そんなBlack Fridayの早朝ショッピングに出かけるために、午前2時25分にTiger Woods(タイガー・ウッズ)は自宅を出たとは思えませんが、彼はこの深夜自宅前でクルマの事故を起こして、病院に運ばれています。最初はシリアスな怪我という報道もでていましたが、その後、軽症で自宅に戻ったということで、ファンおよびゴルフ関係者はホッと一息ついたようです。ただし、その後はこの事件は様々な噂を伴って迷走し始めています。当初警察の発表では、アルコールは絡んでおらず、タイガーは自宅そばで衝突した際に、妻がゴルフクラブでクルマの窓を叩き壊して、彼を救出したと報道されていました。ところ、すぐにゴシップサイトがタイガーの浮気による夫婦喧嘩が原因で、ウッズの妻は彼を助けるためにゴルフクラブを持ち出したのではなく、彼が口論の末にクルマで外出する後を追って、クラブでクルマを叩き始めたために、タイガーが運転を誤ったという報道がでています。すでに妻は警察への事情説明の話を変えているということなので、まだ真相は良くわかりませんが、深夜2時にクルマで出かけるということ自体、何か尋常ではないことが起きたのは推察できます。
昨日はまたホワイトハウスのシークレットサービスは、Sate Dinnerの「招かれざる客」であったMichaele SalahiとTareq Salahiの2人のカップルが警備をかいくぐって晩餐会に出席して、大統領夫妻に挨拶までしたことを確認し、職務上恥ずべきコトとして失敗を認めています。2人はオバマ政権の初の重要なパーティの「Party Crashers(招待されていない人が何食わぬ顔でパーティに参加して飲食する)」となり、MichaeleはすでにFacebookにSate Dinnerの写真まで載せています。今のところ、犯罪になる可能性は低いということですが、 オバマ政権およびシークレットサービスにとってはとんでもない汚点で、インド首相夫妻との友好を深めて成功した晩餐会という評価を落とす結果となっています。特に米国の要人が集ったホワイトハウスに、Party Crasherが入れるということは、その警備に大きな問題があるということで、大統領の生命の危険も含めて、非常にまずい事態です。
さらにこの2人は、ケーブルTVのBravoの新しいリアリティTV番組「The Real Housewives of D.C.」の出演準備をしていて、カメラを回していたと報道されており、またしてもメディアカバレッジやPRのための演出ということにもなり、ますます低下する米国のモラルの酷さを実感します。「Balloon Boy(バルーンボーイ)」と呼ばれて、息子が気球に乗ったと警察に虚偽の通報してパブリティ効果を狙ったリアリティTV関係者の事件も含めて、最近の「15分間の名声」を求める人たちが巻き起こす事件はちょっと度を越えています。
しかし、Black Fridayは、まずまずの滑り出して、小売業にとっては、幸先の良いホリディショッピングの幕開けです。消費者もちょっとの間は厳しい経済環境を忘れて、買い物を楽しむ余裕が出てきたようです。