昨日は、私のエクササイズのヒトツ「Jazzercise」のクラスで、今回のABCの人番組「Dancing With the Stars」で、どのカップルが優勝するかの投票が行なわれていました。みんな、毎日一喜一憂して、ごひいきが落とされるかどうか、ひやひやドキドキしています。この番組は、プロのダンサーと一緒にスター(プロのアスリート、シンガー、俳優、コメディアンなど、あらゆる業種の著名人が挑戦)が、さまざまな規定の難しいダンスステップをこなして、その技を競う人気番組で、毎シーズン意外な人が挑戦して、多くのドラマを生んでいます。いろんな人が参加したがっているらしく、ちょっと前には、大統領候補者だったJohn McCain(ジョン・マケイン)の妻であるCindy McCain(シンディ・マケイン)も参加したがっていましたが、夫のマケインにダメといわれて、あきらめたという話も聞いたことがあります。
昨日は女優のDenise Richardsのカップルが落ちてしまい、今回のシリーズの私のお気に入り、Apple(アップル)の共同創設者で、テクノロジーによる社会貢献者でもあるSteve Wozniakのカップルが残るという結果となりました。
Wozは、その巨体を必死に動かしながら、一生懸命ダンスしていますが、如何せん他のスターに比べるとそのレベルの差は顕著です。彼の最も大きな財産は、その大きな笑顔とひたむきさで、練習中に痛めた足の故障も省みずに、果敢に挑戦しています。Wozファンはすでに支援のウエブサイト「VoteWoz.com」を立ちあげており、Twitterの彼のアカウントには、6万7803人のフォロワーズ、321のアップデイトがあります。この番組のメインのファン層には、大きく外れるWozですが、さすがにアップルのカルトファンの力は大きく、メインストリームの番組で、彼のようなタイプ(テクノロジーのアイコンですが全国レベルでは無名で、ダンスが踊れないという致命的な欠点を持つ)を、2週間持たせる、これは物凄いことです。
「ステージに上がってダンスを始めた時、自分は世界で一番ラッキーな人間だと思った」という彼のコメントに現されるように、ここサンフランシスコ・シリコンバレーでは、多くの人たちがこの暖かいキャラクターを持つテクノロジーの天才が、大好きです。残っているスターたちは、ロデオのチャンピオン、オリンピックの体操のメダリスト、ラッパー、カントリーシンガー、元フットボールのスター選手、リアリティTVのスター、俳優など、多彩でかつ、みんなかなりのダンサーでもあるので、Wozの今後は予断を許しません。特にプロのアスリートたちは、競争心が強く、猛烈に練習して、どんどんダンスのステップをモノにしていくので、かなり腕を上げています。
一般のコメントの中で、もしWozが優勝したら、それこそ、「本当のエンタテイメントだ」というのがありましたが、確かにそう思います。問題は、負傷している彼がどこまで踊れるかです。地元ですので、私も思わず「がんばれWoz!」と叫んでいます。