1日目にロッジに到着して、なんだか息苦しく、さらに夕方から深夜にかけて頭痛に襲われ、普段こういう状態になったことのない私は、これはなんなんだろ う?と思いながら、のたうち回っていました。翌朝、夫も頭痛がすると言いだし、2人でやっと一種の高山病にかかったことに気がつきました。
海抜7760フィート、山頂は11000フィートのSnowbirdは、メートルに直すと、2365.25mとなり(山頂3352.80m)、普段海抜ゼ ロの地域に住んでいる私が、いきなり富士山(山頂3776m)の5合目に来てしまったことになります。Snowbirdの山頂は富士山に匹敵するほどの高 さで、もちろん雪もまだ残っており、思いもよらないこの極端な垂直移動で、私は珍しくすっかり参ってしまいました。
船酔いは、水平線をじっと見て風にあたっていると直りますが、山の場合は下山しない限り症状が良くならないので、頭痛薬でその場を何とかしのぎました。
周囲を見回すと、私たち以外は、子供から大人まで、ライブミュージックや1000フィートを一気に下降するZipRiderや、ボブスレーのようなAlpine Slideで、元気に楽しんでおり、他の人は、この高所でのアクティビティが平気なようでした。いつもでしたら、真っ先にそういう乗り物に乗りたがる私は、今度来るときは、携帯用の酸素補給器を持参すると決めて、ぐったりしていました。
私たちのような、海抜ゼロ居住者は、O2 Bar(酸素補給バー)が必要だと、つくづく実感しました。