運が悪いことに、彼のB/Wの掲載写真は、なぜかTyco Internationalの元CEOで脱税と公金横領(6億ドル)で現在服役中のDennis Kozlowskiに そっくりで、思わず私は「怖い顔」だと、叫んでしまいました。オンラインの同じ記事では、メガネをかけた別なカラー写真が掲載されており、そこでは、そん なに怖いという印象はありませんでしたが、なぜか本誌ではコズロウスキーそっくりの悪人顔みたな写真が掲載されており、私は思わずMSの広報担当は、いろいろ苦労があるなと思いました。
MSは、不幸なことに、世界で最もマーケティングの上手なAppleや、今一番勢いがあって何かと話題に事欠かないGoogleとライバル視されており、アンチMS包囲網の中で、なんとなく分が悪い状況です。Bill GatesやSteve Ballmerの発言や行動も、Steve JobsやGoogle Boysに比べて、人の気を惹くような面白みにかけて、イマイチぱっとしません。
このFortuneの記事の中で、「Do you have an iPod?」という質問に対して、Ballmerは「自分も自分の子供たちも持っていない」、と答えて、さらに
「I've got my kids brainwashed: You don't use Google, and you don't use an iPod(子供たちに対して、GoogleとiPodを使うな、という洗脳をしなければならない)」と答えています。
私は、この言葉を見て、「ここまで言わなくてもいいのに、これだから、アンチMS的な声が起きやすいんだ」と実感しました。彼は当然トップの人間としてメ ディアトレーニングを受けていると思いますが、MSのパブリックイメージを考えながら、気をつけて発言しないと、さまざまなBad Mouthを生み出します。
「洗脳」という言葉も、MSのCEOとしての発言でなければ、ジョークとして受け取れますが、この記事と写真のコンビネーションから生まれた読者の印象は、ちょっと「ぎょっとさせる」ものがありました。
MSのCEOの子供たちは大変ですね....