ひさみをめぐる冒険
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ひさみをめぐる冒険
サンフランシスコ・シリコンバレー在住マーケターのINSIGHT(洞察)



It's a blog time(ブログだ、ブログだ!:週末は継母モードでした)

10/30/2007

 
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10月も明日で終わりです。

またしても急な出張、原稿やレポートのの締め切りに追われて、3週間以上のBlogress(ブログレス)の日々を過ごして、罪悪感にさいなまれています。でもぐずぐず言わないで、ブログをします。

週末は義理の息子が友人と一緒に、Neil Young(ニール・ヤング)が主催してすでに21年間も続いているチャリティコンサート「The Bridge (Bridge School Concert)」に行くために、Salt Lake Cityから遊びに来ていました。シリコンバレーにあるShoreline Amphitheatre で行われたコンサートは、7時間半という長時間に渡るイベントで、普段めったにパブリックに姿を現さないTom Waits(トム・ウェイツ)や72歳になるロックンローラー Jerry Lee Lewis(ジェリー・リー・ルイス)も登場して、私が良く知らない若いミュージシャン(Regina Spektor,Tegan and Sara etc.)に混じって、大いに盛り上がったようです。31歳の息子は、Jerry Lee Lewisがステージに現れ、超ゆっくりな動作でやっと歩いている様子なので、本当に演奏できるのかと最初は疑問に思ったということですが、いざピアノに彼の指が触れた途端、いきなり往年を思わせる演奏をし始めたので、ホッとしたようです。ニール・ヤングも先週でたニューアルバム「Chrome Dreams II 」からの曲を演奏し、奥さんのPegi(ペイジ)とも一緒にプレイして、新しさと懐かしさがミックスする良いコンサートだったようです。コンサートのハイライトのパート1は、このYouTubeのページで、パート2はこのYouTubeのページで見られます。

義理の息子や娘たちが我が家に来ると、私の気分は完全に「継母(Step Mother)モード」になってしまい、今回も夜中の2時半に戻ってきた息子たちの声を聞いて、私は、ホッとして眠りにつきました。コンサート前には、息子と友人、夫と私たち4人は、我が家のある島Alamedaのウォッカの蒸留所St. George Spiritsで、Hang One(ウォッカ)の製造過程見学ツアーとその試飲をやっており、 その後のランチでは行きつけのウォーターフロントのレストランでビールを飲んでおり、その足で彼らは直接コンサート会場に運転して行ったので、クルマの事故が何となく気になって、眠れなかったというのが継母としての本音です。

義理息子と友人は、もうすでに10年以上トライアスロンをやっており、アイアンマンレースの出場権を得るために、フランスまでに言ったほどの熱の入れようです(アルプスの山で足に痙攣が起こって、結果アイアンマンレースには出られませんでした)。我が家に到着した翌日も朝早く起きて、Alamedaのビーチ沿いを1時間以上走るぐらい、トレーニングを欠かしていません。今、息子はMBAのスカラシップをとるためにがんばっている最中で、しばらくは、スポーツと勉強にフォーカスすると言っています。ビールをこよなく愛する息子は、こちらに来るたびに地元のBreweries (地元のビール製造)を探して、工場見学するのが楽しみでで、今回はBerkelyにあるPyramid Alehouse Breweriesにも出かけています。

4人でご飯を食べながら、フッと年齢のことになり、いろんな可能性を秘めている息子に、結婚は急がない方が良いと話しましたが、息子は、「ダッドが32歳の時には僕は11歳だった」と言い、確かにこの差は大きいと思わず、みんなで大笑いしました。夫は21歳で双子の父親となっており(上の娘と息子は双子です)、今の息子のような余裕や人生への選択肢がありませんでした。

人生はいろんなやり方があるなと、実感した楽しい週末でした。


ビルマの「Silent Protest(沈黙の抵抗)」

10/5/2007

 
ビルマ(ミャンマー:Burma)の軍事政権の市民への弾圧は、ひどくなっているようです。

ストリートでの市民の捕縛が終わると、一般家屋へ侵入して、プロテスターを捕まえるという強硬手段で、市民たちへの弾圧は、強化されています。

それでも、市民たちは抵抗しています。新たな抵抗手段は、「Silent Protest(沈黙の抵抗)」です。政府放送の始まる夜の8時から8時15分の間、市民は家のテレビと明かりを消して、暗闇の中で、政府に抵抗を示しています。軍事政権による恐怖政治のビルマでは、この小さな抵抗は、大きなリスクが伴う、大きな抵抗です。

米国では、サンフランシスコベイエリアを本社とする、オイル企業のChevron(シェブロン)に対する批判が激しくなっています。シェブロンはビルマに天然ガスのプロジェクトで投資しており、人権擁護者やビルマ政府に反対する活動家は、シェブロンに対して、ビジネスの引き上げ、あるいは軍事政府への働きかけをするべきであるという、抗議のメールや電話、Faxを送り続けています。シェブロンは、ビルマでの医療や教育にかかる費用を、ビジネスを通じて払っており、市民に貢献している。さらに、この投資はプロジェクト全体の28%で、これを引き上げたら、インド、中国がその投資分を即座に獲得して、ますます軍事政権に力を与えることになるから、このままビジネスを続行すると表明しています。確かに事は簡単ではなく、各国の様々な思惑やパワーゲームが複雑に絡んでいます。今、最も注目されているのは、言うまでもなく中国の動きで、北京オリンピックのボイコットも含めて、一般市民の中国政府への批判はますます深まっています。

ブロガーも、「僧侶を怒らせるには、相当時間がかかる。今回の僧侶のデモ行進への参加は、それを考えただけでも、大変大きな意味を持つ」と書いています。早く本当に何とかしなければならない時期に来ています。

「Silent Protesut (沈黙の抵抗)」、これも仏教徒らしい抵抗です。何らかの民主化への足がかりを得られることを、祈らざるを得ません。

ビルマのインターネット回線は遮断されても、世界はブログやSNSでつながっている

10/5/2007

 
ミャンマー政府(Myanmarは軍事政権がつけた国名)は、ビルマ(Burma)のインターネット回線を遮断して、国内の情報が世界に漏れるのを阻止しています。

でも、世界はつながっています。

ドイツの2人の学生によって組織された「Free-Burma.Org」が、10/4「International Bloggers' Day for Burma」として、世界中のブロガーたちに、軍事政権への抗議とビルマの自由を支援する署名を、呼びかけています。また トロントの学生によって9月に立ち上げられたビルマの民主化弾圧を阻止するFacebookのグループ 「Support the Monks' Protest」は、すでに30万人以上のメンバーが集まっています。彼らは世界中に抗議行動を起こすように呼びかけており、明日10/6に世界の数十都市で数万人の人たちが、抗議デモを行う予定です。

こうした参加者の数字を見ると、SNSの中で最近非常に影響力を増してきたFacebookの凄さを感じます。私も、知人に誘われて、義理でFacebookで自分のページを作りましたが、時間を作ってもっとこのサイトを見つめたいと思います。

ビルマの女性ブロガーDawnは、ネット回線を遮断されて、ブログが出来ずに苦しい思いをしていると思いますが、彼女に、世界はつながっていて、世界は見ている、そう伝えたい気持ちです。


    大柴ひさみ

    日米両国でビジネス・マーケティング活動を、マーケターとして、消費­者として実践してきた大柴ひさみが語る「リアルな米国ビジネス&マーケティングのInsight」

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