多くの人が認めるところですが、Obama(オバマ)とClinton(クリントン)に対する印象は、「Likable」という言葉で分けられると思います。オバマの場合は、誰もが好ましく思うパーソナリティとアプローチで、反対政党の共和党も含めて、彼は好ましい人柄として評価されています。反対にクリントンに対して、「Likable」という言葉を使う人は滅多にいません。彼女はディベイトの中で、司会者から、調査によるとクリントンはオバマほどLikableではないけれども、それに対してどう思う?と質問されて、「それは確かに私の感情を傷つけている。でもそれを超えるように努力しているし、確かにオバマは非常にLikableだけれども、自分もそんなに言われるほど悪くはない」と答えています。
この言葉は今後キーとなりそうです。クリントンには「Hillary Haters」と呼ばれる人たちがいるように、アンチヒラリーの数が多いのが現実です。今回の大統領候補選挙は、インディペンデント(無党派層)と呼ばれる人たちの投票がキャスティングボートを握っています。オバマの「Likable」な要素はここでも大きな意味を持つような気がします。
ニューハンプシャーの先週の金曜日から週末にかけて行われた最新のUSA Today & Galluopの調査では、12月の調査ではオバマとクリントンは32%で同率でしたが、今回は以下のようにオバマが13ポイントリードする結果となっています。
- オバマ41%
- クリントン28%
- エドワーズ19%
- マケイン34%
- ロムニー30%
- ハッカビー13%
- ジュリアーニ8%
マケインもインディペンデントが支持しやすい「Likable」で「Reasonable」な要素を持っており、45%のインディペンデントの投票者を抱える、ニューハンプシャーの明日の投票は「Super Duper Tuesday (Tsunami Tuseday: 今年は2/5(火)で、民主党・共和党の両党が全米24州で同時に投票する日」への影響が非常に大きくなると予想されます。
明日、オバマとマケインが勝った時に、来月(2/5)には、大きな津波が起こります。明日のニューハンプシャーは見逃せません。