夜中の3時にマウイ島沖50海里で、およそ35ノットの強風に見舞われ、ジャイブを繰り返して、メインマストが折れてしまいました。そのため、モーターエ ンジンによって、翌朝カフルイの商業港に緊急帰港しました。事故が起きた時点では、ホノルルの湾岸警備隊に連絡を取り、最悪の状態を予想して、緊急体制に 入るほどの状況でした。もしあと1日早くこれが起こったならば、セールボートを捨てて、救助を仰ぐ結果になったと思います。6人のクルーメンバーは怪我も なく、無事に陸(おか)に上がれたことに、ひたすら感謝しています。
カフルイに近づくと、イルカたちがボートの周囲を取り囲み、太古のPolynesianが受けた同じ歓迎をうけることになりました。水先案内人のイルカたちは、本当に楽しげにジャンプしたり、潜ったりして、私たちと遊びたがっていました。