それ以上にモット気に入った話は、ファーストレディの明日のカリフォルニア州立大学の中で最も新しい大学「UC Merced」の卒業式のスピーチです。ファーストレディは、Yosemite(ヨセミテ国立公園)に行く際のゲートウエイで、必ずガソリンを入れるために、クルマが立ち止まる田舎町Mercedの小さな大学の卒業式のスピーチのために、明日出かけます。これは、私の目から見ても、はっきり言ってエポックメーキングだと思います。人口8万608人の田舎町の大学の卒業生のためにファーストレディがスピーチする。Michelleは、Princeton Universityと Harvard Law Schoolの卒業で博士号を持つ才媛です。彼女が最初に選ぶ卒業生向けのスピーチは、ボストン、シカゴあたりのエリートの有名校がしかるべきですが、見事にそうした予想を覆して、彼女が選んだのはUC Mercedです。現在街は、明日の2万5000人のビジターと1万2000人の大学キャンパスの来場者という、降ってわいたような世界的なイベントの準備で、全員がお祭り騒ぎのようです。それでは、どうやってこうしたマジックが起きたのか?
すべては「Dear Michelle」というFacebookのページから始まりました。900人の学生、教師、事務職員はバレンタインディの日に「Dear Michelle」という手紙のテンプレートを作成して、Facebookのページにリンクを貼って、さらにヴィデオ「We Believe」をつくり、ミシェルに直接呼びかけました。
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