確かに、Yahooのヴォイスチャットと比べて、音質の差が格段に違って、非常にクリアで、思わずIP Phoneのイメージが大きく変わりました。
思えば、2003年にSkypeが、P2Pのファイルシェアリングサービスの「KaZaA」の創設者のNiklas ZennströmとJanus Friisによって、はじめられて以来、話題には事欠かない会社です。当時、2人の創設者たちは、音楽著作権の問題で揉めている最中で、彼らは居所を隠して、秘密裏にSkypeのビジネスをはぐくんでいた、そんなことを思い出しました。
9月eBayに26億ドル(およ そ2,860億円)で買収されたSkypeは、著名なInvestor (Draper Fisher Jurvetson, Index Ventures, Bessemer Venture Partners and Mangrove Capital Partners)や大手企業のバックアップで、一気にビジネスを拡大しています。世界中で2億1,529万2,806人がすでにダウンロードした理由も (12月5日現在)、私のように、知人友人がSkype Userで、彼らからの説得が、もっとも効果的な推奨となるので、急速に広まるのは当然だと実感しています。
すでに2.0 Editionで無料のヴィデオコールも可能になっており、P2P (Peer to Peer) で、自分が信頼する人たちとのコミュニケーションが、音声とヴィデオ両方ともフリーでできるメリットは、今後のSkypeのビジネスの発展的な可能性を示唆しています。
やはり、人は人と直接コネクトしたい気持ちが強く、それが高品質でさらに廉価(あるいは無料)であるならば、水が低いところに流れるように、人は惹かれていきます。
「しかし、いいのか、こんなにすべてが簡単にできて?」と、ふっと怖いような想いがよぎるのは、テクノロジーに依存しすぎている私の日常生活への反省なのかもしれません。