- 2010年の米国モバイル広告費は5億9300万ドル(43%増)、2013年15億6000万ドルとおよそ3倍になると予測。アップルのiAdプログラムはどこまで食い込めるかな? iTunesがつくるターゲットモバイル広告はかなり絞り込めるから http://bit.ly/9jp7V8
- ファッションデザインの民主化ね、確かにソーシャルネットワークを使った、ユーザのデザイン選択は有り得る。インディデザイナーの応援にもなる。1980万ドルの投資が入って、SFにオフィスを構えるModCloth。http://bit.ly/bNqs1m
- 日本語がモラルハザードとなって閉じた世界となってしまう危険性を指摘。必読のブログ⇒日本語で表現している私たちは、いわば「ローカル・リーグ」の中で闘っているのであって http://bit.ly/9qRet9
- 自分のコラムのPRです⇒RT @nikkei_netma NETMarketing Online昨日のアクセス1位は、大柴ひさみさんの「Facebookのマーケティング活用、成功のカギは長期的なファンとの関係構築」でした。 http://onc.li/alZZCq
- FastCompanyのBoguskyに関する記事 http://www.fastcompany.com/1666276/alex-bogusky-crispin-porter-miles-nadal-mdc-unrequited-love?nav=inform-rl
- BoguskyがFastCompanyの記事に対して反論「広告から離れたけど友人でもあるMilesから離れた訳ではない」と。簡潔にセンセーショナルなフレイバーをつけるソーシャルメディアへの批判も軽く触れている⇒http://post.ly/m7js
- 『ウエブの建国の父トップ10』リスト:あの若きMarc Andreessen随分ふけちゃったなあ…RT @mashable The 10 Founding Fathers of the Web http://bit.ly/dai4xd
- プリンスだから言えること「インターネットは終わった」。新アルバム20TENはデイリーミラーを含む紙の購読者にCDとして販売される。RT Prince: “The Internet Is Over” http://bit.ly/ainRwS #20ten #internet
- カリフォルニア州知事選挙:個人資産9100万ドル(91億円)投下した共和党のWhitmanは民主党のBrownとデッドイーブン。マスターカードの広告はお金で買えないものがあると言ったけど、どうやら州知事の椅子は買えそう(笑) http://bit.ly/bWZevs
- クラウドソーシングと言ってしまうところがキャッチー(笑RT @rww Crowdsourcing Goes Hollywood with YouTube's 'Life in a Day' Project http://bit.ly/9TC0Gt #crowdsourcing
- Twitterの広告第3弾「Earlybird」が登場。広告主はエクスクルーシブなディールやイベントなどをオファーする。要チェック。 Los Angeles Times http://bit.ly/99qu0Z
- TwitterのCEOによれば、Twitterの1日の検索クエリは4月から33%増で6億から8億にまで上昇。リアルタイムサーチはまさにホット。http://bit.ly/b9nyyy #biz-stone #google #search
- リドリー・スコット+YouTube+サンダンス+LG="Life in A day" on 7/24。さてどのくらいの規模でUGF(User Generated Film) がアップロードされるか? RT http://bit.ly/caDkUJ #ridley-scott
- ちょっと煽っている感じかな。データメモ:Facebookと若者の関係 RT @mashable The First Thing Young Women Do in the Morning: Check Fac.. http://bit.ly/cd7sZB #facebook
- iPhone 4 international improvements http://bit.ly/baQAAF
- 予想しにくい世界のトップ11のクリーンビーチ(水質)。オイルスピンがしんどいけど、べイエリアのStinson Beachも入っている。あそこは写真の通り、綺麗です。http://huff.to/b3rkGD Huffpost -
- リメイクしてほしい名車8選:史上最も美しい車は1966-1973年に750台作られた『Lamborghini Miura』らしい。フゥー。綺麗です。http://wiredvision.jp/news/201007/2010070623.html (@wiredvision)
- アップル内のiPadと他の製品とのセールスのカニバリズム:Macはリテールセールスは37%増で好調、iPodに多少影響が出ているけど、アップルのビジネス全体では問題がないとのこと。ビジネス戦略の判断がお上手なのかしら? http://bit.ly/9rVw50
- 「知の探検家」梅棹忠夫さん90歳大往生:「女が封建武士=サラリーマン型の妻をやめ社会的な職業を持つべきだという『「妻無用論』を1959年唱える。『情報産業』という造語を作りだした『知の巨人』。合掌と感謝しかない。常識を打ち破れ。http://bit.ly/bcLiTT
- News CorpがMySpaceを売却するのはすぐ?ルパート・マードックはMySpaceを7億ドルで売りたがっているらしい。かつてはSNSの王者で世界に君臨したのにちょっと落ちるとすぐに売却。大企業に飲み込まれた宿命か。http://bit.ly/9mWG8b
- 日本の医師、手術のアシストにiPad使用。芥川龍之介の言った「日本のつくりかえる力」をふと思い出す。RT @WiredUK Japanese doctor uses iPad to assist surgery http://bit.ly/duooIb
- 昨日60minuteで久しぶりにJack Hornerと「B. Rex」を見る。15年前にバークレイの古生物学部主催のT Rex落成パーティで会ってるけど相変わらず元気。恐竜好きな私にとって鳥と恐竜をつなぐB Rexは大興奮。http://youtu.be/AeYhUUFDiF8
- @boguskyの「請求できない1週間のタイムシート」。80時間のソウルサーチングと40時間の睡眠。Beautifulで切ない表現。言葉をCareする人のTweet。重い。
私が過去3日間、気になったことや面白いと思ったことを、逆時系列で記します。
家族のReunionで4州(カリフォルニア、ネバダ、ユタ、アリゾナ)合計3033kmをクルマで駆け抜けました。以下はその後に立ち寄ったグランドキャニオンのTweetsです。実際にグランドキャニオンに行く途中と到着後もiPhoneのシグナルが届かず、「グランドキャニオンなう」のTweetはライブでできませんでした。アメリカはめちゃくちゃ大きくて広い大陸です。そんなもんかと思っています。
今週、私が感じたことや関心を持ったことのTweetsのまとめ(抜粋)。逆時系列で以下に並べてみます。
3日間のad:tech sfも無事に終了。すでに期間中からTweetsはしていますが(ハッシュタグ#atsjで検索できます)、写真(D2Cのよる撮影写真)は、まだ見ていない方もいると思いますので、アップロードします。 その後、真打の日本コカコーラの江端さんとD2Cの藤田社長がプレゼンしました。江端さんのプレゼンのポイントは以下です。豊富なデータと事例を駆使して、日本の先進性を大いにアピール。
テレないで「Have a fun」の気持ちになりましょう。そんなことを、今回のad:techで感じました。 「Just do it」=「やってみなはれ(サントリーの佐治さんの言葉)」だと思います。 このセッションは米国の先を行く、日本のモバイルマーケティングの事例を紹介するもので、私が冒頭に以下の寿司を例にとって日米の文化的な違いを説明しました。料理セッションのように見えますが(笑)、緊張を解くために、アイスブレイクとしてみんなの気分を和らげました。
宣伝会議のセミナーやその他各企業や団体で行った4つのセミナー同様、JaM Media Sessionも好評でした。皆さんの質問も相変わらず活発で、またセッションの実況中継のTweetもあり、みんなエンジョイしたようです。このセッションのハッシュタッグは「#JMS5」で、東急エージェンシーの菊井さんの絶妙なTweetで、かなりブレイクしたみたいです。セッションの中身を参加者の1人のそういちさんがブログでまとめてくれていますので、ぜひご覧ください。私のセッションの発言で最も盛り上がったのは「女の子は4回ぐらい誘われると興味がなくても1回ぐらいデートしてあげようという気になる、3回じゃだめ」というもので、Tweetで一番RTが多かったようです(ちなみにこれは経験に基づく真理です、笑)。 セッション終了後も、また米国に戻ってきてからも、Tweetだけはどんどんしていました。その中で最も興味深かったのは自分のちょっとキャッチーなTweetに、さまざまな反応が起きた点です。自分は意図的にキャッチーにしたわけではなく、セミナーやブログでは言いにくい直感的で本音的なものをTweetしただけですが、結果、多くの人たちのRTやおのおのの意見やコメントを生み、思いもよらぬ広がりが生まれました。F2Fで会う人たちは、職業柄どうしても自分が属するコミュニティ(私の場合はマーケティングや広告の世界)の方が多くなります。ただし、Twitter上では思いもかけない世界やコミュニティの方が、私のTweetにインタラクトして、普段知るよしもない方たちとフラットに会話をすることが可能です。もちろん、私は返信やRTする場合は、相手のTweetを読んで、どんな人で信頼に足るのかという部分を見てから、返信しています。ですので、闇雲にまるっきり知らない人とおしゃべりしている訳でありません。同様なことはフォローする時の基準も然りで、私はフォローする場合その人のTweetを継続的に読みたいと思ってフォローするので、残念ながら自分にフォローされた方を全てフォローできるほどの余裕がありません。 米国でもすでにフォロワーズの数云々で、その人の影響力を測定するのは適切ではないという意見が主流です。むしろソーシャルグラフの中で、その人はどんな風に位置づけられているのかを見ることが重要で、Tweetする人のTweet数とそのRTの数をきちんと見るべきだという意見が出ていますが、私もこれには賛成です。「100万人は、単なるブロードキャスト(放送)」とよく言いますが、ニュースサイトや企業がマーケティングやビジネスのリードとしてやる場合は別にして、「会話」や「ダイアローグ」したいと思ってTwitter利用する場合は、1000人をフォローするだけでも大変だと思います。 過去1週間、自分で日本のTwitter世界をEthnography的に見て、気づいたことは年齢・性別・職業といったデモグラフィックな差異を超えて、みんな本当に140文字に収めるTweetが好きなんだという点です。米国ではソーシャルメディアでの会話は「巨大な井戸端会議」みたいなモノだとよく言われます。これは確かに英語圏では当てはまるような気がします。日本語圏では、140文字の縛りの中で、表意文字である漢字を中心に、英語の2倍以上の中身を盛り込み、さらにひらがな、カタカナなどを駆使して、見た目も絵画的に綺麗に仕上げています。英語のTweetはこの点からもみても、全ての内容を140文字に入れることの無理があり、どうしてもリード的な要素が目に付きます。日本語のTweetは、140文字で完結させるチカラをもち、さらに「言わずもが花」と言った価値観に裏打ちされて、あえて余白を使って、相手に考えさせるという、日本独特のコミュニケーションの効果が目に付きました。和歌や俳句の伝統を持つ日本人の感覚に、この140文字のTweetはよくマッチしており、連歌の流れなのか、RTを入れて、みんながつないで会話しているのが面白いと思います。 今日、自転車をこぎながら思ったのは「Twitterは今の時代の万葉集では?」といったひらめきです。『万葉集』は7世紀後半から8世紀後半にかけて編纂された最古の歌集ですが、そのユニークさは天皇から農民まで幅広い人たちの歌を集めたものという点です。また『万葉集』という書名の意味は、「葉」は「世」すなわち時代という意味があり、万世まで伝わるようにと祝賀を込めたと、ということです。日本の「Twitter」を見ていて、「言祝ぐ」というような印象を持ちました。もちろん、万葉集の中にある、防人の悲しみや恋人たちの愛の歌ばかりではなく、今のTwitterの中には生臭い会話がうようよしています。でも、実名あるいは実名に近いカタチでアカウントを持つので、多くの人たちは真剣に誠実にTweetしているような気がします。日本ではネット上の匿名性が云々されますが、このTwitterのオープン性やフラットな関係論が、その辺の胡散臭さを超えさせる、そんな予感がしました。 まだ、生まれたの赤ん坊という感じのTwitterですので、しばらくはじっくり成長を眺めて、なるべく自然な姿を見てみたいと思います。 米国に戻ってからは、冷蔵庫に食料を買い込み、篭城状態のように、自分を追い込んで、外出せずにひたすらコンピュータと向き合っていました。その間、プロポーザルやコラムなど大至急の懸案事項を片付けて、新たなプロジェクトも始まりました。また、4月にはad:tech SFへの参加も急に決まるなど、キリギリス状態(サラダばかりう食べている私を母はキリギリスと呼んでいます)で働いた甲斐がありました。昨日やっと余裕が出てきて、篭城状態から脱出して、レストランで夕食をとり、今朝は春爛漫の島を自転車で2時間駆け巡ってきました。
閑話休題。好評だった3月11日のJaM Media Sessionの写真をあげます(しかし情けないぐらい遅い更新です)。 日本出張直前で、朝から猛烈な勢いでタイプを打ちながら、セミナーPPTを作成しています。すっかりブログレス状態でスイマセン。そんな中で、思わず何をやっているのと言われるのを覚悟で、実は「書」と「俳句」の展示会のお知らせです。日本ではなく、私の住むアイランドシティAlamedaのFrank Bette Center for The Artsで、3/5-26「Haiku Mind」という俳句のショウが開催されます。出展するクリエイターは米国人が主で彼らが英語で俳句を詠みますが、私は日本語の俳句を「書」にしたためて出展しました。これは私の俳句と書を使った案内のポストカードです。 子供の頃から「書」は習っており、検定試験を受けて、一応人に教えることも可能な状態です。母から定年後にできる職として、子供の頃に「書道」を習うように言われて、私も納得して一生懸命習いました。先生にいつも「書は人なり」と言われて、今もそれを実感しています。以下は出展した5つの俳句と2つの私の好きな言葉と英語の説明です(英語の説明はビジネスパートナーの編集でネイティブチェック済み)。
ギャラリーの仲間はすっかり私の書が気に入ってくれて、この俳句のショウに限らず、いろんなテーマで書いて欲しいと言われて、すっかり私は「木登り豚状態(豚もおだてりゃ木に登る)」です。日本の文化の美しさをこちらの人により深く理解してもらえるように、地元の人と一緒になって、クリエイティブな活動をしたいと思っています。お近くにお寄りの際に、ぜひご覧ください。 2月7日のオンエアまであと1週間と迫った今年のSuper Bowl(スーパーボウル)は、およそ1億人の米国人が広告を合計65回も見ることとなる米国最大のCMフェスティバルです。今年も事前からさまざまな論議を呼んでおり、放映局のCBS は2億1300万ドル(213億円、1ドル=100円計算)の収入を見込んでいます。今年の30秒のTVCMの値段は250~280万ドル(2億5000万円~2億8000万円)で、この莫大な金額を払っても、普段は「広告から逃げる消費者」 が1年に1度「TVCMの批評家」に変身して、広告に注意を払うスーパーボウルは、やはり落とせないようです。今年はみんなTwitterを駆使して、お互いの広告批評を共有するののが必須と思われます。
23年間スーパーボウルの広告主であったペプシコは、今年はその出稿を取りやめて、社会貢献を中心とした「Pepsi Refresh Project」に2000万ドル(20億円)を使い、一般の人たちの投票によって選んだチャリティ活動を毎月130万ドル(1億3000万円)寄付していくと宣言しています。詳細は日経BPの私のコラム「米国ネットマーケティング茶話」の最新コラムにまとめていますので、ぜひご覧ください。 こうしたスーパーボウルの卒業生もいれば、復活するクライアントもいます。その一つは12年ぶりに戻ってきたインテルです。確かに、かつてはインテルの独占状態だったチップやマイクロプロセッサーの分野も競争が激化しており、ある意味でインテル・ブランドの再クレームをマスオーディエンスにしたいというのは本音でしょう。その場としてはスーパーボウルは適切なかもしれません。 すでに今朝Tweetしましたが、事前に論議を呼んでいるのが、CBSがゲイ対象のデイトサイトManCrunchの男性同士がキスするCMを、全国放送の基準に適合しないという理由で拒否した件です。すでにオンラインにこのヴィデオがあがっていますが、ゲイに対する偏見の論議を別にして、広告のレベルとしは単純すぎて、ちょっとこれはないなと思える内容です。 このManCrunchの一件は、2億8000万ドルの広告費を払う能力もないのに、否定されるのを承知でわざと論議を呼んでパブリシティ効果を狙ったという批判もあり、弱小企業のゲリラ的なマーケティング戦略の可能性もあります。すでにYouTubeでは、33万2500以上のビューもあがっており、彼らの意図はそれなりに達成されたのかもしれません。 これとは別に、米国の論議を二分する社会問題である「アンチ中絶広告」のオンエアを、CBSは許可しました。これは、反中絶を訴えるクリスチャン団体「Focus on the Family」が広告主で、生命の危険を理由に医師に中絶を薦められたが、あえてそれを押し切って出産を決意したNFLプレイヤーTim Tebowの母親が登場する「反中絶広告」です。女性の出産と中絶の選択の権利を守る女性団体からの抗議も寄せられており、母親が出産を決意した1987年のフィリピンでは中絶は違法で、違反者は6年の懲役が課せられる状況下で、医師が中絶を薦めたことは疑問だとする論議もあります。こうした事実を広告がきちんと説明しないでオンエアしたら、FTCやFCCへ訴えるという声も上がるなど、ヒートアップした論議となっています。 スーパーボウルの広告は、確かに時代を反映して、常にさまざまな論議を招いてきましたが、広告主がここで考慮しなければならないのは、視聴者がどんな気分でこの番組を見ているかという点です。マーケターとして考えると、米国民がビールやワイン片手にパーティ気分で「楽しもう」と思っている場に、いきなり「中絶」のような一言では片付かない宗教観や価値観の違いに根ざしたシビアな社会問題を持ち込むのは「場違い」であるという点と、そういう広告と視聴者は、その日は「エンゲージできない」という点です。 「場の空気を読む」 これはマーケターの最もケアしなければならない部分で、それが読めない広告主は、2億8000万ドルを無駄に使うことになります。CBSはスーパーボウルをどんな番組として位置づけているのか、経営者の立場から離れて、一消費者として考えたほうがいいと思います。子供たちが走り回る裏庭で、バーベキューでハンバーガーがグリルしているお父さんが、いきなりTV画面で「中絶問題」を見せ付けられるのはシンドイと思います。そういうシーンがスーパーボウルの典型的な場面です。それを思い描きながら、マーケティングする、これが肝要だと思います。 6月のイランの大統領選挙の際に、Twitterがイラン市民の主要なコミュニケーションツールとして活用されて、一気にグローバルな注目を浴びましたが、それを反映したせいか、News Eventsのカテゴリのトップは、ハッシュタグ付の「#iranelection(イラン選挙)」で、4位に「Iran(イラン)」、5位に「Tehran(テヘラン)」とイラン関連用語が並んでいます。これは、私にとっては意外な結果で、そこまでイラン大統領選挙でTwitterがヘビーに使われたのかと思い、思わずTwitterが果たした「コミュニケーションの民主化」を実感しました。
Peopleのカテゴリでは、トップは予想通り「Michael Jacson(マイケル・ジャクソン)」で、第2位に英国の「Britain's Got Talent」で準優勝となった「Suzan Boyle(スーザン・ボイル)」がつけて、3位には同じくAmerican Idol(アメリカンアイドル)の準優勝の「Adam Lambert(アダム・ランバート)」が入っています。スーザンは、「YouTubeセンセーション」と呼ばれて、全世界の注目を集めましたが、彼女のデビュー曲「I Dremed A Dream」は予約の段階でミリオンセラーとなり、今はビルボードを驀進中です。さらにアダムはアメリカンアイドルで初めてゲイであることをオープンにした男性です。先月のAMA受賞式で、セクシュアルなダンスで歌唱したために多くの非難を受けて、朝のトークショウの出演がキャンセルされるというスキャンダラスな存在です。オンラインで注目を集める要素としては、良くも悪くも「センセーショナルな部分」が必要で、この両極端な2人の例は、それを示唆しています。 Technologyのカテゴリでは、1位「Google Wave」、2位「Snow Leopard」、3位「Tweetdeck」、4位に「Windows 7」という順位で、Google、Apple、Twitter、Microsoftとテクノロジー業界の雄をトップ4に入ってきています。Windows 7が4位というのは、いろんな意味で中々健闘していると思えます。 おのおののカテゴリのトップ10を見ると、どれも予想可能な順当なランキングで、一般の人たちがTwitterでさまざまな検索をしていることがよくわかります。ライブでリアル検索が可能なTwitterの良さは、今年1年でどうやら実証されたようです。 先週末に米国に帰国し、今は「米国の空気感」をつかむために、大きく深呼吸している最中です。今回の3週間の日本出張は、1995年に米国に移住して以来、最長の連続した日本滞在となり、改めて「日本の生活」を見つめ直す、非常に良い経験となりました。 かつて1970年代に、国鉄(JRの旧称、当時はそう呼ばれていました)が電通と展開した「ディスカバージャパン(Discover Japan:美しい日本と私)」というキャンペーンがありました。この頃は、1970年に女性雑誌の「anan」、1971年に「non-no」」が発行されて、「アンノン族」という言葉が生まれ、当時10代だった私も含めて多くの女性たちは、倉敷、萩、津和野などの古都を訪ねて、「日本を良さを再発見する旅」に憧れました。さらに、1978年には、山口百恵の「いい日旅立ち」が国鉄のキャンペーンソングとなり、女性たちの旅への憧れは高まって、現在に続いています。 今回の3週間の日本滞在は、講演のためにもちろんホテルに泊まりましたが、縁あって普通のアパートメントに泊まり、スーパーマーケットやコンビニエンスストアに頻繁に出かけ、大学時代のゼミナールの友人たちが開いてくれた同窓会で大いにおしゃべりをして、3人のお子さんのある家族とランチをしながら遊園地で大観覧車に乗るという経験までしました。以下の写真は横浜のみなとみらいの大観覧車に乗った私と観覧者の中からみなとみらいを撮影したものです。 日経の講演や書籍発行のプロモーションで、かなり動き回っていましたが、十分、「日本の良さを再発見する時間」がありました。アパートメントの廊下であった人たちの控えめな挨拶、みなとみらい駅に向かう途中のベンチで恥かしそうな様子で手を握りながら座っている若いカップル、docomoショップで私が悩んでいた日本の携帯電話の使い方を本社に電話をかけながら一生懸命教えてくれた若い女性(見習い中というカードがありました)、横浜美術館の前の噴水で3人の小さな子供たちに「ミスト(噴水による霧)」を浴びさせていた若い5人家族、早朝港の散歩道を走るミドルエイジの男性の笑顔など、みんなが楽しげで、私は何だかとっても嬉しく「Happy」で、ことあるごとにこの気分を話しています。 「自己主張と自己表現過多」ともいうべき米国社会に14年間暮らしていて、ちょっと忘れていた「日本の控えめな優しさと思いやり」を思い出し、さらに1人1人の社会における人間としての質の高さにすっかり感動しています。普段は滅多に行けない私の従兄弟たちが経営する焼き鳥屋「おおしば(拝島2店、福生、東中上と4店あります)」にも、夫と母と3人で出かけ、座敷で胡坐をかきながら、焼き鳥をほおばり、サワーを飲んで、だんだん日本の「人の顔が見えてきました」。 短期間の出張やビジネスミーティングだけではわかりにくい、日本人の底力と「たおやかな強さ」、さらに「日本の空気感」を感じることができて、今回の出張中、私の中の「日本人血中濃度」が久しぶりに高まりました。マーケターにとって最も重要なことは、こうした「空気感」の認識と把握、さらに数字には現われにくい「生活者の本音への直観力」です。またビジネス面では、講演や書籍発行に関連して多くの新しい人たちとお目にかかるチャンスが生まれ、、さらにその後オンライン上の講演や書籍に関するブログやコメントの鋭さによって、私はかなり刺激をうけています。 米国生活やオバマ政権に関して、山ほど書くことがたまっていますが、まずは「ディスカバージャパン」の気分を最初に伝えたく、エントリしました。 日本に来て早一週間、その間に書籍の発行が始まり、書籍のプロモーション用のYouTubeのヴィデオ撮影、宣伝会議の編集長によるインタビュー、夫の引越しの手伝い、公私ともども様々な方たちとの大切な会食など、息つく暇もなく毎日が過ぎています。今日の午後、やっとホテルに入り、明日の日経NETMarketingのシンポジウムの特別セミナーの基調講演の準備に注力します。 その間、米国では、ファラ・フォーセットが亡くなり、さらにマイケル・ジャクソンが急死するという、ポップカルチャーのアイコン的な存在の死亡が伝えられています。さらに今日は、米国のインフォマーシャルのアイコン的存在であるBilly Mays(50歳)が急死したというニュースがありました。彼は、「Pitchman(ピッチマン)」と呼ばれるTVショッピングで製品を売り込んで多くのベストセラー製品を生み出した有名な人物です。死因は不明ですが、人の運命とは確かに明日をも知れないと実感します。 日本でCNNとかBBCを見ると、マイケルの死に関しては、「ブタのインフルエンザ騒動」と同様な感じで、朝から晩まで報道していますが、私も夫もマスメディアのこの極端な対応に対して、かなり冷ややかに見ています。確かに彼はポップカルチャーの巨星ですが、彼の後半生は幼児への性的な虐待や奇行、過激な整形手術、巨額の負債とか、実にタブロイドメディア的なアイコンで、なんともやりきれないものでした。メディアもあれほど彼に批判的であったにもかかわらず、彼のセンセーショナルな死に関しては、手のひらを返したように報道しているのを見て、「やれやれ」という感じです。 マイケルの死亡がオンラインに流れた瞬間から、Twitter、Facebook、芸能関係のサイト、ニュースメディアは、一時極端にアクセスしにくくなり、21世紀のオンラインユーザの関心が津波級になった時の怖さを、オンラインメディアは実感したようです。マイケルはグローバルなポップカルチャーのアイコンですので、全世界からアクセスがあり、そのモメンタムは、サイトのキャパを越えたようです。今後もこの手のことは起こるので、ライフラインでユーティリティとなっているオンラインは、ますますそのスケールと重要性を実感します。 |
大柴ひさみ日米両国でビジネス・マーケティング活動を、マーケターとして、消費者として実践してきた大柴ひさみが語る「リアルな米国ビジネス&マーケティングのInsight」 Categories
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