ひさみをめぐる冒険
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ひさみをめぐる冒険
サンフランシスコ・シリコンバレー在住マーケターのINSIGHT(洞察)



【7日間ブックカバー】 4日目 - アーネスト・ヘミングウェイ(Earnest Hemingway)の遺作(最後の小説)『海流のなかの島々(Islands in the Stream)』

4/30/2020

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Facebookの仲間達からバトンが渡されて7日間ブックカバーを開始。これは備忘録として記録しておきたい。
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【7日間ブックカバー】4日目 アーネスト・ヘミングウェイ(Earnest Hemingway)の遺作(最後の小説)『海流のなかの島々(Islands in the Stream)』

この小説はヘミングウェイが1950年から1951年にかけて書いた作品で、1961年彼が自殺した時に原稿のまま残されていた。彼の死後、妻のMary Hemingwayによって発見され1970年に出版された。

主人公は、ヘンミングウェイの自画像に近い画家トマス・ハドソン、当初は"The Sea When Young"、"The Sea When Absent"、"The Sea in Being"という副題の3部構成で、その後名称は"Bimini"、"Cuba"、"At Sea"と変更された。4番目にあたる部分が、生前『老人と海(The Old Man and Sea)』として、1952年に出版されている。1977年にGeorge C. Scott主演で映画化された。

私がこの小説が好きな理由は、海洋の波や飛沫や風や太陽といった自然を直截的に感じられて、読み始めた途端に自分がカリブ海の海流の中に溶け込んだような感覚を感じたこと。ヘミングウェイの人生そのものを知っているせいか、彼と主人公の姿がダブり、人が生きて死ぬというコトを考えさせる。

これを読んだ時は、まだセーリングをしていなかったが、母の故郷の伊豆大島でいつも夏を過ごしていた海洋大好き人間としては、お気に入りの小説。日本語訳しか読んでいないので、これを機に英語で読もう!

PS:日本語版のカバーもいいけど、オリジナルの海図を使った表紙が実にいい。
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【目的とルール】
●読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、参加方法は好きな本を1日1冊、7日間投稿する
●本についての説明はナシで表紙画像だけアップ(書いても良い)
●都度1人のFB友達を招待し、このチャレンジへの参加をお願いする
【バトン】
バトンは、私の大切な友達の1人のKenichi Kikuii さんに渡します。私が珍しくちょっと困った時に、思わずメッセージして、想いをダウンロードする相手。お願いします。
#7days #7bookcovers
#BookCoverChallenge #day4
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【7日間ブックカバー】 3日目 - 岡本太郎のフォト・ルポルタージュ『岡本太郎の東北』

4/29/2020

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Facebookの仲間達からバトンが渡されて7日間ブックカバーを開始。これは備忘録として記録しておきたい。
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【7日間ブックカバー】3日目 岡本太郎によるフォト・ルポルタージュ 『岡本太郎の東北』

岡本太郎は1938年パリ大学のソルボンヌで民俗学を学び、専門領域にオセアニアを選んだ。この頃、著名な写真家のマン・レイやロバート・キャパ達との交流もあった。

この本は、1950年代の東北を描写するフォトルポルタージュで、彼の洞察力に富んだ写真と文章による「東北文化論」である。本の腰巻に書かれているように、岡本太郎はこの時「カメラを持ったシャーマン」として、日本文化の源流を求めて東北に旅立った。私は彼の書籍を色々読んでいるが、視点もさることながら、言葉の選び方にいつも圧倒され、また熱狂する。

​この本における、彼の民俗学者としての洞察は、私の大いなる共感を呼び、彼の奇をてらわない語り掛けるような写真によって、私は1950年代の東北を、彼と一緒に旅したような気になった。
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岡本敏子が寄せる序文にこう書かれている。

「岡本太郎が東北に寄せる情感には特別なものがあった。血が騒ぐのだ。縄文の故郷だから、とか頭で考えて辻褄を合わせたような偏愛ではない。"恋は思案のほか"と言うが、とにかく彼はあの風土と人間に、並々でない共感を抱いてしまう。まづ、あの緑が好きだった。みずみずしく、深く、ぶ厚い。グリューネワルトだと言っていた。丁度、ヨーロッパがまだ緑に覆われていた頃、ケルトの、無限のうねり、変転し、くぐり抜けては回帰してゆく組紐文の世界観が、その緑の神秘から生み出されて行ったように。縄文の、直接四次元の世界と対話するあの呪術的な、彫りの深い造形は、濃くみずみずしい緑の天地から培われたに違いない、と彼は思っていたようだ。」

2002年に発行された、とても素敵な本!

【目的とルール】
●読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、参加方法は好きな本を1日1冊、7日間投稿する
●本についての説明はナシで表紙画像だけアップ(書いても良い)
●都度1人のFB友達を招待し、このチャレンジへの参加をお願いする
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【バトン】
バトンは、私の大切な友達の1人の Yuichi Inobori さんに渡します。日本出張時にいつも語り合うけど、時間がいつも足りなくなるほど、色々な話で盛り上がる。
#7days #7bookcovers
#BookCoverChallenge #day
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【7日間ブックカバー】 2日目 高橋克彦『楽園にようこそ』

4/28/2020

 
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Facebookの仲間達からバトンが渡されて「7日間ブックカバー」を開始。これは備忘録として記録しておきたい。
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【7日間ブックカバー】2日目 -  高橋克彦『楽園にようこそ』

高橋克彦による2007年のエッセイ『楽園にようこそ』。私は彼の小説『火怨 北の燿星アテルイ』、『炎立つ』、『天を衝く』といった東北を舞台にした小説が大好きで、更にそれ以外の彼の想像力が羽ばたく伝奇小説も含めて大ファンである。

理由は、彼が勝者によって改竄或いは抹殺された歴史を、彼独自の歴史観で掘り起こし、小説家としてのクリエイティビティで、素晴らしい「物語」に仕立て、私達を楽しませてくれるから。

このエッセイの中には「滅ぼされた楽園」という章がある。

「なぜ東北は執拗に攻め滅ぼされなければならなかったのか。それへの問いかけが私のスタートとなった。歴史的資料の乏しさが壁となってはだかっている。仕方なく伝説や民話を手がかかりとして東北を歩き回っているうち、天啓のごとく閃いた考えがある。東北には縄文時代のシステムがそのまま生き長らえていて、稲作という管理社会が基本である弥生以降の国家にとって最大の脅威ととらえられていたのではないか。狩猟採集を基盤とする縄文世界は稲作文化と違って土地に縛られず、搾取構造にもならない。上下の人間関係も成立しない。ある意味で理想的な社会主義を実現できる。家族単位の行動が軸となるから疎外や競争も生まれない。それがわずかの範囲内のことであるなら無視もできようが、東北という広大な土地にそういう自由を満喫している人々が暮らしていることは、集権国家にとってまさに見過ごすことのできない大問題であったのだ。」

私は日本の歴史における東北の位置づけに、非常に興味を持っており、高橋克彦ではないが、なぜ日本の政府は常に東北に攻め込み、彼らを蔑み、敗者扱いしようとしたのかが、疑問だった。その答えの1つは、このエッセイの中にある。

​また東北に関心を持つと、必ず自然と共棲して豊かな文化と生き方を構築して、人生をエンジョイしていた縄文文化に行き着く。今のような時代には、立ち止まって、悠久の歴史を紐解くのもいいと思う。まずは、このエッセイで「楽園」とは何かを読んで欲しい。表紙と裏表紙に書かれている言葉も読んで。
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【目的とルール】
●読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、参加方法は好きな本を1日1冊、7日間投稿する
●本についての説明はナシで表紙画像だけアップ(書いても良い)
●都度1人のFB友達を招待し、このチャレンジへの参加をお願いする
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【バトン】
バトンは、私の大切な友達のYamamoto Shogo さんに渡します。昨日はZoomで奥さんも含めて、4歳の娘さんと1歳の息子さんと対面してお喋りしました。娘さんは車で我が家に遊びに来ると言っていたけど、多分飛行機だと思う(笑い)。彼との付き合いも長く、今は素敵な家族を持って何より。起業家のしょうごさん、お願いします。
#7days #7bookcovers
#BookCoverChallenge #day2

【7日間ブックカバー】 1日目 長谷川卓の『嶽神』シリーズ

4/28/2020

 
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Facebookの仲間達からバトンが渡されて「7日間ブックカバー」を開始。これは備忘録として記録しておきたい。
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【7日間ブックカバー】1日目 - 長谷川卓の『嶽神』シリーズ13冊(上下巻があるので実際には8冊)

長谷川卓の『嶽神』シリーズ13冊(上下巻があるので実際には8冊)。日本の戦国時代は殆どが武士の歴史や視点で書かれてあるが、このシリーズは里から離れて山と共に暮らす「山の者」から見た戦国の世。山の者たちの生き方は、まさに自然との共棲で、自然を畏怖し感謝し、エコロジカルに生きている。

コロナ禍で崩れ落ちた20世紀の負の遺産を清算して、今までできないと言い訳をしていたことを、いい訳なしで実行していかなければならない今に、ぴったり。どの本を読んでも全てが面白く、寝るのを惜しんで一晩で読んでしまえる。
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写真は左から時代順に並べているので、まずは『血路』が始まり。駄文とも言えないような文章で作家と称する人が多い中で、群像新人賞を受賞し芥川賞候補にもなっている長谷川卓の文章は、命懸けで文章修行した作家だけが持つことのできる文体なので、読むに値する。
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【目的とルール】
●読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、参加方法は好きな本を1日1冊、7日間投稿する
●本についての説明はナシで表紙画像だけアップ(書いても良い)
●都度1人のFB友達を招待し、このチャレンジへの参加をお願いする
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【バトン】
バトンは、私の大切な日本の友人達の1人であるKenji Sudo さん。彼と一度2人きりでかなり深い話をしたことがあるけど、彼はとっても奥が深い。お願いします。
#7days #7bookcovers
#BookCoverChallenge #day1

ひさみが選んだ&考えた言葉達⑨

4/27/2020

 
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誰かに言われた「ひさみ語録をまとめてください」と。毎日様々な言葉がアタマをよぎるので、ここに記録していきたい。
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コロナ禍でのアメリカ生活⑯「Zoom疲れ」があってもZoomがないよりはいい

4/24/2020

 
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断り切れない付き合いがもたらす「Zoom Fatigue(Zoom疲れ)」

「Zoom Fatigue(Zoom疲れ)」の記事がグローバルのいろんな国で目に付く。自宅勤務となり、本来ならば通勤や無駄な会議に割いていた時間がセービングされて、もっとゆとりを持って24時間を使えるはずであったが、物理的な社会生活が遮断された代わりに、それらを全てオンラインに移行してしまったため、多くの人達が多忙を極めている。自宅にいるので幾らでもスケジュールを詰め込めると思い、仕事に限らず、オンラインで音楽・映画鑑賞、スポーツ観戦、更に飲み会といったものをどんどん入れ込んでいる。


米国は日本とは異なり、「上司や同僚との付き合いのために飲む」という習慣はない。まして幾つかの大都市を除いて、公共の交通機関のない米国では、車通勤が主要な交通手段である以上、会社の帰りにちょっと1杯といった行為はまずありえない。自宅待機がもたらした新たな米国の悩みである「Zoom疲れ」は、単純に言うと「車だから」とか「子供のピックアップがあるから」、「夜は家族と一緒に過ごす時間なので」といった言い訳が聞かなくなり、多くの人達がずるずると「Zoom Happy Hour」に参加して、断りにくい社交が増加したことに起因する。

「Zoom飲み会」の難しさ

自宅で行われるZoomでの飲み会は、意外と難しく、多くの人達は、思っていたほど単純に楽しいものではなく、色んな不備をソーシャルネットワークで投稿している。特に指摘されるのが、並列的に複数の会話が進行出来ないという点。このため、1つの話題のみを声の大きな人(私のようなお喋り)が話し続けて、尚且つみんな話題が途切れて沈黙になるのを恐れるので、MCのような飲み会の進行的役割が必要になるという点。これは、私も末娘のZoom weddingに参加したが、30名以上の参加者は、1人を除いてみんなミュートにしており、結婚式の流れの中、司会者の長女が画面から外れると、気まずい沈黙が流れ、それをカバーするために、参加者の1人は勇気をもって発言していた。

人は、なぜF2Fで会って飲みたいのか?

日本とは時差があるために私自身はマジな「Zoomの飲み会」というのはやったことがなく、コーヒー片手のZoomのお喋りのみだが、他の人の投稿を見て思ったことは、要はインターネット経由では、仲間と一緒に楽しくお酒を飲むということは、非常に難しいという点である。理由は、モニター経由で顔を見せあっても、物理的な近距離で顔を見るのとは異なり、「表情」が読めないためである。なぜ相手の「表情」がそんなに重要なのか? ​
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The Naked Ape: A Zoologist's Study of the Human Animal Paperback – 6 Oct. 2005

人類学者のRay Birdwhistell は、人間は異なる顔の表情を25万通り作ることが可能だという。またボディランゲージの専門家のAllan and Barbara Pease は、人の主張が交渉に与える影響のうち60%から80%はボディランゲージによるものとしている。即ち、非言語的コミュニケーションの中心である「顔の表情」が、実は物理的な飲み会を司る重要な役割を占めているという点である。例えF2Fで沈黙が訪れても、参加者達はお互いの表情を読み込んで、それは「心地よい沈黙」だと認識できる。また当然のように、並列的に複数の会話は流れるので、1つの話題に固執することなく、多数の話題のストリームが自由に流れる。

要は、人は美味しい食事とお酒を潤滑油として、心を開いて、参加者の顔、声、動作を見ながら、お互いをもっと知りたい、或いは自分のコトを知ってもらいたいという欲求のもとで、F2Fで会ってお酒を飲みたいんだと思う。スクリーンでは、この非言語コミュニケーションが見えにくいし、今のヴィデオ会議のツールの作り方は、F2Fの飲み会のフローを再現できない。

それでもZoom飲み会があって良かったと思う

​でも自宅待機の中で、例え限界があるにせよ、インターネット経由で誰もがライブで簡単にヴィデオチャットできるツールが、今この時期にここまで浸透していたことは、実に有難い。人間にとっても最も過酷な刑罰は、「孤独」である。刑務所で服役中の囚人をより懲らしめるために「独房(solitary cell)」に入れる場合がある。通常人は「孤独」に耐えられず、改心を誓う。
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人類は、他者とのコミュニケーションを求める欲求によって進化してきた。今回のコロナ禍は、もしかしたらこの人類の欲望である「他者とのコミュニケーション」に違った意味での進化をもたらし、より良いコミュニケーションの仕方やツールの開発をもたらすかもしれない。

来週の夕方18時の日本の友人とのZoomお喋りは、コーヒーではなくワイン片手にしてみようかな。

コロナ禍でのアメリカ生活⑮「世界中でパンデミック・ドリームで悩んでいる人がいる」

4/22/2020

 
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私と夢の関係

私は毎晩必ず夢を見てそれを克明に覚えている。夫との朝の会話は「今日の夢はこれこれこんな感じで、結果こうなったの」でいつも始まる。良くカラーの夢や同じ夢を何度も見るし、さらに夜中夢の途中で目が覚めて、もう一度今見ていた夢に戻りたい時は戻れるといったことも起きる。また、虫の知らせのように翌日起こることを予知したような夢も見る。特に予知的な夢見に関しては、母方の血筋から来ているのかな?という風に思っている。
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母は伊豆大島出身で、親戚は伊豆大島の大宮神社の神主の家系で代々続いている。この大宮神社は「御神火(活火山の三原山)」を鎮めるための神社でもあるので、パワースポットとしても知られている。また母の従妹は神がかりの女性で新興宗教の開祖となった人でもあり、理屈では簡単に説明できない何かが母方にはある。私が子供の頃、母が「昨日こういう夢を見たから今日大島から連絡が入る」といったことを良く話していたが、それは殆ど当たっていた。また私も同様な予知的な夢を見る機会がある(何年も会っていない友人が夢に出てきて病気を私に告げて、翌日彼の闘病と死を知った)。
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パンデミックと夢の関係

以下の夢の説明は、National Geographicの「新型コロナで奇妙な夢や悪夢を見る人が増加、理由と対処法は」という記事の中からの抜粋で、今世界中の多く人達の間で起きている「corona virus pandemic dreams」現象について、紹介する。

夢の役割

夢の内容や感情は、起きている間の幸福感と関連しており、象徴的で奇妙な夢には、強烈な記憶や日々の心理的ストレスを、潜在意識のなかだけで安全に和らげる効果がある。一方で悪夢は、起きている間には自覚していない不安を知らせる危険信号という見方もある。

覚醒時の活動が、夢の内容に影響を与える記憶のスライドを作り出すことは、多くの研究で示されている。日中から持ち越した感情は、夢の内容やその感じ方に影響しうる。フィンランドの研究者達は、心が平穏だといい夢を見やすいこと、反対に、不安は「夢への悪影響」をもたらし、恐怖や動揺する夢になるとデータで証明している。

夢は幻覚とよく似ている。夢を生み出す神経生物学的な信号と反応は、幻覚剤で引き起こされるものに近い。幻覚剤は「セロトニン5-HT2A」と呼ばれる神経受容体を活性化させ、これにより脳の「背側前頭前野」と呼ばれる部分が働かなくなる。その結果、意識によって感情が抑えられなくなる「感情的脱抑制」という状態に陥る。これは特に、夢を見るレム睡眠で起こることと同じ。このプロセスは毎晩起こるが、殆どの人達は見た夢を覚えていない。

「corona virus pandemic dreams」現象

​今世界中で様々な研究チームが夢を分析しているが、多くの人達が「コロナウイルス・パンデミック・ドリーム」という新たな現象を経験しているという。パンデミック・ドリームは、ストレスや孤立、睡眠パターンの変化によって、通常の夢とは一線を画す否定的な感情の渦に彩られている。

夢研究の専門家でBoston University School of MedicineのPatrick McNamaraは、「我々は通常、激しい感情、特に否定的な感情を、レム睡眠や夢を利用して処理している。今回のパンデミックが、多大なストレスや不安を生み出していることは明らかである。このパンデミックのさなか、孤独やストレスが高まるせいで、夢の内容が影響を受けたり、夢を覚えていることが多くなったりしている可能性がある」という。

ストレス源に「近い」ほど悪夢が増える

2020年3月から進行中のフランス、リヨン神経科学研究センターの研究によると、今回のパンデミックは、夢を思い出せる回数を35%増加させ、悪い夢を通常より15%増やしているという。イタリア睡眠医学会が進める別の研究では、感染拡大のさなかに閉じこもり生活を強いられたイタリア国民の夢を分析した。回答者の多くは、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状と同じような悪夢や頻繁な目覚めを経験している。現在進行中の研究結果からは、パンデミックの脅威に近い人、つまり医療従事者や感染拡大の中心地の住民、あるいは家族に感染者がいる人ほど、新型コロナウイルスに影響された夢を見る可能性が高いことが示唆される。

じゃあ、悪夢を見ないためにはどうすればいいんだ?

私が考えるポイントは、まず自宅待機で起こる諸事情をネガティブに捉えず、全て裏返しにしてポジティブに考えること。
「家族と一緒に過ごせる時間が増えて嬉しい」、「子供の勉強も他人事にせずに自分で見てあげられる。これで子供の学習能力も上がる」、「妻や夫が一緒になって家庭で作る食事って、なんて美味しいんだろう」、「通勤時間がない分、普段できなかった読書(ちょっと難しい書籍)や音楽(今まですっかりやっていなかったけど例えば楽器演奏を始める)など自分の好きなことに時間を使える」、「自宅で簡単に育てられるハーブなどの手づく野菜は美味しく便利」、「外出しない分、お金のセービングが出来る」、「オンデマンドで自分の好きな時間に自宅でエクササイズが可能」等々、どんな小さなことでもポジティブに考えれば、人は幸せになれる。

また家族の間で「ありがとう」を連発し、ギャグやコントで相手を笑わせようとすると、必ず楽しく嬉しくなる。こういう「はっぴい度」を意識してあげる工夫をし始めると、悪夢を見る頻度は自然と下がると思う。
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要は、パンデミックがもたらす出来事をポジティブに捉えて、そのBenefit & Advantageをしっかり認識することが、悪夢がアタマに入ってこない防波堤になるんだと思う。長丁場でみんながしんどいと思うけど、「習うより慣れろ」で、状況を拒むのではなく受け入れて、そこに楽しみを見つけてエンジョイすることが大切だと思う。

コロナショック後の世界で何が生まれるか【大柴ひさみ×佐々木紀彦×須藤憲司】【後編】

4/21/2020

 
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以下は3/19(日本時間)に実施されたオンラインセミナーをまとめたものです(後編)。全文はKaizen Platformの公式ページで読んでください。冒頭の部分のみをご紹介します。

3月19日にオンラインで行われた『DX人材養成講座』のプレイベント。

前編では大柴ひさみさんにアメリカにおけるZ世代とミレニアルズの消費行動について伺いました。後編では、NewsPicks取締役の佐々木紀彦さんを交え、引き続き大柴ひさみさんと、須藤により「コロナショック後の世界」について対談が行われました。

※なお、本セミナーは3月19日(日本時間)に行われたもので、コロナウィルスなどに関する情報はその時点での情報であることをご了承ください。
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アメリカの問題があぶり出されるコロナショック
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須藤:日本では小康状態をなんとか保っているコロナウイルスですが(3月19日時点)、アメリカではどのような状況ですか?
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大柴:今週、最も危機意識が高まったと考えています。緊急事態宣言も出ました。ニューヨークやサンフランシスコ、ベイエリアなど海岸沿いの州で感染者が急増し、ワシントンでも続々と感染者が増えています。集会は禁止され、レストランなども軒並み営業禁止となりました。

私が住んでいるのはラスベガスから車で1時間ほどのところにあるユタ州のセントジョージというカントリーサイドにある街ということもあって、感染者はそれほど増えていません。ただ、10人以上の集会は禁止とか、不要不急の外出はやめるようにという要請が出ています(※以上すべて日本時間3月19日時点の情報)。

日本同様、トイレットペーパーなど日用品や食料品などがスーパーマーケットの棚から一斉に消えました。
トランプ政権をはじめとする共和党は、コロナウィルスを当初軽視していたんです。2月の時点では、「このウイルスはインフルエンザと同じようなものだから、すぐに収束する。不安を煽っているのは民主党の企みだ」とすら言っていたんです。共和党支持者に対して、「安心してレストランへ行って仲間との時間を楽しみ、日々をエンジョイしてください」なんて煽ったくらいなんですよ。

だけど、ここに来てようやくトランプ大統領もことの重大さに気づいて、自宅にいるように要請しはじめました。つまり、このコロナウィルスの騒動を自分の選挙を有利にするためのポジショントークとしてきたことのツケが回ってきたわけです。

特にトランプ大統領の支持者の多くは65歳以上の高齢層。彼らがトランプ政権を支えていたのに、その支持者たちが次々と感染して入院を余儀なくされているという皮肉な状況になりました。

今回の新型コロナウィルスによって、アメリカのあらゆる問題点が浮き彫りになってしまうと思いますよ。ヘルスケアがうまく機能していないこと、BIG4の一角であるフォードの工場が閉鎖したり、中国に頼っていた物資が流入してこなくなったりしています。グローバルなつながりによって成り立っているこの世界で、「自国だけが良ければいい」という自分勝手な考えでは、行き詰まってしまうんです。

複雑化する個人情報保護法と「保持する情報を身軽にする」という選択
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須藤:今日大柴さんに一番聞きたかったのは、2020年にアメリカで施行される個人情報保護法「CCPA」のことなんです。あれだけ複雑な法律にアメリカの多くの企業は対応できているんですか。

大柴:率直に申し上げると、どの企業も対応しようと努力はしていますが、コスト面でも業務的な面でもほとんどの企業が対応しきれていません。ただ、アメリカの消費者はとてもシビアなので、この法律に対応していかなければビジネスはできなくなってしまうでしょう。

誰が情報の所有者なのかを明快にしておきたいというところまで消費者の考えが至っているので、アドテク的な考えでユーザーを囲い込むことに対する反発は凄まじいものがありますね。

須藤:たくさん個人情報を持っていても、逆にそれがリスクや負債になる可能性もありますよね。日本にはこの考え方がまったくなくて、まだまだ「とにかく少しでも多く個人情報を持っておきたい」というものが主流。だけどグローバルで厳しい規定や罰則のある個人情報保護法が主流になってくれば、いらない情報は持たずに身軽にしておいた方がいいと考える企業だって出てくるんじゃないでしょうか。

大柴:そうですね、制裁金も莫大な額になりますから。日本のユーザーは「個人情報を取るな!」っていいながらも、個々人で情報を管理する意識がまったくないんですよ。行政をはじめとする「お上」が管理するもんでしょ、「なんで自分で管理しなきゃいけないの?」みたいな。それはちょっとナイーブすぎるんじゃないかなと思います。

須藤:日本では個人の情報を管理する「情報銀行」みたいな機関をつくろうと各事業者が飛びついているんですよね。そういう考え方って、アメリカにもあるんですか。

大柴:いや、聞いたことはないですね。

須藤:アメリカの人たちは、役所や銀行などで中央集権的にコントロールされるのが嫌いそうですよね。

大柴:ええ。「情報銀行」という単語を聞いただけで、ジョージ・オーウェルの小説『1984』に登場するBig brotherに支配されているようでとても嫌ですね(苦笑)。

須藤:なぜアメリカの人たちは、大企業や大きなものに統制されることを嫌うのでしょう。

大柴:大企業のやることって、消費者にとってよいことばかりではないし、たくさんの資本を持って儲けを狙って何かやるじゃないですか。リーマンショックの引き金になったサブプライムローンも、弱者からお金を取って銀行が儲けるやり方ですよね。

大企業や銀行などに対する不信感が、特に若い世代を中心に根強く存在しているんです。例えばアメリカでは昔からあった小切手を切る、ということすらも、後で銀行でデポジットしなければならないからという理由で、若い世代は嫌がるくらいなんですよ。
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続きは、Kaizen Platformの公式ページでご覧ください。

意志をもってブランドを選ぶ消費者に企業はどうついていくか【デジタルによって変化した消費者動向レポート】【前編】

4/21/2020

 
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以下は3/19(日本時間)に実施されたオンラインセミナーをまとめたものです(前編)。全文はKaizen Platformの公式ページで読んでください。冒頭の部分のみをご紹介します。

書籍『DX入門』を上梓した須藤憲司を講師として6月からスタートするNewsPicks×Kaizen Platform『DX人材養成講座』のプレイベントがオンラインで行われました。

講師にお迎えしたのは、JaM Japan Marketing LLCの共同創設者&マネージングメンバーの大柴ひさみさん。大柴さんは現在アメリカを拠点に、アメリカ市場をターゲットとする日本企業の製品開発やグローバルに向けてメッセージを発する企業に対してコンサルティングを行っています。

コロナウィルスの影響によって、外出が制限されはじめ、セールスやマーケティング活動など企業のビジネスのあり方もがらりと変わっていく様相を呈しています。デジタルによってどのような変化が起こるか、あるいは企業はデジタルを使ってどうビジネスを大きく変えていかねばならないかの瀬戸際に来ています。
この大きな変化について、私たちはどのようにとらえ、どう考え方をシフトすればよいのでしょうか。

◎当記事はこんな人にオススメ:
・これから自社のDXについて考えていく必要のある責任者、担当者のみなさま
・デジタルのトレンドについて理解しておく必要のあるマーケティング責任者、担当者のみなさま
・DXやデジタルマーケティングに関わる代理店、ベンダーのみなさま

※なお、本セミナーは3月19日(日本時間)に行われたもので、コロナウィルスなどに関する情報はその時点での情報であることをご了承ください。

自らブランドを選択する「意志ある購入者」が増えた―― 今日、大柴さんには、アメリカのGen Z (Z世代) & Millennials(ミレニアル世代)が牽引する新たな価値観と消費者行動についてお話いただきたいと思います。よろしくお願いします。
※Gen Z & Millennials……2020年時点で15~38歳くらいまで。1981~96年ごろに生まれた人が「ミレニアル世代」、1997年〜2012年ごろに生まれた層が「Z世代」と呼ばれている
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大柴:グローバルにおいて今一番ホットなキーワードは「ジェンダーニュートラル」です。今の時代、ビジネスをする上でジェンダーについてとやかく言うことがそもそもできなくなっている状況です。
例えばNikeはもともと人種差別に反対するという立場を取り、Gen Z & Millennialsから絶大な支持を得ていましたが、2019年10月、契約していた陸上選手のAllyson Felixが妊娠したとわかった途端、契約フィーを70%カットしたことで大きく批判されました。彼女はそれに抗議して、New York Timesに自ら意見広告を出しました。
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一方イギリスでは、ジェンダーニュートラルな社会にするためには、コンテンツそのものに原因があるという捉え方をしていて、ジェンダーニュートラルではない広告を展開している企業が処分される方向へと変わってきています。
さらに欧米の女性たちが憤りを感じているのは、広告で描かれる女性像がリアルな自分たちとかけ離れていること。世の中の多くの広告には「女性はそれぞれの美しさがあるから、ありのままの自分の容姿に自信を持ちなさい」というメッセージであふれ、女性は「エンパワーメントの対象」になってしまう。いわゆる“フェミニズムっぽい広告”「Femvertising(フェムバタイジング)」の中で、エンパワーメントを押し付けられることに対して嫌悪感やうっとうしさを感じているんです。

企業は新たなPurposeを発見すべき―― なぜ広告や企業ブランドに対する風当たりがここまで強いのでしょうか。
大柴:それは、グローバル市場で「Belief-driven buyers」(信念主導型の購入者)が増加しているからです。自分の信念や価値観に合った企業を応援したいと考える生活者が増えているのが実情です。
自分が意志を持って主体的に選ぶブランドに対しては余分にお金を払うし、選ぶに値しないブランドならば容赦なくチェンジする。仮に支持していたブランドでも、社会及び自分の価値観に反することが起これば、購入をボイコットまでする。そんな「自ら選択する意志のある購入者」がとても増えています。
中でも特にアメリカの人口の約半分を占めるGen Z & Millennialsは、「Social issues」を打ち出す企業やブランドを高く評価する傾向が強いんです。「Belief-driven buyers」がたくさんいる以上、企業は社会に対する姿勢を示さなければならない必要性に迫られています。

―― 生活者の変化は、企業姿勢にも変化をもたらしますね。
大柴:そうです。こうした「Belief-driven buyers」が増えたことに呼応して、企業側も「Purpose-driven companies」(目的意識の高い企業たち)が増えています。

2019年8月にアメリカのNPO法人Business Roundtableに参加した181社のCEOたちは「Statement on the Purpose of a Corporation:企業のパーパスに関する宣言)」という公開書簡を発表しました。現代の企業は、株主至上主義から脱却し、コミュニティ、顧客、社員、ベンダーなど「ステークホルダー至上主義」に大きく舵を切っています。
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続きは、Kaizen Platformの公式ページでご覧ください。

コロナ禍でのアメリカ生活⑭「Post Corona Eraのために今考えておくこと」

4/20/2020

 
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Paper or Plastic?
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25年前米国に移住した時、初めてスーパーマーケットのキャッシャーに「Paper or Plastic?」って聞かれて、てっきり、「支払はクレジットカードか紙幣(現金)か?」と聞かれたと思い、「プラスチック(カード)」と言ったことを突然思い出した。勿論これは買ったものを紙袋かプラスチックの袋のどちらに入れるのか?という意味だったが、何故か、私は即座に支払い方法だと思い込んだ。当時は、キャッシュ(現金)、チェック(小切手)、デビットカード、クレジットカードの4種類しかなく、多くの人達がチェックブックを取り出して、金額を記入し、キャッシャーはそれをレジスターのマシンでVerifyして受け取る、という古き良き時代(或いは物凄く時間のかかる時代)だった。
非接触モバイルペイメントの支払いが要求される時代が来るとは

今、米国では兎に角、人との接触を避けることが最も重要な取り組みとなっており、キャッシュもクレジットカードもデビットカードも接触型の支払い方法なので、非接触のApple Pay、 Google Pay、Samsung PayといったモバイルペイメントがPreferという店舗が出てきている。これは、消費者にかなり劇的な行動変容を求める大きな動きと言える。現在、キャッシュを断ってカードのみの決済の小売店舗は多いが、顧客がカードをマシーンに差し込んだ後、キャッシャーは必ずマシーンのパッドをワイプして消毒するという手間をかけている。キャッシャーは、透明の仕切りで顧客との接触は避けているが、多くの手間と時間が支払いのやり取りでかかっている。
米国2023年近接モバイルペイメント利用額は2,200億ドルに達する(2019年9月のeMarketerの予測)

eMarketerによると、米国の2019年の近接モバイルペイメントの利用額は1,000億ドルに達すると予想されているが、これは1人当たり年間平均支払額$1,545を意味し、近接モバイルペイメントの支払額は対前年比24%増。利用者は6,400万人(9.1%増)でスマートフォンユーザの30%にあたる。
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Starbucksは、この非接触モバイルペイメントの先駆けで、市場の25.2%を占めているが、最有力ペイメントは何といってもApple Payである。2019年の米国非接触モバイルペイメント市場の30.3%を占め、2019年末までにApple Payは、米国小売店舗の70%迄使えるようになると予想されている。ペイメントに関しては、かなり保守的な私ですら、このコロナ禍でモバイルペイメントを要求された場合を想定して、Optionとして、遂にApple Payをセットアップした。

「Post Corona Era」では不必要な接触は避けるという心理が働く

これらの数字は全てコロナ禍の前の予測なので、上述したように、現在のコロナ禍で支払いに限らずあらゆるコトに、非接触を要求されている。この流れで行くと、結果非接触のモバイルペイメントを多くの人が使い始めて、多分その便利さと手軽さによって、これらの数字は大きく増えてくると思う。またPost Corona Eraでは、非接触モバイルペイメントの利用場所が急速に拡大し、アメリカ人は、支払いアカウントをクレジットカードやデビットカードに紐づけて、手軽にどこでも、非接触モバイルペイメントを利用して、以前と同様に買い物をし始めると思う。

ひさみが考える消費者の行動変容がおこる「心技体」

今回のパンデミックは、世界中がいきなり鎖国のような状態となり、社会・経済活動が停止するという、今までの規模では考えられない制限を、人々に課している。勿論国ごとにその制限レベルの差はかなりあるが、「行動に制限をかけられて生活する」という形を強いられるのは、かなり長く生きてきた私でもあまり記憶がない。消費者の行動変容が起こるには、心技体ともいうべき、3つの要件が整わないとなかなか起きない。非接触モバイルペイメントの浸透拡大の、心の部分は「人と接触しないですむし、簡単で便利で速い」、技の部分は「NFCシグナルに機能する新たなPOSシステムの拡大で利用場所が浸透する」、「体」の部分は「自分の身体の一部としていつも持ち歩くスマートフォン利用」といった点が挙げられる。

「Post Corona Era」には、このペイメント以外に、様々な消費者の行動変容が起きてくると思うが、マーケターとして、今必要なことは冷静に人々の心理や行動を見つめて、潮目を読む、これが肝だと思う。潮目は変わる前に読まないと意味がない。潮目を読むためには、1人のマーケターとしての視点は勿論であるが、より重要なのは1人の消費者としてどのように生活を考えるかという点で、この2つはどちらが欠けても、潮目は読めない。
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    大柴ひさみ

    日米両国でビジネス・マーケティング活動を、マーケターとして、消費­者として実践してきた大柴ひさみが語る「リアルな米国ビジネス&マーケティングのInsight」

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