Piper Jaffray & Co.のアナリストのGene Munsterが、この買収を以下のように表現しています。私はこの言い方が、今のGoogleの勢いと巨大化する現状の感じをよく表しているので、気に入っています。
"The 800-pound gorilla just put on 50 pounds,"said. "It's bringing the world of advertising on the Internet to the next level."
米国では巨人を表現する際に、よくこの「800ポンドのゴリラ」という言いかたをしますが、確かに、Googleは288億ドル(3兆4,560億円)のオンライン広告市場で、このお買い物で、一気にライバルのMSやYahooに差をつける、すばやい動きを見せています。
Billionという巨額の数字になると、私のイマジネーションは、すっかり働くなくなりますが、この買収劇で、一番儲かったのは、サンフランシスコのprivate equity会社のHellman & Friedmanです。2005年に、彼らは11億ドル(1,320億円)でDoubleClickを買収していますので、その差額は20億ドル(2,400億円)という、とんでもない金額です。やはり、お金を動かすことを専門にしている会社は、儲け方が半端じゃない。これは実感します。
(1ドル=120円)