そんな日々を送る私ですが、最近YouTubeの新たなベネフィットに気がつきました。自称「カラオケ効果」と呼んでいますが、多くの日本の昔の音楽ヴィデオや番組が投稿されているのに気がついた私は、ちょっとした気分転換に、懐かしいグループサウンズ(GS) の歌を大声で歌っています。すでに日本を離れて12年も経つ私は、最近の日本の曲は一切わかりませんが、10代の時に覚えた曲は、歌詞がなくてもソラで歌えることに気がつき、普段日本語で歌う機会のないので、ここぞとばかりに、大声を張り上げて歌っています。もちろん、部屋のドアを閉めて、他の人に迷惑がかからないようにして、歌っていますが、ヤー、よくいろんな曲が出てくるものだと、感心しています。
著作権問題もあると思いますが、1950年代、60年代、70年代の古い映像が驚くほどの数でアップロードされており、よくみんなこういったヴィデオを持っているなと、驚いています。私はそうした古い音楽ヴィデオへの日本人以外の人たちのコメントを読むのが好きで、その当時の日本の音楽シーンを知らない外国人たちの視点は、読んでて、非常に興味深いものがあります。最近の驚きは、1969年にブルーコメッツが、エド・サリバンショウに出演して、「ブルーシャトウ」を歌っているヴィデオです。イントロは琴をあしらって、米国人向けに英語で歌っていますが、後半は日本語に切り替えて、「ブルーシャトウ」を絶叫しており、若くて元気な「ブルコメ」は大いに楽しめました。
ブルコメは、別ですが、今さらながらに気がつきましたが、昔のグループサウンズ(GS)の曲は、やけにスローで、こんなに遅かったけ?と自問自答しています。
ちょっと別件ですが、今シリコンバレーで大いに受けているヴィデオは、Web 2.0を皮肉った音楽ヴィデオで、歌詞と映像は一興です。Facebookの投資家のPeter Thiel が10月31日に「テクノロジーにはバブルがない」と言った言葉から始まって、ノリのいい曲は、ゲラゲラ笑わしてくれます。ヴィデオは「なんでもブログしよう」と言っていますので、私もついついブログしています。12/3に投稿されて、一週間(12/10)たって、63万2955回のビューがすでにあります。バイラル化しています。
落語の「饅頭怖い」ではありませんが、「YouTube怖い」ということを日々実感します。カラオケにもなるYouTubeは、まったく新しいメディアです。