今日、改めてオバマキャンペーンの政治献金を見ましたが、相変わらずとんでもないほどの勢いで、多くの個人献金を集めています。
- 4月の政治献金:3130万ドル(32億8650万円)
- 94%:200ドル(2万1000円)以下
- 52%:25ドル(2625円)以下
- 4月の新しい個人献金者:20万人
- 2008年の現在までの合計:1億6700万ドル(175億3500万円)
- 2700年から現在までの合計:2億6800万ドル(281億4000万円)
こういう数字を見るたびに、完全にオバマキャンペーンは、政治の歴史を塗り替えていると実感します。おとといのオレゴン州のポートランドに7万5000人が集まった写真が、いみじくもすべてを物語っていますが、今、米国では「Obama Revolution(オバマ革命)」ともいうべき現象が進行中で、「政治がセクシー」になっています。何百万人の人々が新たに民主党に登録して、政治に参加しようと強く望んでいます。これは、長い間の政治や政治家不信といったシニカルな態度の人たちの情熱に火をつけて、年齢・性別・人種を超えて、みんなが参加すべく、すでに行動を起しています。クリントンとオバマの長い闘いは、リアリティTV以上に多くのドラマを生んでおり、毎日新しい何かを期待して、多くの人々の目をレースに釘付けにしています。
オバマは、19日にモンタナにあるインディアン居留区に訪れて、Crow Nationと呼ばれるネイティブアメリカンの部族から、新たな名前をもらいました。
「Barack Black Eagle(バラク・ブラック・イーグル)」です。この部族の「Hartford & Mary Black Eagle」という名前の夫婦が、彼の新たな両親となり、彼にネイティブアメリカンの名前「ブラックイーグル(黒い鷲)」という名前を授けました。
オバマは、米国の歴史の中で迫害・無視され続けてきた「Native Americans(ネイティブアメリカン)」を、「the First Americans(最初のアメリカ人)」と呼んで、インディアン居留区の問題への取り組みを、真剣に親身になって語っています。インディアン居留区への2回も訪問することは、従来の大統領候補では考えにくいことで、オバマのアメリカへの視線の違いを感じます。
「黒い鷲」の別名を持つ米国大統領、これはかなり「Cool」なことです。すでに、YouTubeのコメント欄には「President Black Eagle!」という呼びかけがあり、どうやら「山は動きそう」な感じです。