昨年の8月以来、毎日50万人の新たなメンバーが加わるFacebookは、この巨大なユーザのサイトを支えるだけでも、大変な金額を必要とします。TechCrunchによれば、Facebookは毎月2000万ドル(20億円)のキャッシュを必要としており、このままの成長を続けると2年以内にキャッシュをすべて失ってしまうと予測しています。2009年のFacebookの収入予測は、以下のように各々の企業によって数字が異なりますが、TechCrunchは、3月27日の時点でFacebookは、3億ドル(300億円)のキャッシュがあると確認しています。
- eMarketerによるFacebookの2009年の収入予測:2億3000万ドル(230億円)
- TechCrunchによるFacebookの2009年の収入予測:3億ドル(300億円)
- Facebook自社内の2009年の収入予測:4億ドル(400億円)
昨年のマイクロソフトのFacebookの査定評価額は150億ドル(1兆5000億円)でしたが、TechCrunchの今日の記事によれば、General Atlanticはどうやら金額を大分落として、40億ドル(4000億円)という査定をしたようです。GoogleがFacebook買収に興味を示した時に金額は、20億ドル(2000億円)でしたから、それでも倍の評価額です。
IPOを狙っているFacebookにとって、それまでの繋ぎ資金として、投資はウエルカムです。General Atlanticから資金が入ると、まずはインディペンデントのまま、この「ridiculous growth(馬鹿げたともいえるほどの成長)」を維持できるので、資金調達は必要なんだと思います。
我が家も子供たちは、私が出す通常のeメールには全然返事をせず、Facebookを通して、メールしたり、写真のアップデイトをしており、Facebookの「Utility(ユーティリティ:水道や電気のように生活に必要不可欠なもの)」としての役割はかなり大きいものがあります。私はFacebookが存在しなくて何ともありませんが、そうじゃない人が2億人以上もいるとなると、これは大きな問題です。