今日は、サンフランシスコベイエリアの13回目の「Bike to Work(自転車で職場に行こう)」の日です。
地下鉄のBARTの駅、フェリー乗り場、バイクショップなどに、191の「Energizer Stations(エネルギー補給ステーション)」が設置されて、無料で、コーヒー、ジュース、ベーグル、エネルギーバーなど、バイカーに自転車をこぐためのエネルギーを補給します。
今日は推定10万人がバイカーとして職場まで、自転車をこぐと予想されており、1ガロンが4ドルまで跳ね上がり、空気汚染および化石燃料消費につながる自動車に代わって、自転車で通勤することは、「エコフレンドリー」として暮らすための大きなステップです。また、肥満が大きな問題となっている米国で、自転車で行動することは、健康のためにも非常によく、我が家も週末は夫と2人で、自転車で動き回っていますが、自転車に乗ること自体が非常に楽しく、まるで子供時代に戻ったみたいな感じで、1挙3得です。
日本と違って、公共の交通機関が発達していない米国では、地下鉄や列車の駅まで行くにも、距離があるためクルマを運転しながら駅まで行くのが普通で、自転車通勤が可能な人は非常に限られています。そんな状況下ですが、どこまで「Green(エコフレンドリー)」になるかが、今年の米国民の大きな関心事で、企業もどんどん自転車利用を奨励する施策を奨励しています。
Google(グーグル)の「エコフレンドリー志向」は有名ですが、自転車通勤を大いに奨励しています。「Business Week(ビジネスウィーク5/21号)」によれば、、社員をピックアップするシャトルバスには、自転車用のラックはもちろん用意されていますし、毎月自転車修理のクラスも設けたり、自転車通勤を20日間実施すると、100ドルを自転車通勤者の選択したチャリティに寄付したり、さらにシャトルバスのないヨーロッパでは、1000台以上の無料自転車を社員に提供したりと、さまざまなカタチで自転車通勤を奨励しています。マイクロソフトの共同創設者で、チャリティ事業を多く手がける億万長者のPaul Allen(ポール・アレン)は、自身のビジネスおよびチャリティプロジェクトを管理する会社Vulcan(ヴァルカン)で、自転車通勤、あるいはクルマで通勤しない人に対して、毎月100ドルのチェックを送っています。
うちの夫が勤務する会社でも、自転車購入や既存の自転車の修理代として、社員に200ドルを渡して、自転車活用(彼の会社は船舶の修理をする会社で、シップヤード内の移動に自転車が利用されています)を、大いに奨励しています。夫のように、会社まで自転車で30分で通える人は、稀ですが、さまざまなところで、エコフレンドリーな自転車活用が始まっています。
さあ、週末はまたアイランドを、自転車で走り回るぞ。