ひさみをめぐる冒険
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ひさみをめぐる冒険
サンフランシスコ・シリコンバレー在住マーケターのINSIGHT(洞察)



ファーストレディのロンドン到着のイエローのドレスは「オプティミズム=希望」を象徴しています

3/31/2009

 
Obama(オバマ)大統領は、すでにG20に出席するために、ロンドンに入ったようです。ファーストレディのMichelle(ミシェル)は、米国を離れる時には黒のドレスに白いコート、ロンドン到着時には、イエローのドレスに黒のコートと、相変わらずその一挙一動が報道されています。

昨日発表されたWashington Post/ ABC Newsの大統領への支持率(3/26-3/29)は、「66%が認める」、「29%が認めない」と答えており、厳しい決断が続く大統領への評価はまだ高いようです。ファーストレディのミシェルへの評価は、大統領以上に高く、彼女を好もしく思う人は昨年の夏は48%でしたが、今回の同調査では「76%」と8割近い人が、彼女に対して好感を持っています。

彼女のファッションに関する報道は、厳しいニュースが飛び交う米国で、思わずニッコリする明るい話題です。かつてのホワイトハウスのファッションのアイコンだった、ジャッキー・ケネディのように、ヨーロッパのオートクチュールにお金を使うのではなく、新進のアメリカのデザイナーやJ Crewのようなマスブランドを「Mix and Match」させるミシェルは、現代の女性のファッション感覚に非常にマッチしています。、また、手の届く範囲の金額で購入できる彼女のファッションセンスは、景気後退の今の気分にあっています。専門家の中には、ファーストレディとして、彼女が同じベルトや靴をはいて、度々パブリックに現われることを批判する人もいますが、ケネディ家の莫大な資産の援助によって高額な衣装代をまかなっていたジャッキーとは異なり、普通の人と同じように限られた範囲の予算で、ファッションを工夫するミシェルは、まさに「一般とコネクトできる」ファーストレディです。

この続きは、無料の会員制コラム「Obama Watch:変革の時を迎えた米国社会」をご覧ください。

GM&クライスラーへのホワイトハウスの「Tough Love(厳しい愛情)」

3/31/2009

 
ホワイトハウスのGM(ジェネラルモーターズ)&Chrysler(クライスラー)へ決定は、こちらでは「Tough Love(タフラブ:厳しい愛情)」と言われています。
すでに、オバマ大統領は、GMの会長兼CEOのRick Wagonerを退任させて、新たにFritz HendersonをCEOに立てました。GMに対して、60日以内(6/1まで)に、経費削減による経営再建計画を立証するように指示しています。GMは、政府に新たに166億ドル(1兆6600億円)のローンの必要性を訴えており、新CEOは、この60日間でどこまでこれを実現できるかという点に関して、「倒産」の可能性も示唆しながら、取り組む姿勢を見せています。このGMへの政府の通告は、「大恐慌」以来の政府の私企業への介入と言われていますが、大統領は「GMのクルマを購入する消費者には政府のバックアップがある」と発言して、政府のハンズオンのサポートを表明しています。

クライスラーに関しては、GMのようにインディペンデントで経営は無理と判断して、30日以内にイタリアの自動車メーカーのFiat(フィアット)とのパートナーシップを提携するように指示しています。クライスラーも政府にさらに50億ドル(5000億円)のローンを依頼していますが、フィアットとの関係が構築できない場合は、倒産の可能性が高いと言えます。

この続きは、無料の会員制コラム「Obama Watch:変革の時を迎えた米国社会」をご覧ください。


ホワイトハウス初の「ヴァーチャルタウンホールミーティング」

3/27/2009

 
Obama(オバマ)政権は、何か新しいことを実行する場合に、必ずeメールで、その説明と告知、さらに参加の要請を行ないます。昨日は、ホワイトハウスで行なわれた初のヴァーチャルタウンミーティングの説明と告知のeメールが入ってきました。オバマ大統領がキャンペーン期間中に公約していた「ホワイトハウスをすべての国民に対してオープンにする」というメッセージを実行するために、ウエブサイト「Whitehouse.gov」の中に、一般国民が直接大統領に質問するために「Open for Questions」を開設されました。私も早速、アカウントをつくって、昨日開催されたヴァーチャルタウンミーティングのための質問を読み込みました。今回のミーティングのために、9万2937人が10万4013の質問をしており、360万3720人が投票しています。

この続きは、無料の会員制コラム「Obama Watch:変革の時を迎えた米国社会」をご覧ください。

カーディーラーの悲惨さ:「セールスマン1人あたりの新車販売の年間平均利益がわずか349ドル」

3/27/2009

 
さきほど、NY Timesからメールアラートが入ってきましたが、オバマ政権は、GMとChryslerへの短期的な救済資金の延長を月曜日に発表するようです。2社の倒産を何とか避けるための手段ですが、一般の人たちには自動車会社の倒産は、避けられない状態であるという認識もかなりあるので、これもまた論議を呼びそうです。

自動車製造メーカーの業績のひどさは目も当てられませんが、カーディーラーの新車販売の落ち込みのひどさは、改めて数字を見ると、驚くばかりです。以下がその利益とセールスです。

セールスマン1人あたりの年間平均利益:

  • 2008年:349ドル(3万4900円)
  • 2007年:4173ドル(41万7300円)
  • 2006年:4324ドル(43万2400円)
セールスマン1人あたりの年間平均セールス

  • 2008年:46万5556ドル(4655万5600円)
  • 2007年:62万572ドル(6205万7200円)
  • 2006年:61万5597ドル(6155万9700円)


2008年セールスマン1人が必死に売り込んで、わずか400ドル弱しか稼げないとは、ビジネス存続を考えてしまう数字です。いくらつぎ込んでも、ビジネスが健全化する可能性が薄い状態で、このオバマ政権の政策が正しいのか、何ともいえません。

ホワイトハウス初の「ヴァーチャルタウンホールミーティング」

3/27/2009

 
Obama(オバマ)政権は、何か新しいことを実行する場合に、必ずeメールで、その説明と告知、さらに参加の要請を行ないます。昨日は、ホワイトハウスで行なわれた初のヴァーチャルタウンミーティングの説明と告知のeメールが入ってきました。オバマ大統領がキャンペーン期間中に公約していた「ホワイトハウスをすべての国民に対してオープンにする」というメッセージを実行するために、ウエブサイト「Whitehouse.gov」の中に、一般国民が直接大統領に質問するために「Open for Questions」を開設されました。私も早速、アカウントをつくって、昨日開催されたヴァーチャルタウンミーティングのための質問を読み込みました。今回のミーティングのために、9万2937人が10万4013の質問をしており、360万3720人が投票しています。

この続きは、無料の会員制コラム「Obama Watch:変革の時を迎えた米国社会」をご覧ください。

米国TV人気番組「Dancing With the Stars」に見る「Apple(アップル)のカルトパワー」

3/25/2009

 
アメリカ人のリアリティTV番組好きは、いまだに衰えていません。アマチュア、あるいはプロフェッショナルを問わず、何らかのコンペティションで、参加者が技を競い合い、それをプロの審査員と一般の投票によって審査するコンテストが、とにかく好きです。

昨日は、私のエクササイズのヒトツ「Jazzercise」のクラスで、今回のABCの人番組「Dancing With the Stars」で、どのカップルが優勝するかの投票が行なわれていました。みんな、毎日一喜一憂して、ごひいきが落とされるかどうか、ひやひやドキドキしています。この番組は、プロのダンサーと一緒にスター(プロのアスリート、シンガー、俳優、コメディアンなど、あらゆる業種の著名人が挑戦)が、さまざまな規定の難しいダンスステップをこなして、その技を競う人気番組で、毎シーズン意外な人が挑戦して、多くのドラマを生んでいます。いろんな人が参加したがっているらしく、ちょっと前には、大統領候補者だったJohn McCain(ジョン・マケイン)の妻であるCindy McCain(シンディ・マケイン)も参加したがっていましたが、夫のマケインにダメといわれて、あきらめたという話も聞いたことがあります。

昨日は女優のDenise Richardsのカップルが落ちてしまい、今回のシリーズの私のお気に入り、Apple(アップル)の共同創設者で、テクノロジーによる社会貢献者でもあるSteve Wozniakのカップルが残るという結果となりました。
このWozへの一般からの支援は凄まじいものがあります。月曜日の彼のパフォーマンスは、番組の過去6シーズンの中で最低の10ポイント(3人のジャッジの合計)となり、誰でももう彼は残れないと思っていましたが、結果熱烈なWozファンによる投票で、彼は救われました。審査はプロの審査委員と一般投票の合計で決定されますが、通常はプロの審査員のコメントや採点が一般にも大きく影響するので、こんな低いスコアでは残れるのは、彼だけだと思います。

Wozは、その巨体を必死に動かしながら、一生懸命ダンスしていますが、如何せん他のスターに比べるとそのレベルの差は顕著です。彼の最も大きな財産は、その大きな笑顔とひたむきさで、練習中に痛めた足の故障も省みずに、果敢に挑戦しています。Wozファンはすでに支援のウエブサイト「VoteWoz.com」を立ちあげており、Twitterの彼のアカウントには、6万7803人のフォロワーズ、321のアップデイトがあります。この番組のメインのファン層には、大きく外れるWozですが、さすがにアップルのカルトファンの力は大きく、メインストリームの番組で、彼のようなタイプ(テクノロジーのアイコンですが全国レベルでは無名で、ダンスが踊れないという致命的な欠点を持つ)を、2週間持たせる、これは物凄いことです。

「ステージに上がってダンスを始めた時、自分は世界で一番ラッキーな人間だと思った」という彼のコメントに現されるように、ここサンフランシスコ・シリコンバレーでは、多くの人たちがこの暖かいキャラクターを持つテクノロジーの天才が、大好きです。残っているスターたちは、ロデオのチャンピオン、オリンピックの体操のメダリスト、ラッパー、カントリーシンガー、元フットボールのスター選手、リアリティTVのスター、俳優など、多彩でかつ、みんなかなりのダンサーでもあるので、Wozの今後は予断を許しません。特にプロのアスリートたちは、競争心が強く、猛烈に練習して、どんどんダンスのステップをモノにしていくので、かなり腕を上げています。

一般のコメントの中で、もしWozが優勝したら、それこそ、「本当のエンタテイメントだ」というのがありましたが、確かにそう思います。問題は、負傷している彼がどこまで踊れるかです。地元ですので、私も思わず「がんばれWoz!」と叫んでいます。

私の初のオーディオブック『なぜ、オバマは勝てたのか?』販売のお知らせ

3/24/2009

 
実は、2008年Advertising Ageが選ぶNo.1マーケッターにあのアップルを抑えて、オバマが選ばれているのです。選挙に勝てたのは、オバマ自身の魅力だけでなく、その緻密なマーケティングにありました。クリントンやマケインが行った選挙キャンペーンとは大きな違いがあったのです。その違いにこそ、今後のビジネスに活かせる次世代のマーケティングがたっぷりと使われていました。

報道で伝わってくるのとは違う、現地にいるからこそわかるキャンペーンの熱さから、微妙なアメリカの人々の心理状態、感情の動きすらこの音声から感じとっていただくことができます。日米のビジネスに精通している作者だからこその話は、ビジネスエンターテイメントとしても非常に優れているので、理屈抜きに楽しむこともできるおすすめの音声です。

【付録PDF】
■ オバマからThank you のe メール
■ 音楽ヴィデオ「Yes We Can!」他、オバマキャンペーンで活躍したYouTubeのビデオアドレス

  • 販売価格:
    ダウンロード版 990円(税込み)
    CD版: 1,980円(同)
  • 販売形式:CD/ ダウンロード/
  • 形式:CDまたはオーディオブック(MP3)
  • 時間:(1)52分53秒 (2)26分11秒
  • ファイルサイズ:(1)36MB (2)17.9MB
  • 購入はこちらから
今日は、私の初のオーディオブック『なぜ、オバマは勝てたのか?(Why Obama won)オバマキャンペーンから学ぶ米国最新マーケティング&コミュニケーション事情』のご紹介です。

日本でさまざまな場で、「オバマ大統領の選挙キャンペーンの成功」に関して、お話しをしてきましたが、それをオーディブックで、多くの方々に聞いてもらおうという企画があり、今回そのオーディオブックが完成しました。以下が、詳細ですが、前回の日本出張の際に、スタジオにこもって、1人マイクに向かって話しかけました。制作・販売の音学.comの方が、驚いたくらい、おしゃべりの私は、台本無しで延々と2時間以上話し続けて、無事に録音できました。自分の声を聴くのは中々しんどいものですが、周囲の人たちはわかりやすく面白い話で、大いにエンジョイしたというコメントをいただいています。ぜひ、ダウンロードして、通勤の時などに、聞いていただければ、幸いです。また、ぜひ他の方にもWOM(Word of Mouth:口コミ)してください。

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なぜ、ほぼ無名であったオバマが、クリントン、マケインに勝てたのか?

AIG狂想曲:米国民の怒りは「Tipping point」に達したようです

3/22/2009

 
やっと今朝、日経BP「米国ネットマーケティング茶話」のコラムを送って、今、ひと段落です。今回はとにかくやたらと話題となっているTwitterに関して、ちょっとまとめてみました。しかし、先週はAIGの1億6500万ドル(165億円)のボーナス旋風が吹き荒れて、Obama(オバマ)政権にとっては、厳しい1週間でした。Treasury Sectary(財務長官)のTimothy Geithner(ティモシー・ガイトナー)は、サンドバッグのように、共和党、メディア、政治評論家、一般と、様々な角度からパンチを食らって、ロープでゼイゼイ息をしているような感じです。オバマ大統領は、深夜のトークショウJay Lenoの「The Late Night」で、ガイトナーを弁護して、すべての責任は大統領である自分にある、宣言しています。

米国民は、「ウォールストリートの強欲な文化(経済危機の招いた責任者たちが平気で何百万ドルのボーナスを受け取れるシステム)」に関して、怒りの「Tipping point(臨界点)」に達したようで、そのトリガーとなったのは、AIGのボーナスです。昨年、恐竜のように巨大化したグローバルな保険会社AIGは、この崩壊による影響の大きさを考えると救うしかないという、政府と議会の判断で、救済資金1兆8000億ドル(180兆円)以上が支払われました。この崩壊の原因となった、危険なファイナンシャル取引を行っていた人間に、「AIGに優秀な人材をつなぎとめておくために(他企業にAIGの機密情報を持って移らせないためですが、すでにAIGを離れた人間もこの中に含まれています)ボーナスを払った」という事実は、「納税者の横っ面を張り倒す」ようなものです。AIGは、2008年四半期の損失が617億ドル(6兆1700億円)という米国企業史上最大の損失を記録しており、「ここまだ破綻したビジネスを行った人間が何で優秀なんだ、そんな人間は解雇すべきだ」と言う声が起こるほど、国民の怒りは「キレル」段階に達しています。これに便乗、あるいはこれを煽っているのがメディアや政治家で、オバマ大統領も含めて、全員が怒りの発言をしています。

私は、もちろんこのAIGのボーナスは馬鹿げた話だと思いますが、これ以外にゴールドマンサックス、BOA(バンクオフアメリカ)、メリルリンチと、多くの金融各社のエグゼクティブたちは、AIG以上のボーナスを2008年のパフォーマンスの結果としてもらっているというニュースも耳にしており、AIGは単に「強欲なウォールストリートあるいは金融業界のポスターチャイルド」でしかなく、これを生み出したウォールストリートのカルチャーは、全然変わっていないという結論になります。また、もっと深刻な問題は、議会がこうした救済資金を受けている企業へのWatch Dog(監視の犬)の役目が果たせず、「自分たちが倒れると米国経済は崩壊する、あるいは法的に違反をしていないアクティビティを妨害するならば、政府を訴える」という脅し文句に、オバマ政権も議会もなんら先手を打っていなかったという現状です。議会はこのAIGの許すべからざるボーナスを取り戻すためにどんな手でも使うという姿勢で、すでに下院は、政府から50億ドル(5000億円)以上の救済金を受け取った企業が支払うボーナスに関して、90%の税金をかけるという法案を、民主党・共和党も含めて328-93で通過させて、つぎに上院の通過を待つというところまで行っています。これは、憲法違反であるという非難のある法案で、金融業界のエグゼクティブたちへの「復讐」のようなカタチとなって現れています。

この続きは、無料の会員制コラム「Obama Watch:変革の時を迎えた米国社会」をご覧ください。)

「ガールズクラブ」とObama(オバマ)大統領の関係

3/13/2009

 
Obama(オバマ)大統領の生涯および考え方に、大きな影響を与えたのは、母親、祖母、妻の3人の女性たちです。大統領は、11日エグゼクティブオーダーとして、ホワイトハウスに「The White House Council on Women and Girls (女性問題をアドバイスするパネル)」を設置して、今でも社会に根強く存在する女性関連の問題や課題を、オバマ政権にアドバイスするように求めています。
多くの女性たちに取り囲まれながら、署名している大統領は、女性だらけの環境に全然違和感を感じておらず、むしろこれは当然といった感じで、多くの女性たちとハグしながら、心地よさそうな様子でした。

オバマ大統領の卓越した「コミュニケーションのチカラ」は、誰もが認めるところですが、大統領の女性への接し方は従来の男性の政治家にない、非常に自然なアプローチで、親密感を感じさせるものです。初の議会の演説の時にも感じましたが、大統領は女性議員にはキスやハグといったボディランゲージを自然に行なっており、女性たちもそれに関して、何の抵抗もなく受け入れています。これは、誰でも出来そうで実は出来ないことです。

この続きは、無料の会員制コラム「Obama Watch:変革の時を迎えた米国社会」をご覧ください。)

地球温暖化:2100年、我が家の目の前がビーチになる?

3/12/2009

 
昨日のSF Chronicleの「地球温暖化による海面上昇」の記事とマップには、ちょっとドキッとさせられました。Pacific Institute の調査によれば、今世紀末の2100年には、地球温暖化の影響で、海水が5フィート近く(1.4m)上昇し、カリフォルニアの海岸線に住む人たち48万人と1000億ドル(10兆円)近い家屋が、被害にあうと予想しています。特に水際に人口が集中している、サンフランシスコ・ベイエリアは、その中で最も大きな被害を受ける危険なエリアと指摘しています。マップによれば、サンフランシスコ国際空港やオークランド空港、発電所、病院、学校、汚水処理場など、ベイエリアの広範囲の水際の地域が、水面下になると予想されています。 当然、この危険な水際の地域には、我が家のあるアイランドシティAlamedaも含まれています。 ただし、我が家は、島のちょうど真ん中部分に位置していて、5フィート海面が上昇しても、水面下にはならないことは、地図上で確認できました。うちの夫は、マリン関連のサイエンスが好きなので、満潮時にどこまで海水が上がるかなど、いろいろ計算していたらしく、この記事を見て、「我が家は、5フィート海面が上昇すると、ちょうど目の前にベイが見えるビーチフロントの家になる。これで我が家も、21世紀の"Gold Coast"と言われる」と冗談ぽく答えていました。

Alamedaは、人口は7万2259人(2000年調べ)で、面積は23.0スクエアフィート(59.5km²)で、土地の部分は10.8スクエアフィート(28.0 km²)で、残りの52.98%の面積は、海水で12.2スクエアフィート(31.5 km²)という小さな島です。18世紀に、最初にスペイン人が上陸し、その後メキシコ領、1853年にシティとなっています。当初は完全な島ではなく、沼地低湿地が周囲をとりまいて、Oaklandにつながっていた半島でした。サンフランシスコとはフェリーと鉄道によってつながり、1902年に完全な「島」となっています。1917年に「Neptune Beach」という現在のテーマパークのような施設がビーチフロントに建設されて、海辺のリゾート地として注目されて、1920年代や1930年代には、ウエストコーストの「Coney Island」と言われて、おおいに賑わいました。歴史的な建築様式のヴィクトリアンやエドガースタイル、あるいは地中海風な住宅も当時多く建てられて、現在もそのまま残っています。その後は、Oakland港とともにマリン関連の産業に貢献、海軍基地としての時代(1997年に基地は閉鎖)を経て、現在に至りますが、1957年に地理的に大きな変化が起きています。Utah Construction Companyが、Alamedaを取り巻く海岸線Old Sea Wallを飛び越えて、南側の海岸線を埋め立てて、島の面積を拡大して、そこにショッピングモールSouth Shoreを作ってしまったことです。これによって、それまでビーチフロントの豪邸として、「Gold Coast」と呼ばれた住宅街は、「Coast」から離れてしまい、名前だけがその歴史を語るという皮肉な結果を生み出しています。

前述の夫の「Gold Coast」のジョークも、この歴史的な結果から来ています。我が家から、この埋め立て地のショッピングモールを通り過ぎて、ビーチまで歩いて、およそ20分ぐらいで行けます。決して遠い距離でもないですが、温暖化によって海面が上昇すると、島の土地面積は小さくなって、我が家のバックヤードから直接ビーチが見えるようになるとは、何とも皮肉な結果です。以前私たちが住んでいたシリコンバレーにあるRedwood Shoresも水際で、ここも世紀末には海面下に沈む地域です。セーリングが好きで、いつも水際に住んでいる私たち夫婦は、今後は温暖化を計算に入れて住むところを考えないといけないみたいです。

Alamedaの島のそばには、大地震の断層が控えており、いつ地震が来ても、おかしくない状況でもあり、地震や津波がおきれば、島はひとたまりもありません。それでも、セーリング、カイヤッキング、ウィンドサーフィン、カイトボーディングといったウォータースポーツが盛んで、さらに自転車で駆け巡るのが楽しい島Alamedaは、私たち夫婦のライフスタイルにぴったりで、おおいにエンジョイしています。天変地異は起きた場合は、なるようにしかならないので、毎日悔いなく生きる、これしかないと思います。
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    大柴ひさみ

    日米両国でビジネス・マーケティング活動を、マーケターとして、消費­者として実践してきた大柴ひさみが語る「リアルな米国ビジネス&マーケティングのInsight」

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