我が家はクリスマスといっても、2人とも宗教とコマーシャリズムから遠ざかりたい方なので、特に一般の人のように、クリスマスのデコレーションやプレゼン トのため、走り回わるということはありません。それでも、新しい家の初めてホリディですので、ちょとホリディ気分を演出してみました。
Christmas Treeは、私のお気に入りの1950年代のアンティークです。今から7年ぐらい前にアンティークフェアで見つけた掘り出し物で、当時で40ドルぐらいで した。プラスティック製なので、毎年ツリー用の木を切ることもなく、また小さくてパーツをバラバラにして重ねて保存できるという非常にエコフレンドリーな ツリーです。
サンタクロースは、日本から持ってきた鉛筆削りのサンタ君です。彼は、トナカイの代わりに、10月のGalaのサイレントオークションで競り落とした1937年のAmericas Cupで優勝した「J5-Ranger」のヨットに乗って、現在太平洋をセーリング中という感じで、明日までにサンフランシスコに到着する予定です。夫の遠い先祖は、バイキングだったので、トナカイよりはセールボートの方は、我が家にマッチします。
Fireplaceには、Back Yardに山ほどなっているグレープフルーツと柊の枝を使って、ちょっとデコレーションしてみました。気分は、Martha Stewartなので、何でも再利用しています。夫は、「グレープフルーツのクリスマスデコレーションなんて、初めて見たけど、ここはカリフォルニアだから、正解だね」、と言って、私のアイディアに驚いていました。
家族へのクリスマスギフトも、オンラインでカリフォルニア特産のドライフルーツをオーダーして1時間で終わってしまいした。義理の息子トは、我が家に最も必要なギフトである「Home Depotの 商品券」を送ってくれましたし(まだまだHome Improvementが続いています)、夫の前妻の姉からは、毎年贈られてくる手作りの伝統的なクリスマスクッキーが昨日届きました。こんな調子で、我 が家のクリスマスは、「ノンハッスル状態」で、静かに時が過ぎています。
私は「Free Style」な発想と生き方が好きなので、伝統にはあまりこだわらずに、自分の個性を演出したいと常に思っています。そんなこんなで、今年のこのデコレー ションの費用は、「ゼロ」です。この辺は、私たちの「マテリアリスティック過ぎる今のアメリカ消費社会」へのささやかな抵抗、あるいは家を買ってローンに 追われる我が家の実態を現しているのかもしれません(笑)。