日経ビジネスのオンラインサイトで、 月2回のコラム連載が始まります。ここでは、WOMM (World of Mouth Marketing)を中心とした米国のオータナティブなマーケティング事情を書く予定です。第一回は8/22ごろの掲載予定です、タイトルもまだ決定し ていませんが、詳細が決まり次第ブログします。
宣伝会議の毎月15日号に「米国最新マーケティング事情」も 連載しており、JaMのサイトのビジネスコラムとニュースレターをあわせると合計5本の連載がノルマとなり、その間このブログの更新もあります。以前、ビ ジネス誌の編集者の方が、「書くことを仕事としているので、仕事以外でものを書くのはしんどいんで、ブログは書きません」ということを、話していました が、それの逆を行くように、ブログまでしています。
ただ、私の本業はマーケティングのFacilitator(ファシリティター:促進者)ですので、純粋なライターの方とは違うので、いいのかもしれませんが…
普段あまり日経のオンラインサイトを読んでいなかった私ですが、久しぶりにじっくりいろんなページをクリックしながら読んでいって、立花隆さんの「メディアソシオ - ポリティックス」 に、ぶつかりました。靖国問題、小泉政権、天皇制、ライブドア問題など、さまざまなIssue(立花さんはイッシューとカタカナで表記しています)の本当 の問題点や意味を、明晰な文章で、ばっさりと書き下ろしており、久しぶり中身のある文章を読んで、大いに満足しています。長年積み上げてきた深いナレッジ や歴史観を踏まえながらも、素人でもわかるように説明しており、改めて立花さんの視点に、関心しました。
オンライン上で情報収拾することが多いと、どうしても普段自分が関心あることやビジネスで関係のあることにしか目がいかなくなる傾向があり、情報摂取の形 態にバランスが欠けてきます。特に日本の政治問題は、米国での日常生活とのかかわりが薄いため、かなり遠い距離を感じており、 興味が薄いのが現状です。
ただ、改めて立花さんの視点で、小泉首相の靖国参拝問題や、昭和天皇の靖国参拝への不快感などを読み込んでいくと、なるほど、なるほどと、目から鱗が、ポロポロ落ちていきました。彼の得意とする「田中金脈問題」への視点もふんだんにちりばめられて、久しぶりに私の日本人血中濃度が高まり、時を忘れて読み続けてしまいました。
CGMのBig Bangで、素人ジャーナリストが跋扈する時代ですが、優れたジャーナリストの視点は、やはり「凄い」です。