ひさみをめぐる冒険
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ひさみをめぐる冒険
サンフランシスコ・シリコンバレー在住マーケターのINSIGHT(洞察)



星条旗がはためく五目御飯のようなアメリカ

6/29/2006

 
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今日は米国の独立記念日で、さらに母の日本帰国の日でした。初めて米国を訪問した母をサンフランシスコ空港に送ってきて、今は、自宅から星条旗がはためく街並みを眺めています。

6/21に母と一緒に日本から米国に戻り、母の2週間の初の米国体験は無事に終わりました。空港のセキュリティで、涙をこらえながら、ゲートに向かう母の後姿を見て、思わず私も目頭が熱くなり、やせて小さくなった母をいつまでも見送っていました。

英語が話せない母が1人で飛行機で日本に帰国することを考えると、本当に心配で、今も太平洋を飛んでいる母のことが気になっています。

母の2週間の米国体験は、驚きの連続だったようです。彼女が発する言葉は、11年前にアメリカに移住してきた頃の私と同様のもので、マスメディアを通じて知っていたアメリカを、自分の目で見て実感した母は、日米の違いに改めて新鮮な感動を実感いたようです。

母の行動は精力的です。

・まずは、お待ちかねの「メジャーリーグデビュー」:
6/24(土)、メジャーリーグの大ファンである母はサンフランシスコ・ジャイアンツvs オークランド・アスレチックスの ゲーム観戦です。デイゲームで、自宅からフェリーに乗って、SFダウンタウンに到着したあと、夫と3人でボールパークまで歩いていきました。母は、足がだ いぶ弱っていますが、私の腕につかまりながら、「メジャーリーグデビュー」という呪文を唱えながら、がんばって歩き、無事にChina Basinまで到着しました。試合は、Barry Bondsの719号ホームラン(彼はその日はオフのはずでしたが、本人の希望で出場したというおまけつき)、ジャイアンツの逆転勝ちという好ゲーム。母は、「I was there」というベリーがホームランを打ったゲームにいたという記念のピンをもらって、球史の証人になれたと大喜びでした。

・サンフランシスコベイでの「セーリングデビュー」:
6/29(木)、夫と3人で友人のセールボート、仏製のJeanneau(ジュノー)の51フィートの「Polonaise Ⅱ」で、ベイセーリングに挑戦。天気もよく穏やかな気候で、ビギナーの母にとってはちょうど良いセーリングとなり、ジャイアンツの球場のあるSouth Beach Harborに向かって、船を走らせました。ハーバーには、日本の国旗がはためくセールボートEmu Ⅱが停泊しており、声をかけると、大阪から2ヶ月かかってサンフランシスコに到着した隻腕のヨットマン、米子昭男さんが出てきました。彼は片腕の世界無寄港のセーリングにチャンレンジしたセーラーで、植村直己冒険賞を受賞している方です。久しぶりに日本語を話せたのが、嬉しかったようで、うちの船の中で、今までのセーリングの話を大いに語られていました。

・ルーズベルト大統領専用ヨットPotomacの船内視察:
7/2(日)、夫もクルーとして乗り込むことのある、ルーズベルト大統領専用ヨット「ポトマック号」の船内見学。私と一緒に、英のチャーチル首相とルーズ ベルト大統領が座ったファンテールというソファで記念撮影。500万ドルかけて修復されたポトマックは、大統領の死後、一度はエルビス・プレスリーもオー ナーとなったこともある歴史的な船です。ボランティアのWandaの説明やビデオを見ながら、船内をくまなく見学して、大統領夫人であるエレノア・ルーズ ベルトの業績もしっかり拝聴して、歴史を大いに学びました。

・アメリカの一般市民との「コミュニケーションデビュー」:
2週間の米国滞在中、毎朝必ず自宅の近くを探索していた母は、道すがらほとんどのアメリカ人が必ず挨拶をしてくることに、すっかり感心していました。彼女 は英語が話せないことを気にもせずに「ハーイ」を連発して、先方がそれ以上を英語で語りかけると、すぐに日本語に切り替えて、身振り手振りを交えたコミュ ニケーションで、米国の一般市民との社交を単独で行っていました。どうやら、私の度胸のよさは彼女譲りのようです。

もちろん、これ以外にゴールデンゲイトブリッジやサウサリートなどの観光名所も押さえて、シリコンバレーや太平洋岸のハーフムーンベイまで、足を伸ばして おり、さらにガーデニングが大好きな彼女は、我が家のバックヤードにトマトや日本きゅうりまで植えて、大いに満足したようです。

滞在中、彼女の言葉で記憶に残ったのは、

「アメリカはいろんな人種がいて、まるで五目御飯のようだ。白米だけのご飯より味がある」
「誰でも、目があえば、にっこり笑って挨拶をする。日本だったら、まず知らない人と目をあわせないし、ひどい時には、年寄りは突き飛ばされてしまう。」
「台所のカウンターが高くていいね、これなら、料理をする時にかがむ必要がない。つくりがすべて合理的だ」
「なんで、日本はこんな大きな国と、戦争をしたんだろうね。まったくばかげている。」
「国旗を誇りを持って掲げられるアメリカはいいね」

彼女のつぶやきには、確かに真実の感動や感慨があり、私も多くのことを考えさせられました。

私にとって最も大きな収穫は、「母と11年ぶりに過ごした濃密な母と娘の時間」です。自分が米国で元気で生活していけるのも、すべて両親が私に健康で頑丈 な精神と肉体を与えてくれたからです。この2週間は、17年前に父が亡くなった以来、1人で生きる母への親孝行のチャンスでもあり、母へは感謝の気持ちで 一杯です。

母の誕生日は日本の建国記念日の2/11で、私にとって、この日は母と僕の誕生日で、二重の意味を持つ日です。今朝、夫は仕事に出かける前に、母に「今日はアメリカの誕生日」と言って独立記念日のことを話していました。

アメリカ人は独立記念日をみんな楽しみにしています。大人も子供も、みんなイスを道路に持ち込み、独立記念日のパレードを見守り、ブルー、レッド、ホワイ トの3色が街中にあふれています。アメリカの誕生日は、さわやかな風にふかれて、大小の星条旗がはためく、気持ちのいい日です。



カンファレンス、無事終了「しゃべくりました」

6/13/2006

 
事前の打ち合わせで、私の原稿が長いので、相当、パワーポイントの枚数を削って、これで15分で収まると、踏んで舞台に上がりました。

しかし、だめでした、「おしゃべり大柴」のエンターテイナーの精神は、とどまるところを知らず、15分の持ち時間のところを、30分も話してしまいました。

MMC 2006の最新情報は、このサイトで見てください。

1400名の方たちの前でしたが、あがることもなく、オーディエンスの顔を見ながら、誰も寝ていないか、ケータイでメールしていないかなど、壇上でみんな の行動をチェックしながらのプレンゼンで、いつものことながら、「踊り子大柴ひさみ」状態で、パフォーマンスをしました。

パネルが終わったあとの反響も大きく、私のエネルギーを感じていただいたようで、米国最新のオータナティブなマーケティング事情は、好評でした。

私のプレゼンの結論は、「P2P Marketing」しか、もう効かない。
「Let Influencers drive your marketing」
の考えで、CGM Relationsにフォーカスして、生活者と話しながら、彼らにマーケティングをしてもらう、そんな仕組みを作れる企業が、成功する、それが今の時代の結論です。

Momentum(勢い)を失ってはおしまいだ!

6/10/2006

 
久しぶりの日本出張で、入梅した日本に、6/8、到着しました。

今回は、私にとって特別の意味を持つ日本行きです。理由は、米国移住以来初めて、母をサンフランシスコに連れてこられるからです。母にとって、今回が初の 海外旅行で、11年間ずっと誘い続けた結果、やっと決心してくれました。彼女が固辞していた理由は、「ひさみが仕事で忙しい時に米国へ行って足手まといに なるのは嫌だ」という理由でした。決心した後、母はパスポート取得のために、一気に本籍まで移して(自由が丘から国分寺市)は、手続きに走り回りながら、 大いにボルテージをあげており、気分はかなり「ハイ」になっています。

今回の来日の目的は、6/12開催のMMC2006 (Mobile Marketing Conference)のコンファレンスのパネリストとしての参加です。昨年は、太平洋半分横断セーリング航海のために、ライブで東京に来ることができず、ビデオで参加しましたが、今年はライブ出演で、1500名のオーディエンスの前でのお話となります。今も当日のプレゼンテーションの原稿の手直しをしています。

最近は、すっかりWOM (Word of Mouth)を活用したオータナティブなマーケティングの 戦略開発実施にフォーカスしている私ですが、クライアントは日本企業のために、実際は常に日米間の「ビジネスの体温の違い」に四苦八苦しています。すでに 滞米生活は11年を超えて、米国人血中濃度がかなり高い私にとって、この「体温差」を感じると、「あーまたか」と右肩の凝りを覚えます。

日本の企業とのミーティングで最も頻繁にでて来る言葉は以下です。

「上が理解できない」
「社の方針だからしょうがない」
「どうやって社内を説得するか?」
「前例がないので」

こうした言葉が出てくる背景には、

・日本ではプロジェクトの「担当者(Contact Person)」がいても、
・「責任者 (In charge of, or Decision Maker)」はいないという実態です。

米国式がすべて良いわけではありませんが、この日本式の「担当者」とビジネスをすると、とにかく「社内調整という妖怪のような責任の所在が不明なモノ」に時間がかかり、米国側のプロジェクト参加者の「Momentum(モメンタム:勢い)」を失うことがしばしばです。

東洋にも「一気呵成」という言葉があるように、物事を成し遂げるには「スピードと勢い」が重要です。それがあれば、多少の困難や課題も、みんなの「気」の 集合体が、思いもよらないほどの力を生みだしし、物事を成就できます。私自身、「思った瞬間に、すでに言葉が口から出て、身体も同時に動くタイプ」で、意 思決定が異常に早い性格です。モメンタムをそがれることは、こうした私のアドバンテージをそがれることも意味し、やりにくくなることがしばしばです。

初の米国訪問に意欲を見せる母を見ていると「モメンタムと一気呵成」という言葉が浮かび、彼女のアドレナリンの上昇を、ひしひしと感じます。母の2週間の 米国滞在中は、仕事をしながらでも、母にきちんと親孝行できるように、私のアドレナリンも大いに上げて、楽しみたいと思います。

コンファレンスでは、「よーし、目いっぱいエネルギーを放出するぞ!」という気分です。

しかし、日本は蒸し暑い!!また、蚊にも刺されてしまい、思わずキンカンをつけました。これは効く。

    大柴ひさみ

    日米両国でビジネス・マーケティング活動を、マーケターとして、消費­者として実践してきた大柴ひさみが語る「リアルな米国ビジネス&マーケティングのInsight」

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