ひさみをめぐる冒険
  • BLOG
  • About
  • Contact

ひさみをめぐる冒険
サンフランシスコ・シリコンバレー在住マーケターのINSIGHT(洞察)



ビルマ(ミャンマー)の女性ブロガー

9/30/2007

 
ビルマ(ミャンマー)の若い女性ブロガーDawnの言葉です。

"I'll let you know when I've been shot. I'll ask someone before I die to blog about it. If it was an instant death, I'll come to my sister in my dream and tell her to blog about it, or I won't rest in peace.(私が撃たれてしまったら、あなたに知らせる。私がこのことをブログする前に死んでしまったら、誰かにこれをブロするように頼む。もし撃たれた瞬間に死んでしまったら、私は私の姉妹の夢に現れて、このことについてブログするように話すわ。私は誰かがこのことをブログしない限り安らかに眠れない。)"

ブログの力を信じる、何とも壮絶な想いに満ちた言葉です。

彼女は、5人の僧侶や日本人の長井さんを含む10人が射殺されたビルマの反政府デモについて、彼女が見たこと聞いたことを、そのまま描写しています。オレンジの僧服に身を固めた裸足の僧侶たちの姿は、そのビジュアルのインパクトとともに、世界中に、軍事政府に対する激しい憤りをもたらしています。

Dawn は、すでにブログする危険を感じて、自身の写真はブログのプロファイルから削除して、自身の安全を図るようにしていますが、ブログを通して、少しでもビルマの現状を世界に知らせるべく、必死にブログしています。

こういうブロガーの存在を目にすると、ブログの意味を、再度考えこんでしまいます。AutherがすぐにPublisherとなって、簡単に即時オンラインにアップロードできるブログは、コミュニケーションの考え方を根本から変えました。今は、誰でも、どこからでも、世界に、自分の見たことをそのまま伝えることが可能です。

ビルマ(ミャンマー)の僧侶たちとブロガーDawn の勇気に、脱帽して、彼らの安全とビルマ(ミャンマー)の民主化を、祈らざるを得ません。




I was there again(私は、またしてもそこにいた)

9/27/2007

 
9月はなんと、一回もブログを書いていない。「ヒェー」と今朝気がついて、思わず書き始めました。

9/11から9/23まで日本出張で留守にしており、その出張の前は日本で行うセミナーのプレゼンテーションのための準備や、コラムやレポートの作成に追われて、毎日キーボードを叩き続けていたため、自分のブログには一切手が回らず、何とも情けないBlogless(ブログレス)の日々となりました。

  • 23日に戻ってきて、宣伝会議の原稿を25日までに送るために、時差ボケしている暇もなく、必死にキーボードに向かい、任天堂のWiiに着目して「Social Gaming」のテーマで、やっと原稿を送付しました。
  • 今は、日経ビジネスのオンラインコラム「米国ネットのざわめき」にタックルしています。
  • その間、可能性のある新規プロジェクトの見積もり作成、進行中のプロジェクトのフォローアップ、請求書の支払い、それ以外の事務処理をこなしました。
  • 家の掃除、ジャングル状態の庭の野菜たちの手入れ、ドライクリーニングの洋服の出し入れ、食料やトイレットペーパーなどの日常品の買出しを行いました。私はトイレットペーパーの余分がないと、気分的に惨めな状態になります。これは1973年のオイルショック時のトイレットペーパー騒動(買占め)の経験が、トラウマとして深く根付いているからです。「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラが、南部が戦争に負けた後、食べ物がないタラの農場で、私も家族も絶対に飢えさせない、そのためなら何でもすると、拳をあげて神に誓う場面がありますが、トイレットペーパーに関しては、私もスカーレットの誓いに近い感情です。どんなに貧しくても余分なトイレットペーパーは買うぞ!という強迫観念があります。
  • この間、うちの夫とは、彼の転職とキャリアに関する重要な問題を話し合い(彼は妻が戻って相談するまで結論は出さないとしていました)、彼と今の会社、および転職しようと考えていた会社と、どのような経緯になったかを話し合いました。珍しく、夫は帰宅したばかり睡眠ゼロ状態の私に、2時間ぐらい一方的にその話を、ダウンロードしていました。結論は、今の会社に残るという選択で、彼は私のコメントが、決心するトリガーになったと言っています。
  • それが終わると、夫は、私も日本出張がなければ一緒に行くはずだった、彼の父親や姉妹たち(4人)と過ごした5日間のクルージングの旅の報告です。彼の父親がFamily Reunionのために、5人の子供たちとその連れ合いを招待して、LAに集合して、サンディエゴや国境沿いのメキシコの街をクルージングするバケーションです。夫は大勢の乗客を乗せるクルーズ自体は好みませんが、久しぶりの家族との交流は楽しんだようです。自転車でメキシコの家族が経営する小さなワイナリーを訪問したことがとても印象的だったようで、20年前のNapaみたいだと喜んでいました。


日本から戻ってきて、たったの3日間で、上記のことをすべてこなして、さすがに私も「早く人間になりたい」という妖怪人間べムの言葉が呪文のようにアタマをかすめ、疲労憊状態となり、見かねた夫がセーリングに誘ってくれました。

昨日は、夫の所属するセーリングクラブ「Club Nautique」の「Hump Day Cruise(水曜日の夜のセーリング)」の日だったので、思わず43フィートのJeanneauに飛び乗って、サンフランシスコベイに向かって、走り出しました。

クラブは自宅から車で10分、Hump Day Cruiseは、18時から20時の2時間の気軽なセーリングで、料金は25ドル、メンバーは1人のゲストの同伴が可能です(2人で50ドルという非常にお安い価格です)。セーリングが終わると、ハンバーガーやホットドック、ワインやビールといった飲み物までついたグリルが用意されており、夕飯の支度をしないですむ、我が家にとっては大変便利なセーリングプログラムです。

昨日は、珍しくベイエリアにしては、非常に暖かい晩で、SF GiantsのBarry Bondsのジャイアンツ最後のゲームだったので、私たちはAlamedaからジャイアンツのボールパークのあるChina Basinまで、一直線に向かい、ちょうど試合開始の7時15分には、かなり近くまで近づきました。多くのファンの写真撮影のフラッシュライトが、眩しい輝きとなってベイの夜に映えて、ベリーの最後のゲームを海上から見ることが出来ました。これも何かの縁だと思いますし、またしても間接的ですが、「I was there」という気分です。

ベリーのフィナーレを見送った私たちは、巨大な満月のもとで、ゆっくりとしたMoon Light Sailingを楽しみながら、Alamedaに戻りました。

巨大な月や暖かな空気と風は、太平洋半分横断セーリングやSea of Cortezの無人島でのセーリングを思い出させ、ベースボールやサンフランシスコの夜景を見て、潮風を顔いっぱいに受けて、私はやっと妖怪人間から「ひと」に戻りました。

日本の湿度と汗に弱い私は、やはり家が一番いい、これが本音です。

    大柴ひさみ

    日米両国でビジネス・マーケティング活動を、マーケターとして、消費­者として実践してきた大柴ひさみが語る「リアルな米国ビジネス&マーケティングのInsight」

    Archives

    May 2020
    April 2020
    March 2020
    January 2020
    November 2019
    August 2019
    November 2016
    October 2016
    May 2016
    April 2016
    January 2016
    December 2015
    August 2015
    July 2015
    June 2015
    May 2015
    December 2014
    November 2014
    January 2013
    November 2012
    August 2012
    May 2012
    December 2011
    November 2011
    October 2011
    August 2011
    May 2011
    April 2011
    March 2011
    January 2011
    November 2010
    October 2010
    September 2010
    August 2010
    July 2010
    June 2010
    May 2010
    April 2010
    March 2010
    February 2010
    January 2010
    December 2009
    November 2009
    October 2009
    September 2009
    August 2009
    July 2009
    June 2009
    May 2009
    April 2009
    March 2009
    February 2009
    January 2009
    December 2008
    November 2008
    October 2008
    September 2008
    August 2008
    July 2008
    June 2008
    May 2008
    April 2008
    March 2008
    February 2008
    January 2008
    December 2007
    November 2007
    October 2007
    September 2007
    August 2007
    July 2007
    June 2007
    May 2007
    April 2007
    March 2007
    February 2007
    January 2007
    December 2006
    November 2006
    October 2006
    September 2006
    August 2006
    July 2006
    June 2006
    May 2006
    April 2006
    March 2006
    February 2006
    January 2006
    December 2005
    November 2005
    October 2005
    September 2005
    August 2005
    July 2005
    June 2005
    May 2005
    April 2005

    Categories

    All
    Book
    Business
    Culture
    Current Affairs
    Game
    Green : 環境・テクノロジー
    Healthy Life
    Influencer
    JaM Media
    Marketing
    Movie
    Music
    Obama Watch
    Online
    Politics
    Religion
    SNS
    Sports
    Technology
    Travel
    TV
    Twitter
    WOM (Word Of Mouth)

Proudly powered by Weebly