また少なくとも、大統領が共和党の言い分に聴く耳を持って、彼らの陣地に出かけたことはポイントで、さらにホワイトハウスがかなりプッシュして、TVカメラが入ったことが成功の要因です。このC-Spanの放送の良さは、そこには政治評論家やTVレポーターといったバイヤスがかかる人たちが存在しない点です。最近のケーブルTVが「ゴングショウ」的で、極端な政治志向に走りやすい中で、ありのままの政治家の姿が映し出されるC-Spanは、視聴者が自分で目で見たことを、自分のアタマで考えることができます。
「密室の中の政治」とは古臭い言葉ですが、民主党が「ヘルスケアのリフォームの論議」で共和党を締め出して、密室で話し合ったことは多くの批判を呼びました。オバマ政権が打ち出す「政治の透明性」を強化する上でも、このC-Span的な作りこみのないカメラを入れて、国民にありのままを見せのは、信頼の獲得の上でも好ましいと思います。