11月も今日で終わりですが、今月もブログレス状態で、ブログをきちんと書いていない罪悪感で一杯です。そんな情けない私が、これだけは絶対にブログに書こうと思っていた「或るコト」を今から書きます。 それは10月28日(土)の朝、サンフランシスコ空港で起きました。その日は、日本出張のために、夫に空港まで送ってもらい、ANAのカウンターでチェックインを済ませた後、2人で朝食をとっていました。 私が中座した後テーブルに戻ると、夫は「ひさみ、あそこを見てご覧。ダライラマの一行だよ!」と叫びました。私は「そんなわけないよ。ダライラマだったら、もっと物々しい一行で、こんなパブリックが近づけるところに出てこないよ。」と反論しましたが、彼はすでに近くで見て確認したと言い切ります。その言葉につられて、私は近くまで行って、彼の顔を見ましたが、ほとんどそっくりというぐらいダライラマに似ていましたが、微妙に違う気がして、「似ているけど、本物ではない」と言い張りました。夫は「信じないのは君の勝手だけど、彼はダライラマだよ。みんな彼と会えるチャンスは2度とないから、バンバン写真を撮っているよ」という言葉を聞いて、思わず「そうか、私も写真を撮ろう」と、立ち去ろうとするチベット僧の一行のもとに駆け寄りました。 しかし、どうやっても彼の顔を撮ることはできませんでした。何度もシャッターを押すのですが、なぜか彼はあらゆる人たちによって、隠れてしまい、彼の顔の写真を一枚も撮ることができませんでした。これがその時の証拠写真です。 夫は、そんな私の悪戦苦闘を遠くで眺めながら、にやにや笑って「これがダライラマのパワーだよ。君は彼をダライラマとして信じないで、半信半疑のまま、写真を撮ろうとしたから、一枚も撮影できなかった。これで、君も彼が本物だとわかったでしょう?」と、説明していました。 確かに、これは非常に奇妙な経験です。 その後私は、ダライラマが10/28にサンフランシスコにいたかどうかを確認すべく、検索しましたが、彼が11/1に広島国際平和会議で講演している事実を突き止めましたが、成田到着は10/30でした。私が10/28にSFから出発して10/29に成田に入ったことを考えると、彼が28日SFにいた可能性は薄いと思っています。ただし、彼が10/28と10/29の2日間どこにいたかは検索できなかったので、彼が28日SFにいた可能性は決してゼロでありません。 そんなダライラマのスーパーパワーを経験した私は、彼がダライラマに選ばれた不思議な経緯や中国の弾圧を逃れるストーリーなど、さまざまな彼にまつわるストーリーをウェブサイトで読んで、改めて聖なるダライラマに感服しました。この経験は、私にダライラマとチベットを考える機会を与えらるために、起きた、そう、実感しています。やはり、彼は聖なるダライラマです。次回はきっと私でも写真が撮れるはずです。 |
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大柴ひさみ日米両国でビジネス・マーケティング活動を、マーケターとして、消費者として実践してきた大柴ひさみが語る「リアルな米国ビジネス&マーケティングのInsight」 Categories
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