け止めたいと思います。

CPO (最高購買責任者)としての米国女性のパワー

12/6/2005

 
昨日、やっと今月のコラムを 書き上げて、ちょっとホッとしています。コンピュータクラッシュの影響からはやっと抜け出しましたが、今はインターネットコネクションの問題で、連日 Comcastのテックの人が自宅に来て、いろいろ原因を探っています。モデムを変えたり、クレーンでメインのケーブルの上まで上って、チェックしていま すが、さっぱり原因がわかりません。傾向としては、午後になるとDisconnectedになることが多く、時間は2時間から最高4時間、ネットにつなが りません。

最近は、だんだんあきらめの境地になってきて、Wiredになれない時間は、庭仕事に精を出して、椿の花を生けるために、はしごをかけて、花を切り取ったり、Front YardとBack Yardの芝生の手入れをしたり、道路側の落ち葉掃きを熱心にやるなど、マーサ・スチュワートばりのHome makerとしての活動にも精を出しています。

昨日、アップしたコラムでは女性の購買力のデータをいろいろ調べていて、いかに米国女性ビジネスや経済に与える影響が大きいか、改めて実感しています。以下に少し数字を並べてみます。

・米国の男女の人口比: 女性53% VS 男性48% 
・24-54歳のワーキングウーマン人口: およそ5,500万人
・今年のテック関連製品の購買層: 女性が男性を上回る(By Consumer Electronics Association)
・2005年の米国のワイン消費量: 女性は男性を上回って全体の52%を消費している(By Gallup Poll)
・オートバイの女性人口: Harley-Davidson 場合は、1985年に2%だった女性カスタマーは、2003年で10%まで増加(女性は23,000台を購入した)
・10万ドル以上の収入を稼ぐ女性人口: 過去10年で3倍以上に増加(By The Employment Policy Foundation)
・米国女性の購買規模: 国レベルで考えると、日本全体の市場規模を超えている(By Tom Peters)
・米国女性の所有するビジネス: 米国全体の40%を占め、彼女たちの会社が雇用する社員数は、Fortune 500のワールドワイドの会社の社員数を上回る(By Martha Barletta)
・米国女性の購買意思決定力: 米国全体の意思決定の80%は女性による (By Martha Barletta)

従来、男性が主導権を握っていたカテゴリも、当然のように女性がリードし始めており、米国女性は、オフィスでも家庭でも、CPO (Chief Purchasing Officer:最高購買責任者)としての地位を確立しているようです。以下は各企業の女性向け戦略の一例です。

・ホームリモデリングのHome DePot: 女性対象のHome Improvementのクラスや女性視聴者の多いTV番組へのスポンサードをして、女性に大きくシフトしている。
・投資関連の金融会社のCitibank, Merrill Lynch, Charles Schwab: 女性カスタマだけを対象とする部門を設立。
・Dellの場合: 「Oprah's Favorite Things 2004」に、2つの製品($199のDell Pocket DJ & $2,199の30-inch LCD TV)が登場して以来、2製品のセールスは70%増(昨年のホリデイシーズン)
・大手電化小売チェーンのBest Buy: 店内のインテリアを女性向けにしたり、セールスパーソンの話し方を実用的な説明に変更(男性向けの専門的な知識による説明ではなく)

例を挙げれば、きりがないほど、企業の女性へのマーケティング戦略はかなり大きくシフトしてきています。

うちの夫の口癖ではありませんが、私が「これ、どう思う?」と聞くと、彼は必ず、
「What ever you like, I'm happy about it, My dear (君が好きなものならば、何でもOK、僕はハッピーです)」

これはうちの夫に限らず、米国の男性たちの本音だと思います。

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    大柴ひさみ

    日米両国でビジネス・マーケティング活動を、マーケターとして、消費­者として実践してきた大柴ひさみが語る「リアルな米国ビジネス&マーケティングのInsight」

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