私も連載している日経BPのオンラインサイトで、日下さんが「天皇に伝わるヒメの仕事、ヒコの仕事」というコラムを書いています。ここで日下さんは、建築家から民俗学研究者となられた上田篤さんの著書「一万年の天皇」を、非常にわかりやすく解説してくれています。以前から、日本と天皇の関係を考えていた私にとって、非常に納得がいく流れで、今まで疑問に思っていたことの答えが見えたような気がします。
- 1万年前、日本がまだ大陸とつながっていた時に、ナウマン象と一緒にその後の日本人になる人が入ってきたこと。
- 縄文時代の女性が火の見張り番として「火継ぎ」の役割を担っていて、それが「ひつぎのみこ=天皇」の原型であること。
- 海の民(海民)の存在
- 沖縄に残る「卑弥呼」の役割の女性
- 戦乱時代以降に「天皇がミカド=男性」になったこと
日下さんのコラムは、平易な表現で、バッシっとキモをまとめている、非常に優れたコラムです。次回の日本出張時には、必ずこの「一万年の天皇」を、買います。