昨日のブログで、1938年にHPの2人の創設者がガレージからビジネスを始めたことを書きましたが、シリコンバレーでは、成功するためには、「ガレージから出発」するという神話があり、Appleの2人の創設者、Steve JobsとSteve Wozniakも、1970年代にガレージから、ビジネスを始めています。HPが失った"The HP Way"の跡を継ぐかのように、"The Google Way"を突き進む、Googleのガレージは、新しいシリコンバレーの"The Garage"になりそうです。Googleの購入価格は公表されていませんが、このあたりの不動産の相場では100万ドル(1億1,600万円)から130万ドル(1億5,000万円)だそうです。
私とGoogleとの縁は、1999年10月Googleの創設者のBrinに、集英社の雑誌「BART」の取材のために、編集者と一緒に、直接インタビューをしたのが最初です。1999年10月の時点では、ちょうどこのMenlo ParkのガレージからMountain Viewのオフィスに引っ越してきたばかりで、当時24歳のBrinの部屋には段ボール箱や自転車が置いてあり、スタンフォードの学生の部屋みたいというのが、最初の印象でした。
Dog Year(人間の1年が犬の7年に当たる)という言葉がかつてありましたが、人間の年ではたった7年ですが、Dog Yearで計算すれば、49年が経過したことになり、彼は現在「月」さえも眼中に入った巨大な「Google王国」の統治者です。やはり、シリコンバレーの神話は正しいようです。
PS: 私は、JaMを1998年にガレージではなく、自宅だったアパートメントから始めているので、どうやらシリコンバレーの神話に該当せず、大成功する企業にはなれないみたいです(笑)。