サンフランシスコ・ベイエリアは、湿度もなく、海風が吹くので、極端に気温が上がらないため、家庭には通常冷房がなく、暑ければ窓を開ければよいという快適なライフスタイルで過ごせます。それが、昨日・今日のように、100度(摂氏37.7度)近くなると、さすがに窓を開けても気温は下がらず、扇風機をかけて、生暖かい風を冷たく感じるようにしているだけです。救いは湿度がないので、体温以上に気温が上がっても、日本のような蒸し暑さで汗をかくというのがないだけ、まだましだと思います。夏場でも年に3日ぐらい、夜も気温が下がらず暑くてしんどい日がありますが、今回のように5月にこうしたヒートが訪れるのは、ちょっと異常です。
2年連続で冬と春の雨が少なかったことによって、すでに水の使用制限が出ており、芝生の水撒き、洗車は禁止されており、各家庭は水の使用量が昨年同月より上回った場合には、追加で料金を払うという罰則も用意されており、今年は厳しく水の制限をしていかないといけない状況です。過去15年ぐらいは、雨がかなり降っていたので、この水不足というカリフォルニアの課題は、ベイエリアでは多少みんなの意識から落ちていましたが、今年はそうは行かない深刻な状況です。
うちの前庭は、かなりの広さの芝生があり、これに夏場は水をまかないとすぐにブラウンに変色して枯れてきてしまいます。芝生は、水をかなり必要とするものなので、このカリフォルニアの風土に合わないという議論は、環境保護の人たち以外からも発言されています。我が家も、この議論はずいぶんしていますが、資金の余裕がないために、前のオーナーが植えた庭の芝生をネイティブのプラント(水を極端にやらなくても土壌にあったものであればそれなり育つ)に植え替えるプランはまだ実行に移せていません。来年以降も、水不足の問題は継続するようなので、我が家も真剣にこれに取り組むべき時が来たようです。
しかし、「あつーい」、このままでは、アタマがボワーンとして、まともな仕事が出来ません。日本はすでに土曜日ですし、エネルギーの無駄になるので、私は、足を冷やしにビーチに向かいます。ベイの水は、いつも冷たいので...