
普段はCMが入ると、他のチャネルに変える私が、昨日は逆で、フットボウル自体に興味がまったくないため、CMからゲームに変わると他の番組にスイッチするという逆TIVO状態で、だらだらとカウチポテトしてしまいました。
それでも、CMを見るためにTVを見るという状態は耐えがたく、途中でカウチで眠りこけてしまいました。夫がちょうどPrince(プリンス)のハーフタイムショウの時間に仕事から戻り、2人で後半を見ましたが、何だかちっとも面白くなく、途中でCMを見ることもあきらめてしまいました。夫には、「明日の朝、YouTubeでみるから、もういいや」と言って、マーケティングのプロとして、ライブでスーパーボウルのCMを見ることを放棄してしまいました。
結果、今日は朝から全部のCMをYouTubeで見ましたが、49本もあるので、見るだけでも、なんだかんだ30分はかかりました。このページでは、ユーザの投票が、今行われています。明日の火曜日に人気CMのランキングがYouTubeのホームページで発表されますので、参加したい方はぜひ投票してください。
私は、個人的には、DoritosのCGC (Consumer Generated Commercial:消費者制作コマーシャル)である#22「Check Out Girl」が、奇を衒ってなくて、シンプルでわかりやすく製品をダイレクトに訴求していて、好きです(ドリトスは一般からCMを募集して、今回のスーパーボウルでオンエアするCGCコンテストを実施しています)。特にこのCMのチェッカー役の女性の表情に妙なリアリティとユーモアがあって、かなり気にいっています。
他のいろいろなCMは、結構手を変え品を変えて制作していますが、マンネリ化したコンセプトや懲りすぎてかったるい感じのものや、また極端にEdgy(とんがりすぎている)で、何だかちっとも楽しめず、結構がっかりしました。ただ、私はスーパーボウルのターゲットオーディエンスではないので、実際のターゲットの反応をチェックしないと、何ともいえませんが、これは、また仕事がらみでフォローアップします。
YouTube時代の消費者は、いつでも、どこでも「オンエア」されたものを、見られるので、それは非常に便利ですが、なんだか「ライブ」の感動がなく、むなしく感じるのは、私だけなのか?と、今朝は自問自答しています。
ゴールデンゲイトにQM2を迎えにいった400艘のセールボートのように、私たちも、233年前、西洋の船が初めてサンフランシスコ湾に入って以来最大の船QM2を見に行けばよかったと、今朝は結構「レバタラ」状態です。